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スニーカーの平均寿命・かかとから寿命になる履き方・毎日履く時

更新日:2020年02月10日

スニーカーは修理が難しいことから、基本的には履きつぶされることの多い靴です。ただし手入れを丁寧にし、保管場所に気を配ることで、長く履き続けることができます。そこで今回は、スニーカーの寿命と共に、寿命を延ばすために気をつけることについて詳しくご紹介します。

スニーカーの平均寿命・かかとから寿命になる履き方・毎日履く時

加水分解とは

加水分解とは、水に反応する物質が、水が原因で分解してしまうことです。スニーカーに使われているゴムは、水をはじく特性がありますが、種類によっては水に弱い物もあります。スニーカーに使われるウレタンゴムは、足を着いた時に受ける衝撃に強く、すり減りにくいという優れた特性がありますが、水に弱く靴底が割れてしまいます。

また溶けたゴムが布地に張りつく、また表面のゴムが加水分解で剥がれてしまうといったことも起こります。

これらの加水分解は、すぐに起きるわけではなく、経年劣化によって起こります。そのため内部から少しずつスニーカーが傷み、最終的には靴底が割れて取れてしまいます。

加水分解による劣化を防ぐには

日本には湿気が多いため、加水分解を完全に防ぐことはできません。ただし以下のことに気をつけることで、寿命を延ばすことは可能です。

・風通しのいい場所で保管する
・湿気を防ぐ
・シューキーパーを使う

スニーカーを買ってきた時の箱に入れて保管する、また靴箱に入れっぱなしにするのは、スニーカーの寿命を短くしてしまいます。定期的に風を通し、湿気を飛ばすようにしましょう。また履いた後にはきちんと手入れをし、濡れた場合はしっかり乾かしてからしまうようにしましょう。

しっかりと保存したい場合は、密封できる袋にスニーカーを入れ、湿気を取るシリカゲルを一緒に入れる方法があります。この場合、スニーカーの汚れをきちんと取ってからしまうことで寿命を延ばすことになります。

スニーカーのソールの平均寿命

スニーカーには、中に入っているインナーソールと、靴底に貼られているアウターソールの2つのソールがあります。どちらもスニーカーを履き続けることで劣化していきますので、スニーカーを履いていると足底が痛くなる、また足の裏に刺激を強く感じるようになったら、寿命と考えられるでしょう。

アウターソールの場合は、すり減った場合や加水分解で割れることもあり、寿命は3年程度ですが、インナーソールの場合は、スニーカーの使用頻度によっては1年ほどで寿命になることもあります。

インナーソールはへたった時点で、新しい物を購入して入れ替えることで、そのまま履き続けることが可能です。アウターソールの場合、すり減ってしまうと修理ができない物もあります。履いていてクッション性が落ちると、足にも影響が出ますので、買い替えを検討するようにしましょう。

毎日スニーカーを履く場合の寿命

通勤や通学で、毎日スニーカーを履き続ける場合、寿命は1年程度となります。ただしこれは同じスニーカーを毎日履き続けた場合の寿命であり、何足かを履き回せば寿命は長くなります。毎日ソールに体重をかけるだけでなく、汗などの水分が吸われることで、劣化が進むためです。

また成長期ですぐに靴が小さくなることもあり、そういった場合には親指に歩く時に力が入るため、そこだけに穴が開くといったことも起こります。

スニーカーの寿命を延ばすためには、同じ靴を履き続けないこと、また履いた後の手入れをしっかりすることが必要です。

スニーカーを大切に履いて寿命を延ばそう

革靴やハイヒールのように、メンテナンスして履き続けることが難しいスニーカーは、普段からきちんと手入れをし、保管の状態にも気を配ることで寿命を延ばすことが可能です。

経年劣化による加水分解などがあるため、長期間履き続けることは難しいのですが、履き方や歩き方に注意することでも、傷みを減らすことができます。お気に入りのスニーカーを大切にするためにも、手入れや保管場所などを見直すようにしましょう。

初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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