おしゃれなスノードームの手作り・工作方法|クリスマス
更新日:2020年08月28日
スノードームの歴史
スノードームは、冬やクリスマスシーズンによく見かける置物で、球体やドーム型のガラス容器の中に建物や人形、白いパウダーやキラキラとしたラメを入れ水を満たした物です。スノードームを動かすと粉が舞い上がり、まるで雪のように降ってくるように見えるのが印象的です。
海外ではスノーグローブとも呼ばれることもあり、グローブ(globe)とは「球」「地球儀」などのガラス状の球体を意味します。
登場はパリ万博
発祥は1878年フランスのパリ万博で、どこの国で作られたものかは不明ながらもペーパーウェイト(文鎮)として登場しました。その後1889年には、エッフェル塔をモチーフにしたスノードームが話題となり、万博土産としてを博しました。
聖女ブームで流行
その後1920年代になると、フランスで聖女ブームが起こり、聖ベルナデッタゆかりの地ルルドや聖テレーズの暮らした街などの巡礼地で、聖母像を入れたスノードームが土産としてになりました。ドームの中のスノーを金色にするなど、デザインが神々しいイメージのものだったとか。
第二次世界大戦に影響
水漏れの危険性が合ったスノードームですが、アメリカのガラジャという人物が水漏れ防止の構造を開発し、特許を取得しました。さらにその一年後にはその技術が日本に伝わり、アメリカではガラジャと日本製がスノードームの2大勢力となったとの事です。
しかし、第二次世界大戦の真珠灣攻撃をきっかけに、日本製スノードームの輸出が停止し、アメリカのアトラス社の商品がとって代わりました。当時のアメリカでだったスノードームは、戦闘機や別れを惜しむ兵士と女の子などのモチーフで、日本との戦争という社会情勢を強く反映していました。
リーズナブルで様々なデザインが登場
1950年代ヨーロッパでプラスチックの成形技術が発達したことにより、安価でさまざまな製品が生産可能になりました。それにより、スノードームもリーズナブルな商品が登場し、なかでも一般庶民も安価に家族旅行ができる時代となり、ご当地スノードームが爆発的なとなりました。
おしゃれなスノードームの手作り・工作方法の道具
雑貨店などで見かけるスノードームですが、こんなデザインのスノードームがあったらいいのにと思ったことはないでしょうか。実はスノードームは、材料を揃えればオリジナルスノードームを手作りで作ることができます。
ここでは、スノードームを作るにあたり、必要な材料や道具などをご紹介します。材料は簡単に手に入るものばかりだけでなく、作る課程もそんなに難しくないので、挑戦しやすいのではないでしょうか。
キット
ガラス製やプラスチック製の透明な瓶で、およそ1,000円台から販売しています。セット内容はボトル、オブジェの台座が主なものになります。キットによっては中に入れるためのオブジェ類やパウダーが含まれるものもあります。
また、台座付きの丸い形のボトルや、ドーム型になったもの、台座にオルゴールを組み込めるようになっているものなど、いろいろな種類がそろっています。100均ショップのセリアでも、スノードームのキットが販売しています。
ガラス瓶
ジャムの空き瓶など、蓋のついた透明の瓶などがあれば容器に利用できます。表面がつるりとしたガラス瓶であればゆらゆらと揺れる中の様子がよく見えるので、模様などが無いシンプルな瓶を選ぶことをします。
100均のショップでも手に入りますし、使い終わったジャムの空き瓶でも構いません。ただし、ジャムの空き瓶を使う際の注意点は、時間が経ってカビの発生を防ぐためにしっかり洗浄し、乾燥させたものを使用して下さい。
ペットボトル
初回公開日:2017年12月24日
記載されている内容は2017年12月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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