【種類別】ユリの育て方|球根/ムカゴ/プランター/室内
更新日:2020年08月28日
種類別ユリの育て方
ユリは存在感があり華やかで、プレゼントなどにも喜ばれる花です。も高く、多くの種類のユリが日本でも育てられています。観賞用や贈り物などに、自分でユリの育て方を実践してみましょう。
ユリの花の育て方を知って知識を深めるとともに、育てることの楽しさや美しく咲いたユリを大切にすることで穏やかな時間を過ごすことができます。まずはユリにはどのような種類があるのか、またどのような育て方があるのかご紹介します。
オリエンタルハイブリッド系
オリエンタルユリというのは、日本だけに自生している固有種である6種類のユリを交配させて生まれたユリの品種のことを言います。日本原産のユリはヤマユリ、ササユリ、オトメユリ、タモトユリ、ウケユリ、スカシユリの6つです。
球根選びをきちんとすれば育て方は難しくはありません。オリエンタルハイブリッドは日陰での栽培が適しています。日陰過ぎても茎が柔らかくなってしまうので注意が必要です。やや酸性の土を好みますので石灰やピートモスを使ってpHを調整しましょう。
シュガーラブ
シュガーラブは名前のとおり優しいピンクとホワイトの色をした花で、コンパクトな草丈でブーケのように鉢植えで楽しむことができます。インテリアとしても楽しむことができるサイズですので鉢植えでの育て方がです。日当たりがよく風通しの良い場所を好むため、水はけのよい土を選んで育てましょう。
ソルボンヌ
オリエンタル系のユリであるソルボンヌは大輪で柔らかいピンク色の花が咲きます。香りも強く背丈も高いユリです。オリエンタルハイブリッド系ですので同じように水はけの良いやや酸性の土を選んで栽培しましょう。
モナリザ
モナリザは母の日のギフトなどでのある品種です。白い地の色にピンクの筋が印象的で、ふんわりとした香りがする大きな花は室内に飾れるほどの草丈であるため管理がしやすいユリです。プレゼントでもらったユリでもきちんと管理すれば次の年にも花を咲かせることができます。
カサブランカ
オリエンタル系の代表ともいえる花で真っ白で大輪の美しい花を咲かせます。香りも強く一週間ほど咲き続けます。つぼみがたくさんある場合は長くカサブランカを楽しむことができます。弱アルカリ性の土を好むので腐葉土と苦土石灰を混ぜた土を作ってあげましょう。
植え替えをする時には球根を殺菌剤につけて殺菌しておきましょう。ウイルスなどに浸食されないように掘り起こしから根の取り除きまで手作業で行うことが必要です。地植えの場合、分球するなどの必要性がない場合は掘り起こさなくても大丈夫です。
オニユリ
日本が原産地のオニユリはユリ科の多年草です。草の丈が1メートルから2メートルほどの大型植物で、花は20センチから25センチの香りのある橙色の花を咲かせます。育て方は球根から行いますが、種の代わりに「ムカゴ」と呼ばれる珠芽を葉っぱの付け根に生やします。オニユリはムカゴも球根部分(ユリネ)が食用になります。
育て方のポイントですが、オニユリの球根は乾燥を嫌うため、水はけのよい有機質が多く含まれている土を選んで植えます。粘土質の土は使わないようにしましょう。
テッポウユリ
リュウキュウユリとも呼ばれるテッポウユリは、丈夫な品種ですので、育て方をきちんとすれば栽培しやすいユリになります。水はけのよい土を好み、日当たりの良い場所での生育が向いています。すらっとして美しくひかえめな香りが特徴です。
ササユリ
ササユリは病気にかかりやすく、連作を嫌うため育てるのが難しい品種です。他のユリと育て方に違いはありませんが、地植えの場合でも鉢植えの育て方と同じように毎年植え替えを行う必要があります。植え替えの時には毎回新しい土を使うようにしましょう。害虫対策も忘れずにします。
ユリの球根からの育て方
初回公開日:2018年01月10日
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