【種類別】マーガレットの育て方|鉢植え・地植え/切り戻し
更新日:2020年08月28日
種類別マーガレットの育て方
マーガレットとは、キク科モクシュンギク属に分類される低木の植物です。園芸では、モクシュンギクやモクシュンギクとの交配種、フランスギクなどの園芸品種をさします。カナリア諸島が原産の花で、開花期間が長いことや、育てやすいことから初心者にの花です。
マーガレットは苗か種から始めるのが一般的です。寒さに弱いため3~5月頃に鉢へ植え替えて育てるのが育て方のポイントの一つです。水はけのよい、アルカリ性の土を好むので、市販されている草花用の培養土を用意して、さらに苦土石灰や有機石灰を混ぜて1~2週間寝かせた土を用意しましょう。
苗よりも一回り大きな鉢を用意し、鉢の底に軽石と土を入れます。苗を取り出したら、鉢の真ん中に置いて周りを土で埋めます。こちが基本の育て方となります。それでは、種類別にマーガレットの育て方をみていきましょう。
モリンバ
モリンバはマーガレットンの中でも育てやすい品種です。性質は強健で大変育てやすく、手軽に花を楽しむことのできる、初心者向けの品種です。また、枝吹きがよく、大株になると美しい丸い株になってくれるのも特徴の一つです。
モリンバは耐久性にも優れています。暑く、湿気の高い日本の夏でも、水さえ切らさなければ、しっかりとした株のまま乗り越えることができます。少し涼しさを感じるようになる9月後半頃から、再び花芽をつけ始めてくれます。9月後半頃からつき始めた蕾は、10月、11月と開花に至り、寒さを感じる頃まで花を楽しむことができるでしょう。
チェルシーガール
チェルシーガールとはなんとも可愛らしい名前ですが、チェルシーガールの花はマーガレットの中でも、花がとても可愛らしく繊細です。チェルシーガールは、糸のような極端に細い葉をもつ品種です。原種のグラシレに非常に似ているので、区別をする際にはよく観察してください。立ち性で分枝しにくいのが特徴です。
基本的な育て方は、マーガレットの育て方と同じなのですが、チェルシーガールを育てる場合は、庭や大きな鉢植えに植えることをします。根もはりますし、水をあげ続けると大きな株になります。チェルシーガールは立ち性ですので、毎日の手入れが必要になります。
桃子
桃子とは名前でご想像できるように、ピンクの花が咲く品種です。薄いピンクの花もあれば、わりと濃いピンクの花もあり、株で植えてあると豪華で可愛らしく、目を惹きます。この桃子は、草丈をかなり伸ばしますので、ボリュームを抑えるためにも、毎日枝切りをしてあげてください。
ソレミオ
ソレミオは黄色の花を咲かせるマーガレットの品種です。マーガレットで黄色の花を咲かせるのは、珍しく、違う品種の中で育てていても、さし色になりの品種です。花言葉は、恋占い・美しい容姿・信頼・心に秘めた愛です。置き場所は日当たりと水はけのよい場所です。水やりについては、鉢土の表面が乾いたらあげるようにしてください。咲き終わったマーガレットの花はこまめに摘み取るのがポイントです。
ムーンライト
クリーム色の花を咲かせるムーンライトという品種のマーガレットがあります。こちらも日当たりがよく、水はけのよい場所で育ててください。暑い夏などでは、日陰や室内で管理するのが適しています。そのため、鉢植えで育てるのが、育てやすいといえます。
マーガレットの枯れた花の育て方
マーガレットに限ることではありませんが、適切な育て方をしていなっければ、花や葉、茎や根までもが枯れてきてしまいます。ここで、マーガレットが枯れてしまった場合、どのようにすればよいのかについて述べますので、ぜひ参考にしてみてください。
剪定
剪定とは、植物を育てるときに必ずついてまわる作業の一つです。剪定というのは、植物の不要な部分を切り取って整えることで、生育を促し、美しい姿に仕上げる作業のことを指します。マーガレットの育て方のポイントでも、この剪定が重要です。
マーガレットの花が枯れてしまった場合、色々な摘み方がありますが、まだ蕾がある季節では、花の茎が分かれている根本近くを剪定します。もう、蕾がなく、花も終わりに近づいているというときには、一番近くある葉の上で切ってください。
分枝まで葉がないときは、やはり分枝で剪定し、そのついでに色の変わってきている葉も一緒に切ってしまってください。もし、根詰まり(底から根が出てきている状態)していたら、剪定した後で、庭に植え変えるのも一つの手です。
また、花ではなくマーガレットの根本のあたりが枯れていたり、蕾が一部枯れて、触ると蕾が取れてしまったりするのは、その場の環境に合わせて、花が咲いているということなので、枯れてしまうのは仕方のないことです。より良いマーガレットの育て方は、日当たりの良い場所で育てることです。
冬のマーガレットの育て方
初回公開日:2017年11月27日
記載されている内容は2017年11月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。