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【種類別】アスパラガスの育て方|スプレンゲリー/ナナス

更新日:2020年08月28日

アスパラガスには食用と観賞用がある事をご存知でしょうか。アスパラガスは収穫まで時間がかかるイメージですが、育て方や収穫までの期間はどう育てるかで変わってきます。今回はアスパラガスの育て方と、観賞用の品種を詳しくご紹介いたします。

【種類別】アスパラガスの育て方|スプレンゲリー/ナナス

アスパラガスのプランターでの育て方

前述したとおり、アスパラガスはプランターで育てる事ができます。しかし、アスパラガスは大きく育つ植物なので、プランターは大型の深型タイプが必要です。1株だけなら植木鉢で栽培する事も可能です。苗を植える時は根を広げるようにし、芽を上に向けて3cm、土をかぶせます。植え付け後は根が定着するまでたっぷりと水を与えます。

地植えもプランターも育て方に違いはありません。プランターで栽培するメリットは雑草の手入れがしやすい事と、限られた土で栽培できる事です。肥料が多く必要なアスパラガスは周りに雑草が生えやすくなります。プランターでは土の量が少なく、栽培面積が小さいため管理が簡単にできます。

冬は地植え同様マルチングをして、成長点が枯れるのを防ぎましょう。

観葉植物としてのアスパラガスの育て方

アスパラガスは観葉植物としてもがあります。観葉植物としての育て方に違いはあるのでしょうか。ここでは観葉植物として育てる際のポイントをご紹介いたします。

アスパラガスの種類が違う

観葉植物として育てるアスパラガスは、野菜用として栽培する品種とは異なり、観葉植物としてはアスパラガス・エチオピクス・スプレンゲリ、アスパラガス・ミリオグラダス、アスパラガス・アルブスという品種があります。

育て方は野菜のアスパラガスと変わりませんが、成長した姿が違います。観葉植物のアスパラガスは枝こそ野菜用と同じですが葉が扁平です。冬に枯れない常緑で、立ち性のもの、つる性のものと種類によってさまざまです。

観葉植物としてアスパラガスを育てようと考えていらっしゃる方は、室内で栽培する事を想定しています。観葉植物の種類は直射日光が苦手な品種がありますので、カーテン越しの柔らかい光が当たる場所で育てましょう。

苔玉で購入したものを含め、表土が乾いたら水をたっぷりと与えます。アスパラガスが成長すると根詰まりを起こしますので、ある程度の大きさに成長したら苔玉から取り出し、鉢に植え替えを行います。

種類別のアスパラガスの育て方

アスパラガスにはさまざまな種類があります。品種ごとに特徴がありますので、それぞれ見てみましょう。

スプレンゲリー

スプレンゲリーはアスパラガスの園芸種で、草姿はハーブのローズマリーに似ていますが、ローズマリーより繊細な葉です。大きく育つと枝が垂れ下がり、鉢より下に垂れますので、ハンギングバスケットで育てると綺麗な草姿を楽しめるアスパラガスです。

地植えで育てると大きく成長し、1mを超えます。また、大株に育つと茎にとげが出てきますので、プランターでコンパクトに育てる方が合っています。直射日光に当てるとい葉が傷み、美しい姿を保つ事が難しいので、半日陰や明るい日陰で育てましょう。

ナナス

ナナスの正式名称は「プルモーサス・ナナス」です。観賞用のアスパラガスの中では最も葉が細く繊細です。その姿から「オオミドリボウキ」と呼ばれる事もあります。繊細な茎と葉で苔玉に使用され、花は小さな白い花が葉の先に付きます。

ナナスも長く栽培していると株元からとげが付いた長い枝を伸ばします。垂れさがるので高さのある場所で栽培するか、ハンギングバスケットを使用しましょう。耐陰性があるので明るい日陰でも育ちますが、暗すぎると葉が落ちてしまいますので栽培する場所に注意する必要があります。

冬には切り戻しを行いますが、冬以外の季節でも伸びすぎている場合は切り戻しができます。冬は5°以下にならない場所で管理しましょう。

メイリー

メイリーは茎がまっすぐ伸びる性質があります。観賞用の品種で、葉が繊細です。スプリンゲリー同様夏に白い花を咲かせ、秋に赤い実をつけます。葉の見た目は繊細ですがしっかりとしているので、0°を下回らなければ切り戻しせずに越冬する事が可能です。少し葉が枯れてしまうので、気になる場合は室内に取り込みましょう。

株分けで増やす事ができます。鉢の底から根が出ている場合は根詰まりを起こしているので、株分けを兼ねて植え替えしましょう。根は大根を細くしたような太い根と、その上に擬球根という根があります。擬球根は折れやすいので、掘り起こす時は傷つけないように注意しましょう。

擬球根は固く、茎と擬球根が取れてしまう事があるので、株分けをする時は刃物で切りこみを入れると分けやすくなります。

スマイラックス

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初回公開日:2017年12月07日

記載されている内容は2017年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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