「おじさん」とはどんな魚?|人気の食べ方とおすすめレシピ5選
更新日:2022年04月11日
「おじさん」とはどんな魚?
みなさんは「おじさん」を知っていますか。親戚や近所のおじさんのことではありません。実はお魚の中に「おじさん」と呼ばれるものがいます。
「おじさん」はスズキ目ヒメジ科のお魚で、主にインド洋や西太平洋などのサンゴ礁や岩礁に生息しており、日本でも千葉県以南の太平沿岸や山口県以南の日本海側から沖縄にかけて見られます。名前からはどんなお魚なのか想像がつかない「おじさん」についてご紹介します。
実は高級魚
「おじさん」は、なかなか味の良いお魚です。近縁種のヒメジがフランス料理の食材に使われることもあるので「おじさん」も高級魚扱いされることもありますが、沖縄では古くから一般的な食用魚として親しまれており、さほど高級魚というわけではありません。
温かい地域では比較的メジャーな魚ですが、それ以外では流通量はあまり多くないので、希少性と味の良さから、近年は価値が上がり高値で取引されることはあります。
名前の由来と正式名称
「おじさん」の名前の由来は、一般的には顔に人間のおじさんのようなひげがあるので、そのまま「おじさん」になったと言われています。「おじさん」はいわゆる地方名や俗称のようですが、実は正式な和名です。
英語では「Five-barred goatfish」と言い、「Five-barred」は「五本の縞」、「goat」は「ヤギ」という意味で、英語でもヤギのようなひげがある魚という名前になっています。
「ババア」や「オバサン」もいる!?
冗談のようですが「ババア」や「オバサン」と呼ばれるお魚もいます。「ババア」は日本海やオホーツク海に生息する「タナカゲンゲ」という深海魚の俗称、「オバサン」はヨシキリザメの俗称です。
「ババア」は顔がそのままおばあちゃんに似ているところからそう呼ばれています。食用としてお刺身や鍋物の具として利用されます。「オバサン」もまた、やはり顔つきがおばさんのようなのでそう呼ばれるようになったと言われています。
高級魚「おじさん」の人気の食べ方
近年、市場価値が上がり高級魚の仲間入りをしつつある「おじさん」ですが、地域によっては古くから食用魚として親しまれてきたお魚なので、さまざまな料理に姿を変えて食卓に上ります。
「おじさん」にはどんな食べ方があるのか、人気の料理をご紹介します。
1:揚げ物
初回公開日:2018年12月05日
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