蛍光灯が点滅する原因と直し方|安定器/グローランプ
更新日:2020年02月11日
LED照明に交換したばかりなのに点滅する場合は、取り付けた照明器具が調光機能のついている照明かどうかを確認しましょう。調光機能のついたスイッチに自動調光機能のついたLED照明をつけている場合に点滅が起こる時が多いのですが、調光機能のついている照明器具に自動調光機能のついたLED照明をつけていると、光量を少なくした時に点滅する時があります。
これは、お互いに調光機能がついているもの同士なので、それが喧嘩をしている状態です。調光機能のついている照明器具には、専用のLED照明がありますので、それに交換をすると問題なく使用する事ができます。
LED照明は適材適所
蛍光灯が切れた時、多少高額でも長持ちという理由からLDE照明を選ぶ人がたくさんいますが、安易にLED照明を選ぶと、思わぬ不便が生じる事があります。実は、LED照明と言うのは発光ダイオードと言う小さな電球のようなものを集めて作られているのですが、本来は従来の照明器具では使用する事ができず、専用の照明器具に切り替える必要があります。
しかしそれではLED照明が普及しないので、LED照明は既存の蛍光灯でも使えるように加工がしてあります。しかし、その加工がかなり無理やりやっているような状態なので、適材適所でLED照明を選ばないと思った結果が得られないだけでなく、思わぬ事故につながる事もあります。LED照明は至る所で販売されていますが、購入の前には必ず適材適所のLED照明であるかどうかを確認してからにします。
蛍光灯が点滅するのは寿命なのか
蛍光灯が点滅する=蛍光灯の寿命、と言うのはざっくりとした覚え方としては間違っていません。蛍光灯の両端を見て、黒ずんでいたら確実に蛍光灯そのものの寿命ですし、グローランプが切れていたら寿命。安定器も壊れていたら寿命ですし、照明器具そのものも10年位すれば寿命になります。
しかし、単純な接触不良という事も可能性としてはありますし、初期不良と言う事もあり得るので、点滅をした蛍光灯を見て即故障と短縮的に思わず、まずは状況を見て、冷静に判断をし、自分ができる所から改善していきましょう。
蛍光灯が点滅しているときは故障しているのか
蛍光灯が点滅をしている時は、部屋の気温が特に低い時とLED照明に変えた時は故障ではありません。しかしそれ以外の場合は、まず蛍光灯とグローランプの寿命を疑い、交換をしてみても解消をしないようなら蛍光灯の心臓部である安定器の故障、あるいは照明器具そのものの故障を疑うべきでしょう。
いずれにせよ、点滅をした=故障と短縮的に考えるのではなく、色々な可能性があると言うことを視野に入れ、まずは自分でできる事から試してみて、その上で故障かどうかと言うのを判断しましょう。
蛍光灯の点滅の影響
蛍光灯の点滅による影響の筆頭は、電気代がかかると言う事にあります。蛍光灯と言うのは高速で点滅する事で部屋を明るくしているのですが、古くなっている蛍光灯を使用していると、通常の3倍電力を使用します。その結果、電気を普段よりも多く使用するため、電気代も多くなります。
これ以外にも、不眠の原因になったり、目の疲れの原因にもなります。いずれにせよ古い蛍光灯をそのままにしておいて良い事はないので、両端の黒ずみやグローランプの確認をし、交換して済むならすぐ交換をしましょう。
点滅したら蛍光灯の交換をしましょう
蛍光灯が点滅した時の原因や対処方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。今や蛍光灯と言うのは生活になくてはならない存在となり、事務所でも家庭でもお店でも、色々な所でないと不便な存在になってきました。
しかし色々な種類があるため、適材適所で選ばないと火事を起こしたり寿命を縮めてしまったりと、取り扱いに注意が必要な道具でもあります。
特に蛍光灯タイプのLED照明は、本来なら専用の照明器具が必要な所を、広く普及させることを優先にして専用の照明器具でなくても使えるようにしているため、少し無理のある構造になっています。使い方を間違えると、思わぬ事故に繋がりますので、選ぶ時は慎重にしましょう。
初回公開日:2018年01月14日
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