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日本酒の平均度数・銘柄別の度数・焼酎やワインとの度数の違い

更新日:2020年08月28日

酒は昔から百薬の長と呼ばれ、適量なら緊張をほぐすなど薬にも勝るといわれてきました。自分にとっての適量とは?近年益々の日本酒の度数について、酔って失敗しないためにも日本酒の強さを知っておくことが大切です。銘柄や他の種類のお酒の度数についてもご紹介します。

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度数の低い美味しい日本酒の銘柄とは?

度数の高い日本酒には46度と驚くくらい高いものがありましたが、逆に度数が低くても美味しい日本酒の銘柄はなんというのでしょうか。度数が少ないと聞くと、日本酒が苦手な人も飲めるかなという気もします。

また日本酒を飲めるようになりたいという人も、度数の低いものから始めてみるのもいいのではないでしょうか。美味しくて度数の低い日本酒といえばどんな銘柄があるのがみてみましょう。

のある度数の低い銘柄の日本酒とは?

度数が低くて美味しい日本酒の銘柄は宮城の一ノ蔵(いちのくら)という酒蔵が作る「ひめぜん」が有名です。度数は8%で甘酸っぱい味わいで、冷やでも燗にしても美味しい清酒です。

その他に面白い名前の「抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)」という銘柄の日本酒があり、このお酒は京都伏見の月の桂という造り酒屋で作られています。こちらも度数は8%で、白ワインのような軽やかな味わいで冷やして飲むのがです。

度数の低い日本酒は軽くフルーティな味わいのものが多く、食前酒やデザート酒としても飲まれますが、美味しい料理にもよく合う食中酒が似合います。まだ日本酒を飲んだことがない人や始めてみたい方には、いきなり度数の高いものよりもこういった度数の低いものから飲み始めてみるのがいいでしょう。

日本酒の度数の高い低いの境目は?

度数が低い日本酒は「低濃度酒」や「低アルコール酒」とも呼ばれ、度数は13度以下のものを指し、平均8度前後の日本酒のことを言います。逆に度数の高いものは「高濃度酒」と呼ばれ、日本酒の平均度数14~16度より高い度数のものになります。

度数の高い低いは、日本酒の平均14~16度より高いか低いかでその違いがわかるということです。

辛口甘口という味別で日本酒に度数の違いがあるの?

日本酒はよく辛口とか甘口という言われ方をします。その辛口と甘口の味別で日本酒の度数の違いもあるのでしょうか。辛口と甘口は何が決め手となるのかからみていきましょう。

辛口甘口とは?

味別の度数に違いを見る前に辛口と甘口がどのように分けられるのかというと、日本酒に含まれる糖分の量によって違いが出てきます。

辛口とは糖分が少ないもの、甘口とは糖分が多いものという分け方になりますが、日本酒を作る段階で酵母が糖分を食べることでアルコール分が出されるということから、辛口はアルコール分が多い、逆に甘口はアルコール分が少ないということがわかります。

また味が甘く感じるか、辛く感じるかは糖分の多さだけでなく度数や酸の量によっても違ってくるので、表記が甘口と書いてあっても甘く感じるか感じないかはその人の舌によっても違うといえます。

つまり辛口はアルコール度数が高いもの、甘口は度数が低いものであるけれども、それぞれ人によって味覚は違ってくるので甘いか辛いかはまた別の話ということになります。

では外容器に書いてある+3とか-6などといったようなの数値はどのように決まるのでしょうか。

「日本酒度計」って何?

日本酒が甘口なのか辛口なのかを測るには「日本酒度計」という計測機器が使われます。日本酒度計は日本酒そのままを計測して日本酒度を測ります。日本酒度計には目盛りがついていてプラス側が辛さ、マイナス側が甘さを図れるようになっています。

日本酒度計の使い方は、日本酒の温度を15℃にして計測機器を浮かべて目盛りを読みます。糖は水よりも重く、アルコールは水よりも軽いという性質を利用しています。

日本酒度計が浮くほど甘口になる、つまりマイナスの数値が大きくなるほど甘口となります。逆に低く沈むほどプラスの数値が大きくなるので、プラスの数値が大きいほど辛口だということになります。

辛口の魅力とは?

日本酒が好きな人の中には「辛口信仰」と呼ばれる人もいて、お店などでは銘柄はわからなくても「辛口で」という注文をする人が多いといいます。「日本酒は辛口に限る」とは昔からよく言われていますが、一升瓶を一人で空にするぐらいたくさん飲む人は、日本酒が甘いと飽きてしまって飲めなくなるという理由があります。

度数も高くお酒を飲んでいるといった気持ちも味わえると同時に、強いお酒であることは間違いないでしょう。

辛口は時間をかけてじっくり発酵させて米の風味を感じられるお酒であり、スッキリとした味わいは料理を邪魔しないといったところが、辛口の魅力といえるでしょう。

甘口の魅力とは?

特に女性の日本酒好きの人に飲まれているのは、飲みやすい甘口の日本酒でしょう。「日本酒ブーム」といわれているのも、甘口を飲んでいる人が多くなったことがあげられています。

一口で甘口といっても日本酒は、日本酒度と酸度とアルコール度数の絡み合いによって味わいがもたれていて、日本酒度がプラスであっても甘口で美味しい日本酒はたくさんあります。

キリリとした辛口に近いものから、フルーティで飲みやすいものまで幅広く味わえる甘口は、通といわれる日本酒好きや初心者にも受け入れられる日本酒といっていいでしょう。

日本酒度

日本酒度を分かりやすいように表にすると次のようになります。日本酒の辛いか甘いかという味わいは人によって感じ方が違うものですが、日本酒度は容器のラベルに表記されていますので、日本酒を選ぶときの一つの目安とする事ができるでしょう。

辛口

+6以上+3.5~+5.9+1.5~+3.4
大辛口辛口やや辛口
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初回公開日:2017年11月01日

記載されている内容は2017年11月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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