カーテンの寸法の測り方|レール/出窓/レース/横幅/高さ
更新日:2020年08月28日
カーテンの寸法の測り方
春に向けて、転勤や進学に伴って引っ越しをするご家庭も増える三月四月。今までの生活を一新するために転居を検討される方もおられることでしょう
引っ越す際、今まで使っていた家具をまとめて持っていきますが、毎回問題になるのが、転居先の窓の数と大きさに見合ったカーテンを選ぶことではないでしょうか。カーテンは家の雰囲気を決める大事な要素でもありますし、丈がちぐはぐだと見た目の印象も美しくありません。
今まで使っていたカーテンをそのまま使うことができるのが理想ですが、そうもいかない場合、きちんとしたカーテンの測り方を心得たうえで購入することが、新しい生活を気持ちよく始められる第一歩ともいえます。
今回は、さまざまなケースに合ったカーテンの寸法の測り方を見ていきましょう。測り方を少し気を付けるだけで部屋の雰囲気がとてもよくなりますし、自分の気持ちも上がること間違いなしです。
横幅の測り方
カーテンのサイズを測るうえで大事なポイントは、横幅と高さをきちんと把握することです。まず、横幅の測り方についてのポイントを見ていきましょう。
賃貸の場合、すでにカーテンレールがついている部屋がほとんどでしょう。横幅の測り方のポイントは、左右の端についている『固定ランナー』と呼ばれる、カーテンフックをかけるパーツの部分から測ることです。カーテンレールの端からではなく、固定ランナーから固定ランナーまでの幅を抑えておくことがポイントです。
カーテンレールの種類にもよりますが、少しおしゃれな洋風デザインのレールの場合、固定ランナーから先におしゃれなデザインが施されているカーテンレールもあります。横幅の測り方を間違えてその部分から測ってしまうと、カーテンの規定の横幅から多くはみ出してしまい、タックがきちんと計算されている既製品では、見た目の美しさが損なわれてしまいます。
高さの測り方
カーテンの高さの測り方での注意点を見ていきましょう。カーテンの丈をきちんと測ることはなぜ重要なのでしょう。
カーテンは長すぎて引きずっていても、短すぎて裾が足りなくてもみっともないので、窓の大きさに合ったカーテンの長さをきちんと図っておくのは大事なポイントです。
高さの測り方は、先ほど横幅の測り方でも出てきた『固定ランナー』が大事になってきます。まず、掃き出し窓の場合、固定ランナーの下の部分から床までのサイズを測りましょう。その上でカーテンの裾が床に当たらないように1~2cmほど引いた実寸のサイズのものを購入しましょう。出窓のカーテンの測り方に関しては後述します。
掃き出し窓のカーテンの場合、カーテンの裾が床に当たってしまうとホコリがたまる原因にもなります。見た目もダボついて美しくないので、きちんと測り方を知ったうえでカーテン選びに入るようにしましょう。
レースカーテンとの相性
カーテンを購入する際にどうしてもセットになってくるのがレースのカーテンです。プライバシーを守る点でも、日中に太陽の光が部屋の中に差し込んでくるようにする点でも重要なアイテムです。
レースのカーテンもいろいろな種類がありますが、どのような測り方をすればよいでしょうか。
基本的には、カーテンを購入する際に行った測り方と同じです。しかし気を付けたい点は、カーテンの長さよりもさらに1~2㎝短めのサイズを購入するということです。これによって、カーテンを閉めた際にカーテンの裾からレースのカーテンがちらちらと見えてしまうことを防げます。
ブラインド
欧米などによくみられるスタイルに、カーテンではなくブラインドを使用するものがあります。日本でも、見た目の美しさや掃除の手軽さから、カーテンの代わりにブラインドを利用するご家庭も多いことでしょう。
ブラインドは高さの調整は簡単にできますが、横幅はカーテンと違って手元に届いてから補正をするのが難しい商品ですので、正確な測り方をしたうえで購入することが必要です。
ブラインドを購入する際の測り方は、どのように窓にとりつけるかでも変わってきます。賃貸でもともとカーテンレールが備え付けてある家の場合は、先ほど横幅の測り方の項目で述べたように、左右の固定ランナーの長さを測るようにしましょう。これによって、取り付けがスムーズにすすみます。
カーテンレールの測り方
新築の家の場合、カーテンレールが備え付けられていない場合も考えられます。その場合は、カーテンを購入するより先にカーテンレールの設置をする必要があります。
カーテンレールの測り方をご説明しましょう。まずはカーテンレールを設置したい窓枠の幅を測ります。そののち、窓枠の幅に左右それぞれ5~10㎝、合計10~20㎝プラスした寸法がカーテンレールの長さとなります。これが基本のカーテンレールになります。
カーテンレールの長さを考慮する際、窓枠の幅だけでなく、設置する窓の近くに何があるかを考慮する必要もあります。エアコンのダクトや、エアコンそのものが窓の近くにある場合は、カーテンレールがぶつからないように工夫しましょう。
レールの種類
カーテンレールには、機能レールと呼ばれる一般的なものと、装飾レールと呼ばれる木や鉄などのおしゃれな素材でできているものや端にデザインが施されているものがあります。どちらを選ぶかで、部屋の雰囲気にも影響するので、自分でカーテンレールを選ぶことができる場合は、部屋のコンセプトを考えて選ぶようにしましょう。
カントリー調にしたい場合は、木でできた装飾レールがです。温かい雰囲気を出すことができますし、暖色系の色や花柄のカーテンとよく合います。
一方、鉄などの少し冷たい感じのする素材は、スタイリッシュな内装を目指している部屋によく合います。無地のカーテンやストライプ柄のものなど、部屋の雰囲気に合わせて落ち着いた感じのカーテンを選びましょう。カーテンの色も、暖色系より寒色系のものをチョイスすることでスタイリッシュな部屋の雰囲気作りができます。
注意点
初回公開日:2018年03月22日
記載されている内容は2018年03月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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