【場所別】土の捨て方|園芸/家庭菜園/植木鉢/観葉植物
更新日:2020年08月28日
自分で土のリサイクルをして再利用したいという方へ方法を紹介します。使用した土を再利用するために少しだけ時間や手間がかかりますが、太陽の下で土をふるうリサイクルの作業もこれもまたひとつの楽しい時間になります。
土の簡単リサイクル術
簡単にできる土のリサイクル術です。皆さんも試してみてください。
準備するもの
準備するものは以下の3点です。
・ふるい(粗い目と細かい目があると便利)
・黒いビニール袋
・腐葉土
手順
1.雨のあたらない太陽がよくあたる場所に黒いビニール袋を広げその上に土を広げる
2.手で根や石、枝などを取りのぞく
3.ふるいにかけ、細かい根や石、枝、虫などを取りのぞく
4.黒いビニール袋に土を入れて平らにし、2・3日蒸らす。(土が乾燥しているときは湿らせてください)
5.蒸されて消毒された土に腐葉土をまぜる
野菜づくりをする土は「連鎖障害(※)」がおこらないように注意しましょう。そのためにリサイクルした土は同じ種類の野菜の土として使用するか、小分けにして新しい土と少量づつ混ぜ合わせ利用することをします。
※連鎖障害=前に作っていた野菜についていた病害虫や野菜の根から分泌された特殊な液が、次に育てる野菜に悪影響を与えること。
土を公園や山などには捨てないで!
土の捨てる場所で思いつきやすいのが公園や山です。しかしこの行動には大きな落とし穴が待っています。この章を参考に土を安易に周囲に捨てないようにしましょう。
その捨て方は違法です
使用済みの土が出たとき自然に返そうと公園や山に捨ててしまおうとしがちですが、私有地以外に捨てることは「土でも不法投棄」にあたります。また、思わぬ近所トラブルにつながることもあります。土を公園や山など私有地以外に捨てるのはやめましょう。
土も生きています
家庭菜園や観葉植物で使用した土は多くの肥料や化学物質が含まれており、他の土地にも良いというわけではありません。土は生きていると考えたほうがよいでしょう。例えば、土に混ぜ込まれているものの中に「発泡スチロールの微粒子」があります。
土の重量を軽くしたり水はけを良くしたりする優れものですが、この土を安易に山などへ撒いてしまうとそこに生息する虫や微生物までに影響を与えてしまうこともあります。土を別な場所へ移動するだけでその土地固有の成分バランスも崩してしまう原因になりますで、土を捨てるときの捨て方には十分注意をしてください。
【地域別】土の捨て方は市区町村によって違うの?
土の捨て方はどこも同じと考えていませんでしたか。そう考えていた人は多いでしょう。実は土の捨て方には市区町村によって微妙な違いがあります。いくつかの地域をあげて紹介しますので参考にしてください。また、ご自身の地域でも確認をしてみてください。
東京
東京23区をはじめ、現在東京では土の回収を行っているところはありません。ホームページをみて確認をしてください。各市区町村によって土の捨て方をアドバイスしてもらえる場合がありますので、ぜひ問い合わせをしてください。
初回公開日:2018年03月07日
記載されている内容は2018年03月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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