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【種類別】パイナップルの育て方|種・苗から/鉢植え

更新日:2020年08月28日

トロピカルフルーツの代表パイナップル。家庭で育てるのは難しそうに見えますが、実は育て方のコツさえつかめば、甘い果実を収穫することができます。観葉植物としても楽しめるので一石二鳥。失敗しないパイナップルの育て方をご紹介します。

【種類別】パイナップルの育て方|種・苗から/鉢植え

挿し木

パイナップルの育て方のなかで、一番成功率の高い方法が挿し木です。挿し木をする時期は、6~7月が適しています。

挿し木は、パイナップルの実のてっぺんにある「冠芽(くらうん)」と呼ばれるところを切り離し、根本の果肉の部分はきれいに取り除き、下の葉を数枚取り除いておこないます。ここをよく見ると、すでに根のようなものが準備されているパイナップルもあります。切り口は、数日間干して乾かしておきましょう。

これを土に挿し木して、大きく成長させます。種や苗に比べると、ある程度まで成長しているため、収穫時期が早まりますし、根がついてしまえば失敗も少なくて済みます。

害虫

パイナップルは、害虫被害が少ない植物です。パイナップルの育て方で気になる害虫は「ハダニ」と「コナカイムシ」です。

ハダニは、7~9月の暑い時期に発生します。葉の裏側に寄生して、パイナップルの樹液を吸ってしまいます。放置しておくと、葉の元気がなくなってしまいます。ハダニは乾燥を好む虫であるため、パイナップルの葉に強い水圧で水をかけて、吹き飛ばしてしまうのが一番簡単な方法です。

コナカイムシは萎凋病(いちょうびょう)を媒介します。萎凋病は根や茎の元に病原菌が繁殖し、水分の上昇を妨げてしまう病気で、病気にかかると葉がしおれて枯死してしまいます。早めに駆除するようにしましょう。

収穫

パイナップルの収穫は、最も早くても2年で、種から育てると8年もかかります。それだけに、収穫の喜びもひとしおでしょう。収穫の季節は8~9月頃になります。実の3~5割ほどが黄色くなってきたら、収穫の目安となります。パイナップルの香りが強くなり、触るとやや実が柔らかくなっています。果実のすぐ下の茎を切り取って収穫しましょう。

市販のパイナップルは、未完熟の状態で輸入されているため、追熟に時間がかかりますが、家で栽培したパイナップルは、すでに完熟状態なので、早めに食べるようにしましょう。

パイナップルを育てよう!

パイナップルはとても身近なフルーツです。しかし、その実がなっているところを見た人は少ないのではないでしょうか。パイナップルを育てるのは、子供だけでなく、大人も好奇心がそそられます。

パイナップルの育て方は、「種」「苗」「挿し木」といろいろあります。そのなかでもいつもは捨ててしまっている葉を挿し木にするという育て方が、です。もし、失敗しても、気軽に再挑戦できます。この点でもお得感があります。

いつもは、輸入パイナップルしか食べたことがない人は、完熟したとれたてのパイナップルの甘さとジューシー感にびっくりするでしょう。収穫まで長く待ったことにより充実感を得られます。ぜひ、一度パイナップルを育ててみてください。

初回公開日:2017年11月30日

記載されている内容は2017年11月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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