オクラの育て方と虫避け|種・苗から/鉢植え/家庭菜園
更新日:2020年08月28日
オクラは実の三面が五角形と六角形のタイプと、角の無い丸型オクラの2タイプがあります。他にも実の赤い赤オクラや花を食べる花オクラなどの種類があります。
・角オクラ品種
平城グリーン、ピークファイブ、アーリーファイブ、グリーンスター、ベターファイブ、グリーンソード、東京五角形オクラ
・丸オクラ品種
まるみちゃん、エメラルド、島オクラ
・赤オクラ新種
ベニー、レッドソード、レッドサン
・花オクラ
花オクラ
オクラを上手に育てるポイント
オクラは高温性野菜で、暑さには強い植物です。10度以下になると育成できなくなるため、日当たりのよい場所で、肥よくで水はけの良い畑が適しています。土質は選びませんが、酸性の土壌はあまり良くないでしょう。
最適なphは6.0~6.5です。乾燥しすぎると果実が大きくならないため、適度の水やりが必要です。連作をするとネコブセンチュウや苗立枯れ病の発生が多くなります。これらに注意した育て方をすると、オクラはグングン成長するでしょう。
種とり
オクラが立派に実ったら翌年分の種を収穫しましょう。オクラを複数品種栽培している場合は、蕾のうちに封筒や袋をかぶせて交雑させないようにして種を収穫します。
実が完全に枯れたら、日の当たらない涼しい場所でよく乾燥させて、種をサヤから取り出します。取り出したらゴミなどを除き、さらに2~3日乾燥させてください。その後、乾燥剤と一緒に袋に入れて冷蔵庫で保存します。種子の寿命は5年ほどです。
混色栽培もできる
畑でオクラを育てる場合は混色栽培ができます。オクラは背が高くなる植物ですから、株間にほうれん草や小松菜を植える育て方ができます。ただし、にんじんやゴボウなどと混色するとセンチュウなどの害虫が増えるので注意しましょう。育成スペースに余裕がある時は、混色栽培の育て方をしていろいろな収穫を楽しんでみましょう。
とげに注意
オクラはとげの多い植物です。ガク部分にとげがあり乾燥に負けないように茎や葉、サヤにも細かいとげがあります。皮膚の弱い人は、このとげに触れるとかぶれたり、かゆみがでたり、とげが刺さって傷む事があります。
収穫する時は、手袋をして長袖の着用をします。食べる時は塩ずりをして、とげをとってから食べるようにしましょう。
種類別虫がつかないオクラの育て方
病害虫を防ぐには、連作を防ぐことが基本です。オクラを早まきすると苗立ち枯れ病が発生しやすくなるため、種まきの時期が重要になってきます。アブラムシなどの防除対策は、殺虫剤を定植か直まきの時に植穴に混ぜると良いでしょう。
アブラムシ
オクラはアブラムシが付きやすいです。オブラムシは、細い針をオクラに刺して栄養を吸い取ります。4~6月に発生しやすく、排泄物はすす病を誘発する恐れがあります。アブラムシを見つけたらガムテープなどで駆除するか、ブラシや濡れた布を使って落としましょう。
薬剤を使いたくない場合は、水で薄めた牛乳を散布して、乾燥させてから水で洗い流すこともできます。あらかじめアブラムシの飛来を抑えるために、シルバーストライプ入りのポリマルチをすると効果的でしょう。
アリ
オクラにはアリが多く集まってきます。花外蜜腺に集まり大群になってやってきます。直接的な害が無ければそのままでもかまいませんが、オクラの実を噛んでしまったり、変形した実になる場合は駆除したほうが良いでしょう。
ワタノメイガ
初回公開日:2017年11月30日
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