ウニの旬|ウニの種類5つ・旬の時期/旬のウニの食べ方3例
更新日:2020年07月05日
地方別のウニの旬の時期
ウニの種類別の旬の時期は、バフンウニは3月~4月、ムラサキウニは6月~8月、エゾバフンウニは7月~8月、アカウニは9月~10月、キタムラサキウニは9月~11月が一般的の旬の時期です。
ですが、地方での旬の時期は、海産資源の保護の観点から禁漁期間が設けられていたり、その地方の海流や海水温の影響によって一般的な旬の時期とは違ってきます。
そんな、地方別のウニの旬の時期についてご紹介していきます。
北海道
北海道産のウニは、海産資源保護の観点から水揚げをして良い時期と、採ってはいけない時期が決められいます。禁漁の時期は、ウニの産卵の時期と重なっていますので、北海道産のウニは禁漁前が一番おいしい旬の時期と言えます。
同じ北海道内でも、太平洋に面した襟裳の辺りでは1月~3月が旬の時期です。オホーツク海に面した地方の羅臼は2月~5月、雄武は4月~6月、枝幸は5月~7月とオホーツク海側では旬の時期に違いがあります。
礼文島や小樽、積丹古平といった日本海に面した地方では、6月~8月が旬の時期となり、北海道内でも地域によってウニの旬の時期が違います。
東北
同じ東北地方でも、太平洋側と日本海側とで違いがありますが、三陸地方のウニの旬の時期は、6月中旬から8月初旬になります。三陸地方で水揚げされるウニは「キタムラサキウニ」という種類で、北海道で水揚げされるエゾバフンウニに比べ、身が黄色に近く上品な味わいで日本人に一番親しまれているウニと言われています。
同じ東北地方でも、地理的に北の位置となる青森県で採れるキタムラサキウニやエゾバフンウニの旬の時期は、4月から6月とやや早めとなる傾向があります。
北陸
北陸では、5月から6月が旬と言われていますが、その中でも越前ウニと呼ばれる福井県産のウニは、7月下旬から8月中旬が旬の時期とも言われています。主な種類は、バフンウニになります。また、福井県では生ウニとは別に、冬から初夏に採れたものを塩漬けにして加工・保存されます。塩蔵保存された塩ウニは、越前(現在の福井県)の名産品として有名です。
瀬戸内沿海
瀬戸内といっても、東は近畿圏から西は九州中国地方と広範囲になります。山口県は8月がウニの旬の時期とされています。アカウニやムラサキウニ、バフンウニといったところが主な種類となります。
中でも、透明度の高い海として知られる山口県の北浦の海で採れる「北浦うに(アカウニ)」は、小粒で濃厚な味わいが特徴的です。漁獲量もほとんど少なく、県外へ出回ることもないため地元でしか味わえない味です。
九州(沖縄含む)
ムラサキウニは4月上旬から7月中旬、アカウニは9月から10月初旬に旬を迎えます。アカウニは日本固有種で、太平洋側の日本各地に生息しているのですが、地元で消費されてしまうことがほとんどのためか、東日本ではあまり見かけません。
同じ九州地方でも熊本県の天草地方では、6月から9月がアカウニ、10月から翌年2月がガンガゼがそれぞれ旬と同じ九州でもやや時期がずれます。また、この地方のムラサキウニの漁解禁となるのは、3月上旬となっており九州で一番早くウニが堪能できます。
旬のウニのおいしい食べ方
旬を迎えたウニが手に入ったときにどういった食べ方がおいしいのでしょうか。クリーミーな甘味がとろけるウニはお酒との相性抜群です。好みの調理法でおいしく食べてください。
生ウニ(殻割)
ウニは溶けやすく形がすぐに崩れてしまうため、箱に入っているウニはミョウバンを使って加工して形を保っています。生ウニは殻を割る作業が大変ですが、ミョウバンにつけられていない本来のウニの甘さを味わうことができます。
焼きウニ
初回公開日:2017年09月27日
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