サイクロンと紙パックの掃除機の違い比較・両方使える掃除機
更新日:2020年08月28日
サイクロンと紙パックの掃除機の違い比較
紙パック
紙パック式の掃除機は、吸い込んだほこりを紙パック内に集めるスタイルです。紙パックがフィルターの役目を兼ねており、紙パックでほこりを濾しとって空気のみ紙パックを通して排気します。
紙パックの良さはゴミ捨ての手軽さです。パックごと捨てられるので、ほこりが舞わず手も汚れません。定期的なフィルターの掃除も必要なく、お手入れがらくでしょう。そして、紙パックはある程度ゴミをためられるので、ゴミ捨ての回数も少なくてすみます。
ゴミ捨てがとても簡単な点は良いですが、紙パックの買い足しにコストはかかります。排気される空気はゴミの中を通過するため、必ず換気が必要で部屋の中の臭いが気になります。
サイクロン
サイクロン式は、吸い込んだほこりを掃除機本体に付いているダストカップに集めるタイプです。吸い込んだ空気を回転させながら、遠心力でほこりと空気を分離します。ほこりだけをダストカップに残して、空気はフィルターを通して排気します。
紙パック式と違って、紙パックを買うコストが削減できますし、排気される空気がゴミの中を通過しないので綺麗な空気が続きます。
しかし、頻繁にダストカップのゴミ捨てが必要で、手間がかかります。ゴミ捨て時にはほこりが舞いやすく不衛生です。定期的なお手入れも必要で、フィルターを綺麗に保つ必要があります。
吸引力
吸引力は、断然紙パックの掃除機の方が良いです。持続力に関してはサイクロン式の掃除機の方が良いででしょう。紙パック式の掃除機は、掃除機内が密封されている状態になります。その分、吸引力が強くゴミをグングン吸い取ります。
しかし、紙パックの中にゴミが溜まってくると吸引力が落ちてしまいます。ゴミパックが膨らんでくると持続力はサイクロンの方が上でしょう。
排気
排気の臭いはサイクロン式の方が気になりません。こまめにゴミを捨てていれば、排気の臭いは抑えられます。紙パック式の掃除機は、吸ったゴミの中を通過して排気されるので、どうしても臭いが気になります。
最近は、紙パックの性能が良くなり排気の臭いは減りましたが、気になるようならサイクロンの掃除機を選ぶと良いでしょう。
音
時間を気にせず掃除をするなら、音の大きさも気にして掃除機を選びましょう。紙パック式の掃除機は、サイクロンに比べて音は静かです。空気だけを吸う音ですからサイクロンに比べると静かに掃除ができるでしょう。
一方、サイクロン式の掃除機は吸引力は高めですが、モーター音が大きくうるさいです。掃除機の機体が大きくなるほど音は大きくなります。夜に掃除を考えている人は、お店で実際に聞いてから購入すると良いでしょう。
重さ
掃除機は女性が使うことが多いので、持ち運びやすさや階段の上げ下ろしを考慮して選ぶ必要があります。一般的に軽い掃除機は紙パック式です。キャニスター型で2.0kgのモデルも出ているほど、扱いやすい種類が多いです。
高齢で一戸建てに住んでいる方は、断然紙パックの方が使いやすいでしょう。比較的低価格のモデルでも、紙パック式の軽い掃除機は販売されています。重さだけで考えるなら紙パック式がです。
特徴別掃除機はサイクロンと紙パックどちらか
赤ちゃん
赤ちゃんがいる家庭は、頻繁に掃除機をかけるケースが多いでしょう。赤ちゃんをおんぶしながら扱える軽い掃除機を選び、ハウスダストを吸い取る吸引力を重点に選びます。排気による空気もできるだけクリーンな機種を選んであげましょう。
できれば、寝ている間にパパッと済ませたいママのために、静音タイプの掃除機なら言うことなしです。最近は水拭きまでしてくれる掃除機や、布団もクリーンにできるステック掃除機など、機能性がアップしていますから候補に入れてもいいでしょう。
初回公開日:2018年02月07日
記載されている内容は2018年02月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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