ゼラニウムは蚊への対策になるのか・蚊よけの作り方・アロマ
更新日:2020年08月28日
ゼラニウムで蚊よけを作る場合は、アロマオイルを利用するといいでしょう。ゼラニウムのほかに、シトロネラやレモングラス、レモンユーカリ、ペパーミントなど、蚊や虫よけの効果があるといわれるアロマオイルを混ぜるのがです。
ゼラニウムの蚊よけスプレーの作り方
<材料>
・無水エタノール:5ml
・ゼラニウム:5~10滴
・シトロネラなど:5~10滴
・精製水:45ml
無水エタノールにアロマオイルを加えて、よく混ぜ、その後、精製水を加えます。スプレー容器に入れて冷暗所で保存し、1カ月を目安に使い切るようにします。使用するときは、そのつどよく振ってから使ってください。
網戸などにスプレーすると、蚊やハエなどの害虫対策になります。肌にも使えますが、その場合は、オーガニックオイルなど、肌に優しいアロマオイルを使いましょう。無水エタノールで刺激を感じる場合は、グリセリンを代わりに入れると保湿効果も期待できます。
蚊対策へのゼラニウムの育て方・増やし方
ゼラニウムは、ガーデニング初心者でも比較的育てやすい植物です。特に蚊や虫よけを狙う場合は、センテッドゼラニウムを育ててみましょう。ハーブを取り扱っている園芸店では、ローズゼラニウムのほか、アップルゼラニウム、レモンゼラニウムなど、いろいろな種類を購入できます。
土
ゼラニウムは、水はけのよい土を好みます。鉢植えの場合は、市販のゼラニウムの土を利用すると便利です。地植えの場合は、土に腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおきます。また、アルカリ性の土を好むので、土が酸性の場合は、苦土石灰を混ぜるなどして、アルカリ性の土を作っておくとよいでしょう。
場所
ゼラニウムは、日当たりのよい場所を好み、高温多湿を嫌うため、夏場は特に風通しのよい場所で育てましょう。品種にもよりますが、冬の寒さはやや苦手です。温暖地では屋外での越冬も可能ですが、寒冷地では、霜にあたらないように軒下に置いたり、室内に入れるなどの寒さ対策が必要です。
水やり
ゼラニウムは乾燥気味の環境を好みます。鉢植えの場合、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。あまりやりすぎると、根が腐ったりして弱ってしまうこともあるので注意しましょう。
地植えの場合は、ほとんど水やりの必要はありません。夏場に土が乾きすぎてしまったら、たっぷりと水やりをするようにしましょう。
肥料
肥料は、地植えの場合は、ゆっくりと効く緩効性の肥料を、植える前にあらかじめ混ぜ込んでおきます。追肥として、春と秋の生長期に、緩効性の肥料を置き肥するか、1~2週間に1回ほど液体肥料を水の代わりにあたえます。鉢植えの場合も同じように追肥をします。
植え替え
鉢植えの場合、ゼラニウムは根詰まりを起こしやすいので、1年に1回程度の植え替えが必要です。植え替えは、夏や冬を避けて行います。根を軽くほぐし、痛んだり腐っている根があるようならば取り除き、一回り大きな鉢に植え替えます。地植えの場合は、特に植え替えは必要ありません。
切り戻し
春からの開花が一段落したら、切り戻しを行いましょう。センテッドゼラニウムは茎が細くて倒れやすく、茎が伸びすぎると見た目も悪くなりがちです。全体のバランスを見ながら、茎の節の上を、全体の約半分くらいになるまで、園芸用のハサミでカットしていきます。
切り戻しをすることで、風通しもよくなり、夏の蒸れ対策にもなります。秋にも同様の作業を行います。また、切りとった枝は挿し木に利用したり、葉は乾燥させてポプリにすることもできます。
挿し木
ゼラニウムは、挿し木で増やすことができます。元気な枝を選び、先端から10センチほどの長さでカットします。下のほうについている葉や花芽などを取り除き、日陰に1日ほど置いて切り口を乾燥させます。
挿し木用の土を用意し、そこに、切りとった枝を挿しておきます。挿したあとは、明るい日陰に置き、水を切らさないようにします。2~4週間すると根が出てくるので、それを鉢に植えつけて増やしていきます。
初回公開日:2017年11月08日
記載されている内容は2017年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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