一人暮らしや高齢者向けのガスコンロの選び方と注意点
更新日:2020年08月28日
ガスの種類別!ガスコンロの違いと選び方
ガスには種類があり、物件を探す際にチェックするポイントでもあります。選び方を間違うと、後々後悔することになってしまったり、最悪の場合は買い直さなければならなくなってしまいます。今回は、ガスの種類と、ガスの使用状況に応じての失敗しないガスコンロの選び方を紹介します。
ガスの種類って?
ガスには大きく分けて【プロパンガス】と【都市ガス】があります。同じガスではありますが、原料と供給方に違いがあり、それによってそれぞれ性質や地域によって料金も異なります。賃貸物件でしたら入居前に書面やHPなどで確認ができますし、持ち家にお住いの場合も地域や条件によりますが乗り換えが可能です。
プロパンガス
プロパンガスは、プロパンとブタンガスを主成分として圧縮し液化したガスです。よくLPガスという文字も見かけますが、LPガスというのはプロパンガスのことです。Liquefied(液化された) Petroleum(石油) Gas(ガス)の略称でLPガスと呼ばれています。
特徴として、プロパンガスは空気より重いです。そのため、万が一ガス漏れした際は、下の方にガスが溜まるので、キッチンの下の方にガス漏れ警報器は取り付けられています。また、LPガスは天然ガスよりも熱量が高いのも特徴の一つです。
各家庭への供給方法は、LPガスのタンク容器を設置し、容器の中に充填されたLPガスを家の中に引き込んで使用します。容器内のLPガス残量は、ガス供給会社がコンピューターで管理しており、無くなる前に供給をするので、消費者はガスの残量を気にすることなく使用することができます。
都市ガス
都市ガスとは、メタンを主成分とする天然ガスです。特徴としては、都市ガスは空気より軽いです。そのため、ガス漏れ警報器はキッチンの上の方に設置されています。
また、都市ガスは、液化するために圧縮するだけでなく、「−162℃」まで冷やす必要があります。そのため、各家庭へ供給タンクなどに入れての運搬ができないので、大きなタンクからガス菅を使って気体のまま各家庭に供給されます。
状況別ガスコンロの選び方
一人暮らし
一人暮らしの方のガスコンロの選び方の基準は、やはり自炊の回数によります。料理好きな方や、節約のために毎日自炊するという方は、二口ガスコンロがです。汁物と炒め物など、同時に調理することができるので、二口あると便利です。値段での二口ガスコンロの選び方の基準は、一人暮らしなら1万5000円ぐらいまでの物がです。
自炊はほとんどしない、料理はせずお湯を温めたり、たまにちょっとした炒め物をする程度という方には、一口ガスコンロがです。値段での一口ガスコンロの選び方の基準は、大体3,000円〜5,000円です。
高齢者向け
高齢者の方の選び方のポイントは、やはり安全性になってきます。注意力の低下から、火の元による事故などの心配もあります。ガスコンロとは違いますが、IH電磁調理器がです。火を使わないので、火の元の不始末や引火などでの火事の心配もありません。
ただ、最近では安全ガスコンロという鍋や、調理器具を置かないと点火せず、持ち上げると弱火になり、袖口などへの引火を防げるようなタイプのガスコンロもありますので、高齢者の方のガスコンロの選び方としては、こういった機能のあるガスコンロを選ぶのがです。
賃貸物件
賃貸物件での選び方のポイントはまず、しっかり事前にガスの種類を確認しておくことです。都市ガスなのか、LPガスなのか、HPや書面に記載してあるところがほとんどですので、しっかり確認してから、それに合ったガスコンロの選び方を考えましょう。もし記載がなければ、不動産会社や大家さんに確認すればすぐわかります。
タイプ別!ガスコンロの選び方
初回公開日:2017年11月28日
記載されている内容は2017年11月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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