【種類別】キウイの育て方|種・苗から/プランター・棚
更新日:2020年08月28日
キウイの挿し木での育て方
キウイの挿し木は2とおりのやり方があります。
・休眠枝挿し:冬季に元気な枝を切って、ポリ袋に入れて5度の冷蔵庫で貯蔵します。その枝を2~3節に切って穂木とします。3月下旬~4月上旬になったら、穂木を発根しやすい土壌に挿します。5月から6月ごろになったら発根して、翌年の春には苗木として育てられるでしょう。
・緑枝挿し:6月から7月に、その年に出た新梢を休眠挿しと同じ要領で行います。緑枝は2~3枝で切り、葉の蒸散を防ぐため葉を1/2に切り除いて挿し木します。
休眠挿しと緑枝挿し共に共通することですが、キウイは乾燥が苦手なため、直射日光を避けて木漏れ日程度の柔らかい日差しが当たる場所で育て、定期的にかん水を行いましょう。
キウイの棚での育て方
キウイは、棚仕立ての育て方が一般的です。棚のサイズは2×2×3m位の大きさで、高さは1.8m必要になります。ぶら下がって実がなるので、棚の下にはスペースを確保した育て方をします。
キウイは、絡みつく力がとても強く、近くに木があれば伝って成長していき、木を絞め殺してしまうほどの生命力があります。そのため、家の柱に絡みつくと家が歪んだり傷める原因になるので、育て方に注意が必要です。
本格的に棚で育てるなら、しっかりとした頑丈な棚で育てて、お手入れを怠らない事が大切でしょう。鉢植えよりも多くの収穫が見込め、存分に楽しむ事ができる育て方でしょう。
キウイの育て方で使いたい肥料
キウイの用土は、肥えた水もちと水はけの良い土で育てます。果樹用の土を使うと簡単ですが、自分で配合する場合は赤玉土6:腐葉土3:川砂1の割合です。市販の園芸用培養土7:赤玉土3でも育てられます。
肥料は、3月、5月、11月に有機質肥料を規定量与えます。11月の時は、石灰を散布しておくと酸化を防ぎカルシウムの補給になります。
北海道でのキウイの育て方
関東より北の地方では、2~3月の春植えが良いでしょう。寒さに強いキウイですが、2年目までは寒冷地では枯れてしまうことがあるので注意が必要です。どうしても育てたいのであれば、ある程度育ったキウイを購入して庭に植えると良いでしょう。
キウイは生命力にあふれた植物
キウイの育て方はとても簡単でした。着果するまで時間がかかるので、なかなか実らないと悩む方も多いでしょう。初めてキウイを育てるなら、両性花の品種を選んで苗から育てると着果まで早くなります。また、本格的な棚での育て方から、お手軽プランター栽培までしょうかいしましたので、参考にしてください。
キウイは、水さえきちんと与えていれば、グングン成長して手入れを怠ると大変なことになります。着果までに時間がかかりますが、紹介した育て方で愛情をもって大きくしましょう。
初回公開日:2017年12月05日
記載されている内容は2017年12月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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