【種類別】チャックが壊れたときの直し方・代用|閉まらない
更新日:2020年08月28日
修理
精密ドライバーのなかでの小さめのマイナスのドライバーを用意しましょう。これで最後尾止めのアルミ部分を起こします。ほぼ直角に起きたら、反対側から精密ドライバーを最後尾止めの間に差込みます。ドライバーを少しずつ持ち上げると最後尾止めが取れます。
外した最後尾止めのアルミは曲がっていますので、差込みやすいように真直ぐに伸ばしておきましょう。取っておいたスライダーを最後尾止めが付いていた部分から、まず片方をスライダーの堀に差込みます。安全のために少々上に動かしておきます。
最後尾止め
スライダーが完全に入ったら、次は修正した最後尾止めを本当の場所に戻します。この場合最後尾止めの位置は取り外した時に穴が塞がっていなかったので、楽々に入ります。最後尾止めの片側3本、もう片側2本のアルミが全て出ているのをチェックしてからアルミを折り曲げます。スライダーを動かして直っていれば修理完成です。
動きがまだ重い場合はリップクリームを塗ってあげると動きが良くなります。
チャックが壊れたときに代用になるもの
交換
チャックが壊れた場合は交換するためのパーツをお家にあるもので代用しましょう。例えば、使わなくなったチャックを取り外しつける場合は、チャックの裏に記載されているYKKの下の数字を確認して取り付けましょう。
YKKとはチャックのサイズのチェーン幅のことをいい、数字で表します。チェーン幅が狭いほどサイズが小さく、広いほどサイズが大きいです。中には、45CFなど、チェーン幅が2桁の数字のものもありますが、この場合は3CF、5CNFの間のサイズをさします。cはファスナータイプの種類です。
ストラップ、クリップ
意外と壊れたチャックのつまみ部分は、チャックが固まってしまった場合がおおいので、ストラップやクリップを通してください。そのあとは液体石鹸などでチャックを拭き、少しずつ下に引っ張ってください。壊れたチャックもよく動くようになるでしょう。
チャックが壊れたときの症状
閉まらない
チャックが閉まらないと壊れてしまった時はスライダー(引き手金具の部分)を上げようが下げようが、パカッと開いてしまう症状があります。これは、どうしてこうなってしまうかと言うと、エレメント(左右から噛み合う務歯)を結合するのに大切な、スライダー部の噛み合わせが緩んで開いてしまっているからです。
閉じない
チャックをスライドしても閉じない場合は、スライダーに隙間ができてしまっている可能性あります。異物などが付いていないかチェックして、ウェットティッシュで拭いてから、ペンチで締めてあげる良いでしょう。細かくチェックしながら修理しましょう。
チャックの心得を
ふとした時にチャックというのは壊れています。壊れそうだなとおもい壊れるのもではありません。
チャックのスライダーが上にも下にも全く動かなくなってしまうほど噛んでしまった場合は、クリーニング店または、リフォーム店に修理してもらいましょう。
ドライバーでスライダーと生地の間に隙間をあける方法もあります。しかし、無理に隙間を開けようとすると、スライダーが壊れたり、チャックが閉まらなくなってしまう場合があるので、慎重に行う必要があります。
噛んでしまった時
生地をチャックが噛んでしまうと、次回もまた噛みやすくなります。どうしてかというと、裏地に噛み癖がついているので、生地が折れて、浮いてしまい、以前よりも、チャック付近まで裏地のトラブルが増えてしまいます。
ホームケアーとしては、必ずあて布をおき、裏からアイロンをかけて、噛んだ部分の生地を平行にしてあげましょう。アイロンをかける事で、浮いていた生地が元どおりに戻り、トラブルとならなくなります。
初回公開日:2018年01月27日
記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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