Search

検索したいワードを入力してください

【種類別】とうもろこしの育て方|種・苗から/プランター

更新日:2020年08月28日

とうもろこしは甘くて栄養価も高く、そのまま食べてもよし、料理に使ってもよしの万能野菜です。その甘さから、子どもから大人まで広く好まれる野菜です。ここでは、そんなとうもろこしの育て方を紹介します。育て方のコツを覚えて美味しいとうもろこしを作ってみましょう。

【種類別】とうもろこしの育て方|種・苗から/プランター

アワノメイガはとうもろこしの雄花に誘引されて産卵します。そのため雄花を取り除く必要があります。ただ、雄花は受粉時に必要なので注意が必要です。栽培株数が多い場合は、全ての雄花を取り除くと、雌花に花粉を供給できなくなるので、雄花が出てきたら、開花前に8〜10本あたりに1本の割合で雄花を残しましょう。

また、栽培株数が少ない場合は、雄花を全て取り除きます。その代わり、あらかじめ離れた場所に1株栽培しておいて、その雄花の花粉を使い雌花にすりつけて人工授粉をします。雄花を全て取り除いた場合、人工授粉を必ず行いましょう。行わなかった場合、身がびっしりと入りません。

とうもろこしの育て方のコツとは?

とうもろこしの育て方のコツは、以下のとおりです。

1.複数を一緒にまく

とうもろこしは、雌花と雄花が別の雌雄異花です。雄花の花粉が雌花の雌しべにつかないと実がならないので、受粉のチャンスを増やすために、同じ品種を複数一緒に植えます。

2.不織布で鳥よけ&保温効果

不織布は繊維を織らずに絡み合わせて作られた布で、軽くてとても扱いやすい素材です。畝を直接覆う「べたがけ」にする事によって、防虫、風よけ、軽い防寒などの効果が期待できます。はがすのは間引きの時です。軽いので芽をつぶすことはありません。

3.側枝は取らない

成長するにつれて、株元から側枝が生えてきますが、取らずにおきましょう。葉の面積を増やすことで、光合成を盛んにするためです。根の量が増えて安定し、風にも強くなります。

4.受粉の仕組みを知る

雌雄異花のとうもろこしは、株の頂部に雄花があり、葉の付け根に雌花が数本できます。雄花の花粉は風に乗って雌花の雌しべにかかることで、受粉し実がなります。確実に受粉するために2列以上で育てたり、雌花を揺らしましょう。以上の育て方のコツを参考に育てましょう。

種からのとうもろこしの育て方とは?

種まきから植え付けまで

とうもろこしの種からの育て方で注意すべき点は、種まき直後は鳥に狙われやすいという事です。とうもろこしは4月下旬から5月下旬に種まきをします。ポットまきの場合は4月中旬から5月中旬の早まきがいいです。

1週間前に土づくりを行い、畝を立ててマルチを張ります。種まき当日は、列間50~60㎝、株間30㎝で種をまくため穴をあけます。深さ1㎝のくぼみを作り1か所に3粒まき土をかぶせます。鳥よけのために不織布を全体にかけ、たっぷりとお水をやります。発芽するまで乾かさないように注意しましょう。ポットまきはポット1つに2~3粒まき、本葉3枚くらいになったら植え付けます。

発芽から受粉まで

1週間ほどで発芽するので、不織布をはずします。1つの穴につき2本になるように間引きします。草丈が20~30㎝になったらさらに1本に間引きましょう。2回目の間引きの後に、一株につき3~4gの化学肥料をマルチの穴に追肥します。草丈が60~70㎝に成長し、頂部に雄花が出始めたら2回目の追肥のタイミングです。

雄穂の開花後、数日で雌穂が開花します。雄穂の花粉がこぼれるようになったら、茎を手で軽く揺すって花粉を飛散させて、受粉させます。

収穫まで

次のページ:苗からのとうもろこしの育て方とは?

初回公開日:2017年12月28日

記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related