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【タイプ別】目隠しに生垣の植物|洋風/和風

更新日:2020年08月28日

生垣は、屋外からの視線を防いでくれる目隠しとして、そして敷地の境界として、さらには防犯の役割、道行く人や住んでいる人の目を楽しませてくれるなど、多くの役割を果たしています。この記事では今生垣の樹種と、タイプ別の生垣をご紹介します。

【タイプ別】目隠しに生垣の植物|洋風/和風

アベリア

春から秋口までの長い期間、たわわに付ける釣鐘型の小さな花はもちろん、斑入りなど葉の種類もバリエーションがあって目を楽しませてくれる常緑樹です。

生育が盛んで、よく伸びた枝先に花を付けた勢いを感じさせる姿から「強運」の花ことばを持つ木でもあります。成育が良い分、枝の伸びが早いので、こまめな剪定が必要になります。自然に近い庭の生垣としてのびのびと育てる場合に樹種です。

コニファー

コニファーとは針葉樹の総称ですが、日本では主に園芸用の小振りな針葉樹を差して「コニファー」と呼んでいます。

コニファーをする点は、なんと言っても色合いのバリエーションが豊富なことです。一年を通して葉の色が変わるもの、ゴールドクレストのように黄葉で華やかさを増すものなど、目を楽しませてくれるものが数多くあるのでです。

ヒイラギモクセイ

キンモクセイと同じモクセイ科の常緑樹で、芳香漂う花というモクセイ科の特徴と、鋸形の尖った葉というヒイラギの特徴を併せ持ち、防犯という点からも樹種です。夏前の新葉が柔らかい時期に剪定をすれば、チクチクとした痛みをいくぶんか避けられますが、秋の花を楽しみたい場合は初夏の剪定を避けましょう。

生垣の植栽方法

混植で四季折々の花を付ける生垣植栽

コニファーと花の付く常緑樹との混植もです。葉の色合いが明るいコニファーと組み合わせるのなら、葉の緑色に深みのあるモクセイ科の樹木などです。また、逆にコニファーの葉色に深みがある品種を選んだ場合は、明るい色味の葉であるプリペットとの組み合わせも一つとなります。

つる植物を絡ませる生垣植栽

生垣を作りたい場所にフェンスや竹垣など、絡ませるものを設置して、つる植物をそれに絡ませて壁を作る植栽ごうごうです。柔らかな遮蔽で見栄えもよく、目隠しと鑑賞を兼ね備えた方法として一つです。

ヘデラ類が一つとなります。ヘデラを絡ませる芯として目の粗い竹垣やフェンスなどを施して地植えすれば、生長の早いヘデラは芯を覆いつくして美しい緑の壁を作り、上へと延びていきます。

害虫が付きにくい生垣

コニファー

「生垣として植物や花」の項目でも紹介しましたが、見た目だけが理由ではありません。花や実が目立たないので、あまり虫が近付いてきません。

ただし、切り戻して小さくとどめておくことができない樹種でもあります。ゆくゆくは隣家の日照を妨げないかどうか、選んだコニファーが最終的にどのくらいの高さまで成長するのかなど、生垣を作る場所に適しているかを確認してから選びましょう。

イチイ

北日本や中国北東部、シベリア東部を原産とする常緑針葉樹です。樹高は20mになる高木ですが、切り込みに耐え、さほどこまめな剪定をしなくても樹形が整いやすいため、生垣としても樹種になります。ごくまれにカイガラムシなどの害虫がついてしまうこともありますが、あまり虫を寄せ付けません。

モッコウバラ

つる性の常緑で、バラにも関わらず、ほかのバラ科の品種に比べて虫がつきづらいので、フェンスなどに這い伝わせるタイプの生垣として樹種です。また、バラなのですが棘がないので剪定がしやすいところもポイントです。

次のページ:最後のは「育てる気持ち」です

初回公開日:2017年11月27日

記載されている内容は2017年11月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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