【特徴別】プロジェクターを天井に設置する方法|吊るす/賃貸
更新日:2020年08月28日
プロジェクターを利用してみよう!
皆さんは、プロジェクターを利用したことはありますか。
学校の授業や企業でのプレゼンテーション、自宅でホームシアターなどプロジェクターの利用機会は拡大しています。
プロジェクターは、ディスプレイ装置の1つです。パソコンやDVDプレイヤーにコードをつなぐことで、各々から画像や映像のデータをスクリーンに投影します。そのための配線こそ必要ですが、操作そのものは簡単です。
導入当時は、プロジェクター本体の高価さやスクリーンなどの付属機器の必要性もあり、公共施設や企業での利用が目立ちました。しかし、近年では小型化や高性能化、業界競争などもあって、一般家庭でも設置することが増えてきています。
しかし、どこに設置するか悩みがちです。随時接続する、棚に固定するなど方法はたくさんあります。その中でも、なのは、ズバリ、「天井」への設置です。
それでは、なぜ天井へ設置すると良いのでしょうか。
天井にプロジェクターを設置するメリットって?
プロジェクターは、利用の際には電源コードやPCなどとの接続用コードが必要となります。必要時に出したり、普段は移動式のカートの上に置いたりという場合は、使用する部屋が複数あるならばまだしも、準備に手間がかかります。
そんな時は、天井の活用が効率的です。プロジェクターの天井設置のメリットを以下にご紹介します。
・常備していても生活の邪魔にならない
・コード類の配線が天井部にまとまり床に散乱しない
・設置時の角度調整のみでいつも綺麗に同じ位置に投影できる
・プロジェクターのファンの音や熱風が気になりにくい
・面倒な使用準備が省かれ気軽に利用できる
メリットはたくさんありましたが。実際に天井にプロジェクターを設置するにはどのような方法があるのでしょうか。
次からは、プロジェクターの天井への設置方法やその注意点などについてご紹介します。どうぞ、参考にされてください。
プロジェクターを天井に設置する方法って?
プロジェクターは、投影の関係上、設置(プロジェクターの位置)に条件があります。必要時に設置するか据え置きにするかは、各自の判断や部屋の状況次第です。
今回は、プロジェクターを「天井」に設置する方法について紹介しています。これから設置を検討しているのであれば、ぜひ参考にしてください。
天井に吊るして設置する方法
基本的に、プロジェクターは天吊りできるようになっています。投影条件や日常での収納を考えた時、天井に吊り下げることがポピュラーな方法となるためです。
天吊りできないプロジェクターも、もちろん存在します。それらは、DVD一体型など一部の特殊な形式のプロジェクターといった、設計上、天井に吊り下げることのできないプロジェクターです。
プロジェクターを天井に吊り下げる場合は、プロジェクター本体と天井に対応する吊り下げ用の金具を付け、金具同士を固定します。
プロジェクター本体に金具を取り付ける際は、本体の裏面に金具を取り付けます。そうすると、天井の金具と合わせる時に本体は上下逆さに固定されますが、心配はありません。プロジェクターには、投影画を上下反転する機能があるので、事前に設定すると影像を正方向でに見ることができます。
設置の詳しい手順については、以下に紹介します。
①プロジェクター本体に天吊り用の金具を取り付ける
まずは、プロジェクター本体に天吊り用の金具をセットしましょう。プロジェクターの裏側を上に向けておき、金具固定のためのネジ穴を確認します。
ネジ穴を見つけたら、プロジェクター本体にセットする天吊り用の金具をプロジェクター裏面にあて、金具の足部分の位置調整をします。
位置が決まったら、プロジェクター本体と天吊り用金具を付属のネジで固定しましょう。金具の固定ができたら、取付けた金具を持ち、固定具合や重心の確認をします。
固定が甘いと本体落下の原因になりかねません。安全性を担保するためにしっかり確認します。また、固定時の重心の歪みはプロジェクター本体の傾きの原因になります。重心がとれる位置で金具の位調整しましょう。
重心が決まったら、付属のスパナを使い、ボルトを固定していきます。
②天井に吊り下げ用の金具を取り付ける
プロジェクター本体に天吊り用の金具をセットしたら、次は天井に対応する天吊り用金具を固定していきます。
ここで、金具の設置にあたって2点の注意点があります。
まず1点目に、事前にきちんとスクリーンの位置とプロジェクター本体の設置距離を考慮して金具の設置位置を割り出しておきましょう。この時、プロジェクター本体は、スクリーンの中心線上に設置しなければなりません。
2点目に、天井への金具の設置にあたり、設置位置の天井の材質を確認しておきましょう。天井の材質が石膏ボードの場合、そのまま取付けると落下の危険性があります。
新築・改築の時にプロジェクターの設置を見込んでいる場合は、前もって金具の設置位置付近は下地を作るなどの準備をしておくと良いでしょう。
既存の部屋に取付ける際、下地の強度が足りない場合は補強や別途板を渡すなどの対策をとりましょう。
③天井の天吊り金具にプロジェクター本体を固定する
プロジェクター本体と天井に天吊り用の金具をセットできたら、いよいよ双方の金具を合わせて、本体を天井に固定します。
天井に取り付けた天吊り用金具は、床に対して棒が伸びるT字状になっています。この下に伸びた棒の先端部にはフックのような形状になっているので、そこにプロジェクター本体に取り付けた金具を引っ掛け、ボルトで固定しましょう。
金具で固定する方法
プロジェクターを天井に設置する場合、ぴったりと天井に添わせて金具で固定することはできません。
天井に本体をぴったりと固定させると、スクリーンへの投影角度の調整や本体の熱逃しに問題が生じるためです。したがって、プロジェクターを金具で天井へ設置するとなると、基本的に天吊りの形になります。
ただし、天井に直接設置するのではなく、天井付近の壁面にプロジェクター格納用の棚を取り付けたり、突っ張り棒などを使ってDIYしたりする場合はその限りではありません。
棚の固定や突っ張り棒の設置、それらへのプロジェクターの設置に金具を用いることは、強度面や安全対策面において大いにあり得る手段です。
設置方法に合わせて、適切な金具や道具を使用して設置しましょう。
埋め込む方法
教育機関や研修施設、ホール施設などでは、プロジェクターを天井に埋め込む様な形で設置してあるところがあります。これは、プロジェクター昇降装置を利用した設置方法です。リモコンなどによる操作で必要時にプロジェクターを展開します。
基本的にプロジェクター本体や配線を天井に格納スペースを作って設置するため、業者へ取り付けを依頼することになります。天井に格納スペースが確保できない場合や後付けする場合は、専用の収納ボックスごと設置することも可能です。
プロジェクターは電子機器なので、防塵・害虫対策の意味でも格納スペースは必須となります。また、昇降装置の稼働やプロジェクターの設置に耐えうる天井の強度も必要となるので、一般家庭よりは公共施設での需要が高い方法と言えるでしょう。
【状況別】プロジェクターを天井に設置する方法
初回公開日:2018年05月18日
記載されている内容は2018年05月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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