【種類別】ネモフィラの育て方|種・苗から/プランター
更新日:2020年08月28日
ネモフィラとは
ネモフィラという花をご存知でしょうか。春の野草としても知られるオオイヌノフグリに似ていますが、オオイヌノフグリよりはやや大きめの青い花をつける、北アメリカ西部原産の一年草です。春に花をつけ、草丈は10~20㎝程度で高くはありませんが匍匐性で横方向に茂り、空のような鮮やかな青や白、黒に近い紫色の花をつけます。
群生していると一面空色の花が広がり、まるで青い絨毯のように見えます。代表的な観光スポットに茨城県ひたちなか市の「国営ひたちなか海浜公園」のみはらしの丘があります。一面ネモフィラが咲き誇り、360度見渡す限り青い世界に包まれ、その幻想的な光景で毎年多くの人の目を楽しませています。
日本全国で見られる場所がありますので、ゴールデンウィーク頃が見頃なので、ぜひ大型連休にネモフィラの絶景を見に訪れてはいかがでしょうか。
今回は、このネモフィラの育て方についてご説明します。
学名
分類名:ハゼリソウ科ルリカラクサ属(ネモフィラ属)
英名:Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)
和名:瑠璃唐草
由来:学名「Nemophila(ネモフィラ)」は、ギリシャ語「nemos(小さな森)」と「phileo(愛する)」の言葉に由来し、「小さな森を愛する」という言葉のとおり、ネモフィラの原種は森周辺の明るい陽だまりに群生していたことに由来しています。
花言葉:どこでも成功・可憐・あなたを許す・清々しい心・愛国心など
種類別ネモフィラの特徴
メンジーシー【インシグニスブルー】
ネモフィラの代表的な種類で、草丈は15~20㎝程度で、花径は2㎝程の青い花びらの中心部がくっきりと白くなっています。英名の「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」は、その名のとおり花色が幼児の青い目を思わせるほど美しいことから付けられました。
ペニー・ブラック
メンジーシーの変種で、学名はネモフィラ・メンジーシー・ディスコイダリスと言います。ペニー・ブラックは品種名です。
中心部が黒に近い紫色に、白い縁取りの入った落ち着いた色味のネモフィラです。草丈はメンジーシーよりは低く株がコンパクトにまとまっており、花径1~1.5㎝程度の小ぶりな花が咲きます。
マキュラータ
学名はネモフィラ・マキュラータと言い、マキュラータ(maculata)は「斑点のある」という意味があります。「マクラタ」「マクラータ」と呼ぶ場合があります。
草丈は30~40㎝程度、花径3㎝程で5つの白い花びらの先端に紫色の斑点が入っているのが特徴です。また、白い部分が淡青色の品種もあります。ネモフィラの中では少し大きめの花が咲く種類です。
スノーストーム
メンジーシーの変種で、品種名はネモフィラ・メンジーシー・マトマリアと言います。スノーストームは英名であり、園芸品種名でもあります。アトマリア(atomaria)は「小さい斑点のある」という意味があります。
草丈は15㎝~25㎝程度、花径は2~3㎝程の白い花びらに、紫色の細かい斑点が多数入っているのが特徴です。
ネモフィラの種からの育て方
種まき
ネモフィラの育て方は割と簡単で、管理などはそんなに難しくないので、初心者向きの一年草と言えるでしょう。種からの育て方は、鉢植えでも露地植えでも可能です。横方向に茂る性質から、複数株植えると満開時は絨毯のように花が広がるので、花壇などで育てるとより楽しめるでしょう。
初回公開日:2017年12月07日
記載されている内容は2017年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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