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【種類別】山椒の育て方|種/苗/鉢植え/枯れる/剪定/挿し木

更新日:2020年08月28日

山椒は気難しい植物なので育て方も難しいと言われていますが、山椒にとって心地よい環境で育てる事ができれば、どんどん増やす事ができます。殺菌効果や食欲増進などの効果もある山椒の特徴を知れば育て方は簡単です。山椒を1株ベランダで育ててみましょう。

【種類別】山椒の育て方|種/苗/鉢植え/枯れる/剪定/挿し木

肥料は1月から2月の落葉期に油粕などを与えます。葉や実を収穫して、株が弱った状態であれば肥料を与えてください。ただし、過湿などで弱っているのに肥料を与えると逆効果になりますので、肥料をやる際は株の状態を良く確認しましょう。

山椒の苗からの育て方

山椒の苗からの育て方で、気を付けたいのは水やりと言われています。山椒の根は張り方が浅く乾燥を嫌うので水切れしないように気を付けましょう。

鉢での育て方をする場合は、通気性が悪い鉢は避け深めの鉢で育てるようにしてください。山椒は乾燥が苦手だからと言って水のやり過ぎも良くありません。根がしっかりと育つようにメリハリのある水やりを心掛けましょう。

山椒の苗の置き場所は、直射日光を避けた半日陰くらいで湿気がある場所くらいが適しています。

山椒は神経質で環境の変化に敏感ですので、ホームセンターから購入した苗を鉢などに植え替えると枯れる事もあります。苗の植え替えをする時は、苗に付いている用土を落とさずに丁寧に植え替えてください。

山椒の病気

山椒の葉を食害するのはアゲハチョウの幼虫です。苗の近くにアゲハチョウが飛んでいたら産卵している可能性が高いです。幼虫は葉っぱを食べつくしますので幼虫を見つけたらすぐに駆除しましょう。

また、白絹病(カビの病気)になると回復するのは難しいと言われていますので、株ごと取り除いてください。

山椒は秋になると落葉するので、葉が落ちても枯れたと勘違いしないで春まで待ちましょう。

山椒の鉢植え・プランターでの育て方

山椒は日当たりの良いところを好みますが、直射日光が当たり過ぎても良くありません。半日陰くらいでの育て方が良いのですが、多少の日当たりの悪い環境での育て方でも育つと言われています。

鉢やプランターでの山椒の育て方ですが、まず、水はけを良くするために鉢やプランターの底に大き目の軽い石(鉢低石)を入れます。その上から培養土を入れ、苗が安定するように隙間なく土を入れてください。苗にグラつきがないか確認したら、鉢やプランターの底から流れるくらいの水をたっぷりあげてください。

肥料のタイミング

肥料は年に2回、8月と2月頃にやりましょう。水やりは土が乾燥してきたのを見計らって行いますが、水のやり過ぎも良くありませんので気を付けましょう。

山椒の葉は春に出た新芽を収穫します。3年ほど栽培すると花が咲きます。左に咲くのが雄花で、右に咲くのが雌花です。雄と雌株の両方の育て方をしていると、雌の木の方に実が生ります。

実は灰汁が強いので使う前にあく抜きをします。青い実は7月頃に収穫できますが、9月頃まで待つと熟した実が収穫できます。

山椒の育て方のポイント

枯れる

山椒は、もともと木の茂った山の中で育っているので木陰のような場所を好みます。山椒が枯れる原因の多くは水切れと言われていますが、水のやり過ぎも枯れる原因になりますので、乾燥のし過ぎに注意しながら水やりをしましょう。

環境の変化

また、山椒はデリケートな植物なので環境の変化にも敏感です。特に根をいじられる事を嫌うので、地植えでの育て方をする時は、植え替えする事のないように山椒に適した場所を選んで育てましょう。

鉢植えでの育て方では、根詰まりを起こさないよう2年に1度のペースで植え替えを行います。植え替えの時に気を付けたいのは、根を崩さないようにする事です。根をいじられるのが苦手なので、崩さないように気を付けながら植え替えをしてください。

鉢植えなどでの育て方をしている場合は、置き場所の移動も枯らす原因になりますので気を付けましょう。

山椒の剪定

山椒には幹にトゲがありますので、剪定する時はゴム手袋や軍手が必要です。トゲに気を付けて行いましょう。剪定の時期は12月から3月頃が良いとされています。混み過ぎの枝、絡み枝などを剪定します。

それから、徒長枝の剪定も行います。徒長枝は樹の養分を摂りすぎるため、他の枝に栄養が行かなくなり生長が遅くなってしまうので剪定して他の枝のバランスを保ちます。花や実を残したい場合は、前年に伸びた短い枝先に注意しながら剪定してください。

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初回公開日:2018年01月10日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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