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大葉の育て方・枯れる原因|種・苗から/水耕栽培/室内

更新日:2020年08月28日

一年中スーパーで買うことができる大葉。薬味として、刺身のつまや天麩羅として、幅広く活躍する食材は台所にあると重宝します。大葉は、栽培が難しくなく、家庭菜園初心者向けの野菜です。今回は、種からと苗からの両方の大葉の育て方を紹介します。

大葉の育て方・枯れる原因|種・苗から/水耕栽培/室内

大葉の育て方・枯れる原因

大葉は、青じそとも呼ばれています。春に種まき、または苗を植え付けて、夏から秋にかけて収穫します。秋に花が咲き、種ができた後は、寒さに弱いので冬になると枯れてしまいます。

大葉は生育力旺盛で、育て方のポイントをおさえれば、一株でも、夏から秋まで、たくさん収穫できます。種から、苗から、好みの方法で大葉の栽培にチャレンジしてみましょう。

大葉の育て方のポイント

日当たり

大葉は、日当たりの良いところで育てると、とても良く成長します。しかし、大きく丈夫に育つと葉が厚く硬くなって、食用に適さなくなります。柔らかい葉に育てるためには、午前中だけ陽が当たるというような半日陰の場所で育てることをお勧めします。

土と肥料

大葉は、地植えでも鉢植えでも育てることができます。丈夫なのでどんな土でも育ちますが、肥料の少ないやせ土で育つと、葉が硬くなり、香りは弱まり、味も悪くなります。

植木鉢やプランターで育てる場合は、市販の培養土を使うのが一番簡単です。自分で土を作る場合は、赤玉土と腐葉土を半々にして、マグアンプのような緩効性化成肥料を混ぜ込んでください。地植えの場合は、土に堆肥や緩効性化成肥料を良くすき込んでください。

大葉が20㎝ぐらいまでに育ったら、液体肥料を2週間に一度与えましょう。野菜用の肥料であれば大丈夫です。ただし、実野菜用の肥料を使うと早く花を咲かせようとして、葉が硬くなるので、注意してください。

水やり

水やりはとても大切です。大葉は、乾燥を嫌い、多湿を好みます。

種から育てるときは、種を蒔いてから発芽するまで、苗から育てるときは、植えた苗が根付くまで、土の表面が乾かないようにたっぷり水を与えましょう。大葉の種は小さく水に流されやすいので、霧吹きを使うと安心です。その後は、土の表面が乾いたらジョーロで水を与えましょう。プランターや植木鉢で育てる場合は、底から水がサーっと流れ出るくらいの量が目安です。

夏の高温期には、朝と夕方の二回水やりが必要になります。

摘芯

大葉が30㎝くらいまでに育ったら、頂点を切って摘芯します。頂点を切ると、残った葉の付け根から脇芽が出てきます。脇芽が脇枝となり、そこにまた葉が出ます。

枝の数が増えれば、葉の数も増えて収穫量が増えます。さらに収穫量を増やすためには、伸びてきた脇枝を摘芯して、脇枝から脇芽・脇枝が出るようにします。長く多く収穫を楽しみたい人は、摘芯しましょう。因みに、摘芯をしなくても、大葉が枯れることはありません。

虫対策

大葉はアブラムシや蛾の幼虫の被害を受けることがあります。しかし、食べるために育てている野菜には、なるべく殺虫剤は使いたくないです。

虫を見つけ次第手で取るのが確実です。素手ではちょっと、という人にはガーデニング用手袋やピンセットが役に立ちます。虫を見つけている時間がない場合には、防虫ネットを被せて大葉を育てるというチョイスもあります。木酢液やニームのような天然の忌避剤を定期的に葉に散布することで、虫がつくのを予防することもできます。

夏の終わりになると、花芽のついた花穂が伸びてきます。花芽が出ると、大葉はエネルギーを花を咲かせることに使おうとして、葉の生育に影響が出ます。葉の収穫を長く楽しむために、花穂が出たら摘み取りましょう。摘み取った花穂は、天ぷらや刺身のつまとして食べられます。

収穫

本葉が10枚以上になったら、いよいよ収穫です。伸びた脇枝から次々と若い葉が出ますので、下から摘み取りましょう。葉を摘み取ると、さらに脇芽が出て、収穫が増えます。

収穫期を迎えた大葉は生育旺盛で、必要なだけ葉を摘んでいるだけでは、あっという間に葉が生い茂ってしまいます。葉をそのままにしておくと厚く硬くなり、食べるのに適さなくなります。余分な葉も摘み取って、友達にお裾分けしましょう。

10月頃まで収穫できます。

種から大葉を育てる

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初回公開日:2017年12月20日

記載されている内容は2017年12月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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