ゼラニウムは蚊への対策になるのか・蚊よけの作り方・アロマ
更新日:2020年08月28日
ゼラニウムってどんな植物?
ゼラニウムは、南アフリカが原産の植物で、花が1年で枯れる1年草や、毎年花が咲く多年草などの種類があり、全体では約280種あるといわれています。
もともとはゼラニウム属に分類されていましたが、多肉質のペラルゴニウム属をゼラニウム属から分けたときに、ペラルゴニウム属に入れられました。園芸用のものは、ゼラニウムという呼び方で統一されていることがほとんどですが、四季を通じて咲くものをゼラニウム、年に1回、一定の期間だけ咲くものをペラルゴニウムと呼ぶこともあります。
花や葉の形にもさまざまなものがあり、ゼラニウムの魅力の1つとなっています。花は、一重咲きや八重咲き、チューリップ咲き、カーネーション咲き、バラ咲きなど、葉は斑入りや、モミジのような形になるものなど、いろいろなゼラニウムが品種改良によってつくられてきました。
ゼラニウムって蚊対策になるの?
街中や家庭でもよく育てられているゼラニウムに、蚊よけの効果があることはご存じでしょうか。ゼラニウムには、蚊が嫌うシトロネラールという香り成分が含まれていて、海外では、ゼラニウムが蚊よけとして窓辺で育てられていることもあります。
蚊連草(蚊嫌草)
蚊連草は、蚊嫌草や蚊とり草などとも呼ばれ、ゼラニウムとシトロネラというハーブをかけ合わせてつくったものです。どちらのハーブも、蚊が嫌うシトロネラールという成分を含んでいて、それらを交配することにより、より蚊よけの効果を高めた品種です。
ゼラニウムの蚊への効能は?
ハーブゼラニウム
ゼラニウムのうち、特に香りの強い種類のものを、ニオイゼラニウム、あるいはセンテッドゼラニウムと呼び、ハーブゼラニウムはこれらと同じものをさしています。一般的なゼラニウムよりも花が小さく、茎や葉も小ぶりで繊細な雰囲気があり、こちらもがあります。
ローズゼラニウム
ローズゼラニウムもセンテッドゼラニウムの1つです。葉っぱをこするとバラのような香りがするゼラニウムで、アロマオイルに使われたり、料理やお菓子の香りづけとしてもよく使われます。
これらのほかにも、センテッドゼラニウムには、ペパーミントゼラニウム、アップルゼラニウム、レモンゼラニウムなどがあり、それぞれ香りも違います。どのゼラニウムも、蚊が嫌うといわれている、シトロネラールという香り成分を含んでいます。
化学薬品のような強い蚊よけの効果は期待できませんが、自然の植物なので、比較的安全だといえます。また、庭に植えたり、窓辺に鉢を置いたりすることで、見た目も華やかになり、蚊よけや虫よけだけでなく、その香りで癒しの効果も期待できます。
ゼラニウムのアロマの蚊への効果は?
ゼラニウムは、アロマオイルにも蚊よけの効果があるといわれています。ローズゼラニウムのアロマオイルは、その名前のとおり、バラに似た香りをしています。蚊よけや虫よけ効果のほか、抗菌、抗炎症やストレスの緩和、ホルモンバランスを整える、などの作用があります。
ゼラニウムの蚊よけの作り方
初回公開日:2017年11月08日
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