防蟻処理にかかる平均費用・処理方法|処理範囲/薬剤
更新日:2020年08月28日
ベイト工法とは、(社)日本しろあり対策協会が名付けた名称で、家庭でも簡単に行うことができる処理方法です。シロアリに駆除剤入りのエサを侵食させてシロアリ集団を死滅させる処理方法です。
主にホウ酸使われている
最近で主に防蟻処理で使用されている薬剤が自然素材「ホウ酸」です。シロアリにホウ酸は効果があるのですが、人間やペットには安全な薬剤です。また、効果の持続もあることからホウ酸系の薬剤が多く使われるようになっています。
防蟻処理の建築基準法
日本の建築基準法で木造建築の場合は、地面から1mの柱や土台などの構造耐力上主要の部分にはシロアリ対策をしなければいけないと定められています。
その防蟻処理の薬剤は従来だと神経毒性を持っている農薬系の有機薬剤が使用されていましたが、建築基準法の改正で現在では30年以上効果があるとされているクロルデンや5年以上効果があるクロルピリホスなど効果が長期間持続する農薬は禁止されています。
防蟻処理が必要な範囲
シロアリは暖かく湿度の高い場所を好みます。そして、一度居心地がいいとわかると家を食い荒らしてしまいます。室内では、狭い床下や換気が不十分で風通しが悪い部屋や洗面所・結露が溜まりやすい場所にシロアリは発生します。
また、古い建物が立ち並んでいる住宅エリアではシロアリも多く生息しているので、自身が新築を建設する場合はシロアリ対策をする必要があります。
新築では1m?
上記で防蟻処理の建物基準法をご紹介していますが、新築する場合には建物基準法に基づいて建設しなければいけません。地面から1mの構造耐久力上主要部には、シロアリを防止する対策をしなければいけません。
近年では、ハウスメーカーで独自に開発した防蟻処理をしている所が多いのですが、念のために新築を建てるときは、「防蟻対策をどうようにしているのか?」「何年の保証があるのか?」などの確認をしておくようにしましょう。
DIYで出来る防蟻処理のやり方
シロアリが発生してしまうと家の土台や柱などを食い荒らし家の寿命を短くしてしまいます。シロアリを見つけた時は業者に頼むのが一般的でしたが、最近ではホームセンターなどで防蟻処理できる処理剤や薬剤が販売されているので、自分でdiyで防蟻処理を行う人も増えてきています。
春~夏にかけて大量の羽蟻を見たり、床がギシギシと軋むなどの症状が起こった場合は、シロアリが生息している可能性があります。diyで防蟻処理をする場合は、まずは確実にシロアリがいるのか確認するのが先決です。
やり方としては、シロアリの巣を探すためにお風呂場や洗面所・キッチンなどの水廻りの床下に潜り周辺を点検することです。シロアリの巣は、土中や壁の中などにあるので蟻の通り道がないか確認するようにしましょう。
シロアリの巣の確認ができたら、防蟻処理を行います。下記で処理剤や薬剤をご紹介するので参考にしてください。
防蟻処理に処理剤・薬剤
防蟻処理の処理剤や薬剤は、数種類あります。その中からdiyに処理剤とやり方・効果などを説明します。
ベイト工法のやり方と効果
ベイト工法は上記の防蟻処理法でご紹介していますが、diyで防蟻処理を行うにはこの方法が誰でも簡単にできるので方法になります。
やり方は、ステーションと呼ばれる容器を埋設してシロアリが生息しているのか監視するシステムなので、ステーションを家の床下などに埋めるだけで行えます。ステーション内には、シロアリが好む木材を入れてあるので、食害した場合は毒餌をセットすることで駆除できる簡単な方法です。
処理剤・薬剤
「シロハリハンター」シロアリハンターは、本剤1個でヤマトシロアリの巣を壊滅することができます。有効成分が神経系の殺虫剤ではないので人や犬・猫などに危険がなく安全なので使いやすいです。そして、使い方もシロアリが出没しやすい場所に穴を掘って埋めるだけなので簡単に使用することができます。
木部処理のやり方と効果
初回公開日:2018年01月25日
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