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2018年04月11日

値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

家賃は家計の中で最も多くを占める支出です。家賃交渉が成功すれば生活にゆとりを持つことができます。できることなら家賃値下げを実現させたいと誰もが思うことでしょう。今回は、家賃交渉を成功させるためのポイントを紹介していきます。

値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

値下げの家賃交渉の相場

値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

マンションなどに住んでいて、更新の時期が近付いてきた時に真っ先に頭に浮かぶのが、更新料やこのまま同じ金額の家賃を払い続けていくのかどうか、ということではないでしょうか。

ここでは、値下げの家賃交渉の相場について詳しく紹介していきます。

家賃交渉の権利

家賃交渉は無理という言葉も聞きますが、ルールに基づいた訴えであれば借主も家賃交渉の権利を持っていると言えます。「借地借家法」では賃貸増減請求権が認められています。

どういうものかと言いますと、周辺の同等の条件の物件に比べて家賃に差がある場合は家賃交渉することができる、という賃借料に対する権利です。この権利があることで、貸主側も周辺の家賃との比較によって家賃を上げることができますが、借主側も家賃の値下げを願い出ることができます。

5000円など切りのいい金額

値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

契約前の家賃交渉であれば、物件がとても気に入ったことを伝えてみましょう。その上で、「あと○○円安かったら決めようと思う」など明確な金額を提示することが必要です。

交渉時には「だいたいいくら」などの曖昧な表現ではなく、現実的な条件を告げ、はっきりとした金額を言い切ることが大切です。

そのような時は値下げ金額を5,000円、10,000円など切りのいい金額を提示してみたくもなりますが、安易な考えで交渉してみても成功にはつながりません。値下げ相場というものを知る必要があります。

周辺の家賃相場を調べてみて希望の物件の家賃が高いようであれば、交渉の余地があります。

家賃から割り出す値下げ相場

家賃交渉を考えるなら、事前準備として家賃の値下げ相場を知ることは大切です。値下げ相場は賃料の5%と言われています。8万円の家賃でしたら4,000円下げられる可能性があるということになります。

ただし、全てに当てはまるとは限りません。部屋に対して何かしらのマイナスポイントを見つけることができれば、それ以上の値下げの可能性があります。入居後の家賃交渉も可能ではありますが、入居直前に交渉してみることが大切です。

また、敷金・礼金が0円の物件を見かける時があります。これは入居してもらうための大家の対策である場合が多いので、交渉しやすい物件と言えます。

マイナスポイントを調べる

値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

気になる物件にマイナス要素がないか注意深く調べましょう。値下げ交渉にはそれなりの根拠が必要です。人気物件・条件良好の物件の交渉は難しいと考えましょう。

駅やバス停、商店街から遠い、日当たりや風通しが悪い、隣人、周りに工場などのマイナス環境がないか、騒音はどうか、水回りの不具合などの細かい部分ではいくらでもあります。物件の質がどこか納得いかないものでしたら、安くなる可能性があります。

伝える際には、「少し古さを感じているが、駅も近いので住んでみたい」「駅から遠いが、家賃も安く、静かで環境がいいので長く住みたい」など、マイナス要素をフォローする伝え方でこちらの考えを言うと相手から承諾してもらい易くなります。

家賃交渉のタイミング

値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

皆さんは、家賃の交渉において適切な時期があることをご存知でしょうか。契約前、更新前、更新時以外にわけて家賃交渉のタイミングを紹介します。

契約前の家賃交渉

契約前の家賃交渉で値下げができればベストです。そのためにはしっかり下調べしてみましょう。調べるのは周辺の家賃相場、そのマンションの別の部屋の家賃が低くなっていないか、居住前に見つけられそうなマイナス要素、その部屋の空き室期間です。

家賃相場を知って、周辺の物件より高い場合はその旨を伝えてみましょう。人気物件を交渉に持ち込むのは無理がありますが、マイナス要素イコール交渉の余地があるということになります。

また、空き室期間が3カ月以上であれば家賃交渉できると判断して大丈夫でしょう。ただし、強引な家賃交渉は審査の障害になる可能性がありますので、コミュニケーションを取りながらの交渉にしましょう。

値下げに繋がる理由がなくては、基本的には家賃交渉は難しいと心得ましょう。

更新前の家賃交渉

もう一つのチャンスの時は契約更新前です。更新前には、同じマンションの部屋の家賃が下がっていないか調べてみましょう。ただし、家賃交渉時に他の部屋の家賃が下がっていることには、触れないようにしておきましょう。わざわざ口にしなくても、相手は家賃の差を思い浮かべることでしょう。

また、引っ越した人が近隣にいた場合も、その後の部屋の空き室期間などを把握しておくのも良いでしょう。契約前と同様、3カ月以上空き部屋になっているようなら家賃交渉に踏み切ると有利です。

このような時、近所の人の顔も知らないというのは情報不足を招きます。そのため、近所の人と情報交換しておくことも大切です。

更新時以外の家賃交渉

可能であれば、契約する時期を選んで家賃交渉すると良いでしょう。物件が出回りやすい繁盛期は、家賃交渉に不向きです。この時期はゆとりがある場合など、貸主は値上げも考えることがありますから、控えた方が得策です。

1月~3月が繁盛期に当たるので、この時期は難しいと言えます。4~6月は徐々に動きが収まってくる時期です。空き室がある大家は焦りを感じ、家賃交渉に応じてくれる場合もあります。まずまずの時期といえるでしょう。

7~8月は異動が少なく閑散期に当たるので、家賃交渉に向いている時期です。9~10月は動きが出て物件は充実しますが、その分交渉には難しい場合もあります。11月~12月は繁盛期の前なので、場合によるでしょう。

基本は、需要の少ない時期を狙うことです。つまり、最も家賃交渉の成功率が高まるのは夏季でしょう。また、引っ越しで入居者が減っている時期も家賃交渉にはチャンスの時です。

家賃交渉の失敗体験談

値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

スムーズに家賃交渉が進めば何も言うことはありません。ですが、中にはトラブルや思うように交渉が進まずに失敗に終わることもあります。

ここでは、家賃交渉の失敗体験談を色々と紹介していきます。

失敗を招く言葉

「家賃、もう少しなんとかならないですか?」この言葉は失敗を招きます。値下げ理由がはっきりわからず、あいまいな訴えになってしまっているからです。あからさまな値切りの態度も良くありません。また、物件の老朽化についてははっきりとは言わない方が無難でしょう。

一方的な態度では交渉の失敗を招きます。この物件が気に入っている、このまま住んでいきたいという姿勢を見せながら家賃交渉していくのが良いでしょう。また、居住している間のトラブルは不信感を高め、失敗を招いてしまいます。普段の行動にも気をつけましょう。

引っ越しという切り札

「このままの家賃では引っ越ししなくてはならない」と切り出す方法があります。ですが、家賃を理由に引っ越しをしてもさらに費用がかかるばかりです。

あまり現実的な理由とは言えず、説得力に欠けています。伝えるのであれば、他の値下げ交渉の要素と一緒に伝える必要があります。

切り札的な言葉は前面に出してしまうとうまくいきません。最初から出してしまわず、ここぞのタイミングで使う方が良いでしょう。

家賃交渉のコツとは?

値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

家賃交渉に挑むにも少なからずポイントがあります。これを知った上で交渉に臨めば、交渉成立となる可能性は高まるでしょう。ぜひ参考にしてください。

信頼関係を築く

家賃交渉は、信頼関係の上に成り立つと言っても良いでしょう。貸主にとって良い借主だと判断されれば、聞く耳を持ってもらえます。自分の就業状況や普段の生活態度も重要になってきます。

長期間部屋を借り普段の生活態度が良ければ、信頼関係を高められます。ゴミ出しなど共同生活のルールを守り騒音などの問題を起こさず優良契約者と思われることで、こちらの意見も聞き入れてもらいやすくなります。

管理会社や大家とつながりを持つ

管理会社に家賃交渉ができるのは、その会社が管理している自社物件に限ります。不動産会社が仲介している物件は家賃交渉ができません。大家とのつながりがないので、交渉が不可能です。

自社物件ですと大家の方針もわかっているので、相談に乗ってくれる場合があります。大手不動産会社であれば自社物件を多く持っていますが、小規模不動産会社ではほとんどが仲介物件ということが多いです。

家賃交渉が難しい場合、管理費を下げてもらうという方法もあります。この場合、自社物件なら融通が利きます

また物件によっては、大家が近くに住んでいてちょくちょく顔を合わせる場合もあります。このような場合は、大家とコミュニケーションを図る絶好のチャンスです。

年配の大家なら年末年始の挨拶やいただき物のおすそ分けなど、昔ながらの接し方が喜ばれます。良い契約者として長く住んでもらいたいと思われることでしょう。

言葉選びのテクニックで家賃交渉に挑む

口頭での家賃交渉はコミュニケーション能力が物を言います。ちょっとした言葉遣いでその後の結果にも大きく影響します。

交渉時には、最初に少し厳しめの条件を伝えた後、条件を緩めて反応を見る、という方法があります。少し値下げ金額を高めに出して、後から妥協案として希望の金額を出すことで、一度断られた後でも成功率が高まります。

また、交渉事においては勝とうとしてはいけません。こういう態度で始めると、お互いに勝とうとしてしまうのでうまくいきません。お互いの利益が得られそうなポイントを探る姿勢が大切です。

説得するためのデータや証拠も大切です。良く調べ、相手に不利な情報を切り札として時々使いましょう。契約前であれば、物件がとても気に入ったことを伝えた後で、「あと○○円安かったら決めたい」と明確な値段交渉に持ち込むのも良い方法です。

家賃交渉の文書やメールの書き方・雛形

値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

家賃交渉は家賃収入を当てにしている大家、貸主の同意が必要です。上から請求する形ではなく、お願いする形の文書にしましょう。まずは、普段お世話になっていることへのお礼とビジネス上の挨拶から書き始め、この物件が気に入っているということも伝えてみましょう。

そして、近年の経済状況など客観的に見て、家賃交渉が妥当だと思われる事由も書いてみましょう。その上で、自分の置かれている状況を伝えます。

自分の置かれた経済状況にも触れ、「何卒ご支援を賜りますようお願いいたします」などの礼儀を尽くした文章にしましょう。こちらの経済状況を一方的に書き連ねるなど、自分の都合中心に書かないことも重要です。

家賃交渉の文書の基本形式

ビジネス文書としては、次のような形式を参考にしてみてください。

・用紙の右上に発信日を記入、用紙の左上には宛名を記入します。(この場合、管理会社名であるなら御中をつけ、個人名が入る場合は役職名と氏名に様をつけます。)

・発信者情報を記入します。氏名、住所、物件名、部屋番号を書きます。

・お願いごとが明確にわかる「家賃見直しのお願い」などのタイトルをつけます。

・前文には時候の挨拶、感謝、陳謝などの挨拶文を入れます。

・物件名と住所を記入します。

・現在の家賃を記入します。

・改定希望家賃を記します。

・改定希望時期を「○年○月分より」などを明記します。

家賃交渉には事前調査とコミュニケーションが大切

値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

家賃交渉では、こちらの要望をやみくもに伝えるだけでは値下げ交渉は成立しません。人間同士のやりとりですから、最終的にはコミュニケーション能力が必要になってきます。

こうした交渉ごとには得手不得手がありますが、ポイントを外さないように心がけて試してみる価値はあります。相場や物件の事前調査を怠らなければ、ある程度の値下げが成功する率も高まることでしょう。タイミングを見計らって挑戦してみてはいかがでしょう。

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