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障子の張替えについて|方法/道具/料金相場/コツなど

更新日:2020年08月20日

障子の張替えって、難しそうなイメージがありますが、この頃の障子は不器用さんでも上手く張替えることができる素材のものや色々な柄や色のものが販売されています。自分の好みや貼りやすいものなどを選んで、障子を自分で張替えてみませんか?

障子の張替えについて|方法/道具/料金相場/コツなど

障子の張替え方、知っていますか?

今年ももう折り返し地点を過ぎ、暑さも過ぎ、秋風が吹くようになってきました。まだもう少し先になりますが、今年の大掃除は、普段より念入りに掃除しますか、それとも普段よりちょっぴり掃除するだけにしますか。

こちらでは、大掃除に向けて、今年は障子を張替えを検討されている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。参考にしていただければ嬉しいです。

一般的な紙素材の障子の張替え方は?

この頃ではいろいろな素材の障子紙が使われるようになりましたが、昔から使われている紙素材の障子紙の張替え方について、ご紹介します。

障子を破けた部分だけ張替えられる?

パッと見て、障子の一カ所だけ破けていたり、子どもがいたずらで穴を開けたようなちょっとした穴があるお宅もあるでしょう。その障子の破けた部分だけ張替える方法ってあるのでしょうか。いい方法があるのでご紹介します。

破けた部分に、100均などで売っている障子補修グッズでシールをぺったんと貼るだけのグッズもいいですが、いかにも破けた部分を隠している形になります。気になる方は、格子のひとマスを切り取って張替えしましょう。

まずは、破けた部分をカッターでひとマス切り取ります。このとき、障子の桟を傷つけないよに切り取りましょう。切り取ったら、桟にかかるくらいの大きさに新しく貼る障子紙を切ります。新しく貼る障子紙は、桟の外側にはみ出さないように糊をつけてください。これで、一見、障子が破けていないように見えます。

一部分だけ修正したいときには、簡単にできますので、もし、お客さんが急に来ることが決まったときには、急いで作業することができて便利です。

障子紙の剥がし方

一部分だけの障子の張替えは簡単ですぐにできますが、全体的に一枚の障子を張替える時、なかなか労力が必要です。心してかかりましょう。

まず、障子を張替える前に古い障子紙を剥がしていかなければいけませんが、その際、障子を踏んで桟を折ってしまわないように、広い場所で作業しましょう。また、水を使うので、濡れてもいいようにブルーシートやビニール、新聞紙などを引いて床を保護しましょう。

準備が出来たら、障子を取り外し裏返して置きます。水を含ませたスポンジや布、タオルなどで桟部分を濡らします。濡らすことで、桟と障子紙をくっつけている糊を浮かせます。糊が浮いてくると障子紙も剥がしやすくなるので、しばらく時間をおいて、糊が浮くのを待ちましょう。

5分~10分ほど置くと糊も浮き、障子紙も剥がしやすくなるので、ゆっくり丁寧に剥がしていきます。途中、剥がしづらいところがあれば、再度軽く水で湿らせましょう。

古い障子紙が剥がれたら、桟をキレイにします。水を付けた布やスポンジで優しく擦り、残っている糊や紙を落とします。桟を傷つけないように丁寧にしましょう。

剥がし終わったら、しっかりと乾燥させましょう。ただし、直射日光に当ててしまうと、桟が反ってしまうかもしれませんので、出来れば風通しの良い場所で、半日ほど干しましょう。

剥がし終わったら、障子紙をはる。

障子紙をキレイにはがし終わって、乾燥させたら、次は障子紙を貼りましょう。一番緊張する大事な部分ですが、落ち着いて丁寧にやれば大丈夫です。

ここでは普通の障子紙の貼り方を紹介します。準備するものは一般的な障子紙と糊、カッターと定規、あればマスキングテープを準備してください。準備が出来たら、貼っていきます。

まず、障子紙を片方の桟にマスキングテープで、仮に貼り付けます。続けて、桟に糊をつけていきます。丁寧に塗り残しがないように糊を桟へ塗っていきましょう。すべての桟に糊を塗り終えたら、片側に仮止めしておいた障子紙を転がして貼り付けていきます。転がしながら、手や使用していないきれいな刷毛で桟と障子紙をつけるように軽くなでて接着します。貼り終えたら、余分な障子紙をカッターで切ります。定規を使って、キレイに真っすぐ切りましょう。

障子紙を貼り終えたら、あとは乾燥させるだけですが、乾燥後もたわみが見られれば、軽く霧吹きで水をかけることをおススメします。

素材別、障子の張替え方

最近の障子は障子紙以外の障子も多くあります。プラスチック素材の障子紙や布など種類もいろいろです。その場合、普通の障子紙と少し扱い方が違うようです。その素材に合った張替え方がありますので、こちらも参考にしてください。

プラスチック素材の障子紙の剥がし方

プラスチック素材の障子紙の場合は、張替えする際にも少し一般的な障子紙とは扱い方が違います。まず張替え前の剥がし方から見てみましょう。

プラスチック素材の障子紙は、水を弾いてしまうため、水で湿らせて糊を浮かせることができません。プラスチック素材の障子紙を張替える場合は、ドライヤーを使用して剥がしていきます。

その剥がし方は、ドライヤーの熱風を桟にあてて、温めることで糊を緩めて剥がす剥がし方です。少し大変ですが、まんべんなくドライヤーの熱を障子にあて、少しづつめくって剥がしながら作業をしていきましょう。

プラスチック素材の障子紙の貼り方

プラスチック素材の障子紙は丈夫で、破れにくいので張替える回数も減ります。何度も障子を張替える手間をかけたくない方、小さい子どもがいて破れにくい障子を貼りたい方にはおススメです。

このプラスチック素材の障子の貼り方も、すこし普通の障子紙とは違いますが、貼り方は簡単です。まず、準備するのは、プラスチック素材の障子紙と、その障子紙専用の両面テープです。障子専用の両面テープを桟に貼り付け、普通の障子紙の時と同じようにマスキングテープで桟の片側に仮止めしておきます。すべての桟に両面テープを貼り終えたら、同じように転がしながらプラスチック素材の障子紙を貼り付けます。

プラスチック素材の障子紙を剥がすのは大変ですが、貼り付けるのは意外に簡単そうです。

障子に布を張替えたい場合

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初回公開日:2017年09月27日

記載されている内容は2017年09月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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