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2018年10月03日

土壁の補修のDIY方法とおすすめのパテ・補修材料・費用

土壁のひび割れや欠けなど、土壁の補修をするDIY方法とおすすめのパテ・補修材料・かかる費用などをまとめました。伝統工芸としても価値があり、日本の気候にあったすばらしい土壁を定期的にメンテナンスをして長く快適に住めるようにしましょう

土壁の補修のDIY方法とおすすめのパテ・補修材料・費用

土壁の補修のDIY方法

土壁は、定期的にメンテナンスを行わなければ、角が欠けてきたり、ボロボロと落ちて土埃が出たりと、経年劣化により補修が必要になってきます。土壁を長持ちさせるように補修やメンテナンスを行うのはもちろん、クロスや塗装などで土壁をリフォームすれば、部屋の印象も変わってきます。

補修の方法によっては、古い印象の和室も洋風の部屋にする事ができます。また、漆喰や珪藻土などの自然素材を使う方法もあります。いずれも業者に依頼しなくても自分で補修できます。土壁の補修のDIY方法を紹介します。

土壁の特徴

土壁は、土や砂や藁などの素材からできています。これらをよく練ったものを、何層にも重ね塗り仕上げて作ります。土の種類や素材の配合、仕上げ方によっても印象が変わってきます。土壁は、多孔質の性質から調湿性に優れており、日本の高温多湿な気候に合っています。自然素材ですので、シックハウス症候群の原因になるホルムアルデヒドもでません。

建築用語では「湿式工法」と言われ、土壁に使われる泥など水を混合した材料を用いるので、乾燥硬化に一定の時間がかかります。

漆喰の土壁の補修方法

土壁の補修に漆喰を使う場合、土壁の性能や機能を保持したまま補修する事ができます。施工や養生に時間はかかりますが、クロスやパネル類などを使った壁の補修に比べて、つなぎ目がなくキレイに仕上がります。

土壁の補修の材料

土壁の補修材料には、土壁の材料でもある粘りのある土に藁などを混ぜたものや上質プラスター、塗土骨材を配合した「壁土」、漆喰や珪藻土、ゼオライトなどがあります。施工の方法によっては、クロスの張り替えや塗装も可能です。クロスや塗装なら、色やデザインも豊富に選ぶ事ができます。その後の部屋の利用目的や状況に合わせて、材料も何を使うかを検討しましょう。

簡単な土壁の補修方法

土壁の補修のDIY方法とおすすめのパテ・補修材料・費用

土壁を塗装する

土壁をシーラーや塗料を使って塗装する方法があります。他の方法に比べ短い期間で仕上がり、コストを抑える事ができます。土か落ちてくる事を防ぎ、色を変えれば部屋の雰囲気を一新できます。

ただ、土壁本来の調湿性や和風建築の風合いなどが失われ塗装をしてしまった後は、土壁の材料として再利用できなくなるので、メリットとデメリットを比較して費用や将来的にどうしたいのかをよく考えた上で行うようにしましょう。

土壁をクロスに張り替える

ボロボロ落ちてくる土壁は嫌だという場合、クロスに張り替える事もできます。クロスに張り替えてしまえば、壁から土や埃がボロボロ落ちてくる事がなくなり、日々の掃除が楽になります。土壁のように壁に亀裂が入ったり、角が欠ける事もなくなります。メンテナンスの面では、土壁よりもクロスの方が手入れしやすいです。

クロスの張り替えには、直接クロスを張る方法と合板や石膏ボードを下に張る方法があります。直接クロスを張る方法は施工時間も短く、費用も抑える事ができますが、壁の劣化がひどい場合は十分な施工ができません。土壁がひどく劣化してる場合は、合板や石膏ボードで覆えば下地が平滑になり、クロスをキレイに張る事ができます。

おすすめの土壁の補修材

土壁の補修のDIY方法とおすすめのパテ・補修材料・費用

土壁の補修材としておすすめなのが漆喰を使った補修です。土壁は、現代の一般的な壁紙に比べ調湿性が高く、日本の高温多湿の気候に合った壁です。風通しは良いですが気密性が低く、夏は涼しいけれど冬は寒いという難点があります。

漆喰であれば、土壁の調湿性を維持したまま土壁の気密性を高めてくれます。また、自然素材なので、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドが空気中に漏れ出す問題もありません。また、漆喰には脱臭性もありますので、お部屋の嫌な匂いも防いでくれます。

ひび割れた土壁の補修方法

土壁の補修のDIY方法とおすすめのパテ・補修材料・費用

壁の隙間を埋める場合や剥がれたり、ひび割れが入ったりしてる所はパテを塗って補修していきます。土壁の材料に使われている「壁土」や漆喰、珪藻土をパテに使って補修する事ができます。

土壁は自然素材なので、同じ材料や色を再現する事は難しく、割れてる部分だけ補修すると他の部分との差が目立ってしまいます。手間はかかりますが、全体を補修するようにした方が仕上がりがキレイになります。

土壁の補修におすすめのパテ

土壁の補修のDIY方法とおすすめのパテ・補修材料・費用

ひび割れなどの補修の他に、下地処理が必要な場合もパテと言われる充填剤を利用します。材料や性質によってパテの種類も変わってくるので、その後の行程に合わせたパテを選びましょう。

土のパテ

土壁の性能を生かしたまま塗り替える補修の場合、パテにも土を使います。土に水と藁などを混ぜて、何度も乾燥を繰り返し粘り気のある土にして壁土を作り、修繕カ所に塗り付けて行きます。「壁土」は、骨材などを配合したものがホームセンターでも購入できます。水を混ぜるだけで使用できるので、こちらの方が手軽に利用できます。

漆喰パテを使う

「壁土」と同じく土壁の性能を活かし、自然素材にこだわって漆喰壁に補修する場合、漆喰パテを使用します。接着性もあり、適当な固さに練ってあるものがホームセンターでも購入できます。

シールパテを使う

土壁をペンキで塗装する場合やクロスに張り替える場合は、シールパテを使って補修、下地を作っていきます。シールパテは、合成接着剤を基材としたシール材で、密着性や耐熱性に優れています。土壁に使用する場合は、シーラで表面を固めてから行うようにしましょう。

土壁の補修の費用

土壁の補修のDIY方法とおすすめのパテ・補修材料・費用

DIYによる土壁の補修なら、費用も業者に依頼するより安く仕上げる事ができます。業者に依頼した場合、壁の状況によって変わりますが、およそ6畳の和室でクロスの張り替えなら10万前後です。

漆喰や珪藻土の塗り替えで10万円から20万円程かかります。漆喰や珪藻土の塗り替えは、工期が長くなるのでその分費用がかさんでしまいます。

土壁のリフォームでかかる費用は現在の土壁の状態、リフォームの内容によって左右されます。また、上質な材料を選べばそれだけ高くなります。実際にいくらかかるのか、詳しく説明いたします。
下の表で、土壁リフォームにかかるおおよその費用を方法別にまとめてあります。

出典: http://www.reform-guide.jp/topics/tsuchikabe-reform/ |

DIYで補修する場合の費用

自分で行う場合、材料にかかる費用のみで補修できます。これまでに紹介した補修に必要な道具は、全てホームセンターでも購入できます。漆喰や珪藻土は、材質によって値段が変わるので一概には言えませんが、一般的なものであれば6畳の和室の壁を塗るのに1万円以下で購入できます。

クロスは6畳分を1万円以下から購入できます。パテや補修材や塗装なども1万円以下で購入できますので、DIYなら費用をかなり抑えてリフォームする事ができます。

和室の土壁の補修方法

土壁の補修のDIY方法とおすすめのパテ・補修材料・費用

和室のテイストを活かして土壁を補修する場合は、壁土や珪藻土、漆喰などの自然素材を使って土壁の良さを残しながら補修するのがおすすめです。マスキングテープなどでしっかりと養生をし、壁の状態により必要であれば下地処理をします。土壁の埃は、あらかじめ取るようにしっかりと掃除しておきましょう。

上から補修する材料によっても下地が変わってきますので、使用する前にしっかり確認しましょう。下地ができたら、上から材料を塗って補修して行きます。自然素材は、つなぎ目などがないので、クロスや塗装に比べて素人でも仕上がりがキレイに見えます。補修する事で壁から土がボロボロと落ちてくる事がなくなり、掃除が楽になり快適に生活できます。

土壁の補修のDIYを楽しみましょう!

土壁の補修のDIYは、補修にかける時間と労力があれば、自分の力で土壁を補修する事ができます。専門の業者に依頼せず、自分でDIYする方が費用を抑えられます。漆喰や珪藻土などの自然素材は、施工に時間がかかるので、休みの日などを使ってDIYを検討されてる場合は、工期がどのくらいかかかるのかをよく考えてから行うようにしましょう。

塗装やクロスの張り替えは、自然素材の補修に比べて扱い安く施工も早く済みますが、その後、土壁としての機能性が失われるといった面もあるので注意が必要です。土壁は、簡単な塗装や補修だけでも部屋の雰囲気が一新し、壁としての機能も取り戻す事ができます。

昔は、ほとんどの家で使用されていた土壁ですが、施工に時間がかかり、今では新築の物件で土壁が使用される事はほとんどありません。掃除しにくい、扱いにくいといった面もありますが、日本の風土に合い伝統工芸としても価値や風情があります。定期的に補修やメンテナンスを行い、快適に過ごせるようにしましょう。

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