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値下げの家賃交渉の相場・タイミング・コツ・失敗体験談

更新日:2020年08月28日

家賃は家計の中で最も多くを占める支出です。家賃交渉が成功すれば生活にゆとりを持つことができます。できることなら家賃値下げを実現させたいと誰もが思うことでしょう。今回は、家賃交渉を成功させるためのポイントを紹介していきます。

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スムーズに家賃交渉が進めば何も言うことはありません。ですが、中にはトラブルや思うように交渉が進まずに失敗に終わることもあります。

ここでは、家賃交渉の失敗体験談を色々と紹介していきます。

失敗を招く言葉

「家賃、もう少しなんとかならないですか?」この言葉は失敗を招きます。値下げ理由がはっきりわからず、あいまいな訴えになってしまっているからです。あからさまな値切りの態度も良くありません。また、物件の老朽化についてははっきりとは言わない方が無難でしょう。

一方的な態度では交渉の失敗を招きます。この物件が気に入っている、このまま住んでいきたいという姿勢を見せながら家賃交渉していくのが良いでしょう。また、居住している間のトラブルは不信感を高め、失敗を招いてしまいます。普段の行動にも気をつけましょう。

引っ越しという切り札

「このままの家賃では引っ越ししなくてはならない」と切り出す方法があります。ですが、家賃を理由に引っ越しをしてもさらに費用がかかるばかりです。

あまり現実的な理由とは言えず、説得力に欠けています。伝えるのであれば、他の値下げ交渉の要素と一緒に伝える必要があります。

切り札的な言葉は前面に出してしまうとうまくいきません。最初から出してしまわず、ここぞのタイミングで使う方が良いでしょう。

家賃交渉のコツとは?

家賃交渉に挑むにも少なからずポイントがあります。これを知った上で交渉に臨めば、交渉成立となる可能性は高まるでしょう。ぜひ参考にしてください。

信頼関係を築く

家賃交渉は、信頼関係の上に成り立つと言っても良いでしょう。貸主にとって良い借主だと判断されれば、聞く耳を持ってもらえます。自分の就業状況や普段の生活態度も重要になってきます。

長期間部屋を借り普段の生活態度が良ければ、信頼関係を高められます。ゴミ出しなど共同生活のルールを守り騒音などの問題を起こさず優良契約者と思われることで、こちらの意見も聞き入れてもらいやすくなります。

管理会社や大家とつながりを持つ

管理会社に家賃交渉ができるのは、その会社が管理している自社物件に限ります。不動産会社が仲介している物件は家賃交渉ができません。大家とのつながりがないので、交渉が不可能です。

自社物件ですと大家の方針もわかっているので、相談に乗ってくれる場合があります。大手不動産会社であれば自社物件を多く持っていますが、小規模不動産会社ではほとんどが仲介物件ということが多いです。

家賃交渉が難しい場合、管理費を下げてもらうという方法もあります。この場合、自社物件なら融通が利きます

また物件によっては、大家が近くに住んでいてちょくちょく顔を合わせる場合もあります。このような場合は、大家とコミュニケーションを図る絶好のチャンスです。

年配の大家なら年末年始の挨拶やいただき物のおすそ分けなど、昔ながらの接し方が喜ばれます。良い契約者として長く住んでもらいたいと思われることでしょう。

言葉選びのテクニックで家賃交渉に挑む

口頭での家賃交渉はコミュニケーション能力が物を言います。ちょっとした言葉遣いでその後の結果にも大きく影響します。

交渉時には、最初に少し厳しめの条件を伝えた後、条件を緩めて反応を見る、という方法があります。少し値下げ金額を高めに出して、後から妥協案として希望の金額を出すことで、一度断られた後でも成功率が高まります。

また、交渉事においては勝とうとしてはいけません。こういう態度で始めると、お互いに勝とうとしてしまうのでうまくいきません。お互いの利益が得られそうなポイントを探る姿勢が大切です。

説得するためのデータや証拠も大切です。良く調べ、相手に不利な情報を切り札として時々使いましょう。契約前であれば、物件がとても気に入ったことを伝えた後で、「あと○○円安かったら決めたい」と明確な値段交渉に持ち込むのも良い方法です。

家賃交渉の文書やメールの書き方・雛形

家賃交渉は家賃収入を当てにしている大家、貸主の同意が必要です。上から請求する形ではなく、お願いする形の文書にしましょう。まずは、普段お世話になっていることへのお礼とビジネス上の挨拶から書き始め、この物件が気に入っているということも伝えてみましょう。

そして、近年の経済状況など客観的に見て、家賃交渉が妥当だと思われる事由も書いてみましょう。その上で、自分の置かれている状況を伝えます。

自分の置かれた経済状況にも触れ、「何卒ご支援を賜りますようお願いいたします」などの礼儀を尽くした文章にしましょう。こちらの経済状況を一方的に書き連ねるなど、自分の都合中心に書かないことも重要です。

家賃交渉の文書の基本形式

ビジネス文書としては、次のような形式を参考にしてみてください。

・用紙の右上に発信日を記入、用紙の左上には宛名を記入します。(この場合、管理会社名であるなら御中をつけ、個人名が入る場合は役職名と氏名に様をつけます。)

・発信者情報を記入します。氏名、住所、物件名、部屋番号を書きます。

・お願いごとが明確にわかる「家賃見直しのお願い」などのタイトルをつけます。

・前文には時候の挨拶、感謝、陳謝などの挨拶文を入れます。

・物件名と住所を記入します。

・現在の家賃を記入します。

・改定希望家賃を記します。

・改定希望時期を「○年○月分より」などを明記します。

家賃交渉には事前調査とコミュニケーションが大切

家賃交渉では、こちらの要望をやみくもに伝えるだけでは値下げ交渉は成立しません。人間同士のやりとりですから、最終的にはコミュニケーション能力が必要になってきます。

こうした交渉ごとには得手不得手がありますが、ポイントを外さないように心がけて試してみる価値はあります。相場や物件の事前調査を怠らなければ、ある程度の値下げが成功する率も高まることでしょう。タイミングを見計らって挑戦してみてはいかがでしょう。

初回公開日:2018年04月11日

記載されている内容は2018年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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