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かぼすとすだちの違い・見分け方・レシピ・使い分け方|ライム

更新日:2020年08月28日

皆さんはかぼすとすだちの違いってご存知ですか。見た目も形もよく似ているこの2つの果物ですが、他にもよく似た果物があり特徴もさまざまです。今回はかぼすとすだちの違いや、レシピ、保存法などをご紹介します。香りを活かした素敵な食卓を楽しめるでしょう。

かぼすとすだちの違い・見分け方・レシピ・使い分け方|ライム

かぼすとすだちはどう違う?

秋の味覚、サンマに添えてキュッとしぼる青い果物、あの果物の正体はいったいなんだか、ご存知ですか。

サンマだけではありません。お酒に入れたり、ドレッシングやジュースなど、いろいろなシーンで見かける青いミカンのような柑橘系のフルーツの正体は何でしょうか。いつも脇役のように、添えられている果物ですが、柑橘類のさわやかな香りは、どんなときでも気分をリフレッシュさせてくれる存在です。

そんな柑橘系フルーツの中でも、間違えやすい2種類が、あの青くて酸っぱい、かぼすとすだちです。見た目の見分け方から、使い方まで、混同されやすいかぼすとすだちは、どう違うのでしょうか。

今回は、そんなかぼすとすだちの違いを見ながら、ジュースや料理のレシピで活用法まで、すだちとかぼすをたっぷりご紹介します。

かぼすとすだちを見分けるには?

まずは見た目の違いを比べてみましょう。

かぼすもすだちも、見た目は同じように青くて、みかんのような見た目です。

大きさはどうでしょうか。実は、大きさは、かぼすとすだちの大きな違いのひとつです。かぼすは比較的大きくなる柑橘類で、すだちはかなり小振りな実をつける柑橘類です。皮は、どちらもつるりとした印象で、同じように間違えやすい青柚子のようなぼこぼこした凹凸はありません。皮はすだちのほうがやや薄くなります。

また、柚子は種が大きめなので、切ってもわかりやすいのですが、かぼすとすだちはどちらも同じような種になり、切った断面と皮の厚みだけで見分けるのも難しいでしょう。

しかし、すだちは柚子よりも小さく、ピンポン玉くらいのサイズで出回ることが一般的です。一方、かぼすは、青くても、比較的すだちより大きくテニスボール近い大きさがあります。

かぼすとすだち以外の柑橘類の違いは?

かぼすとすだちの大まかな違いはわかりましたが、同じように見た目の良く似た柑橘類の果物が、他にもあります。

ライムの見分け方

すだちとかぼすと同じような、青くて果汁をキュッとしぼる間違えられやすい柑橘類の果物にライムがあげられます。

実はライムはすだちやかぼすよりもレモンに近い品種です。皮は薄く、実も緑色をしています。大きさはすだちによく似ていて、やや小ぶりですが、香りはレモンに似ており、独特の苦みを持っているのが特徴です。

すだちやかぼすと同じように料理にも使っていただけますが、香りが鋭い分、カクテルやドレッシング、薬味に使うほうが向いています。

ゆずの見分け方

それではすだちやかぼすに近いとされる、柚子とはどう違うのでしょうか。

柚子は中国を原産とするみかん科の植物です。比較的寒い地域でも収穫がされやすく、日本では古くから体を温めるといって、当時のゆず湯などでも親しまれてきました。

黄色いゆずは寒くなったころ、だいたい11月ごろから出始めますが、青柚子は夏の暑い8月ごろから収穫されます。見た目は青柚子も、黄色いゆずも同じように皮に凸凹とした凹凸があります。また、皮も暑く柔らかいので触った時の感触もすだちやかぼすとは、少し違っています。

厚い皮を活かして、柚子を使ったジャムやお菓子に加工されることもあります。また、果汁だけでなくゆずの皮をすり下ろしたり、刻んで添えるような薬味にもよく使われています。白いわたの部分も、すだちやかぼすよりも多く、この部分に独特の苦みがあるため、苦みの嫌いな人にはそいで使うほうが食べやすくなります。

へべすの見分け方

少しなじみはない果物ですが、すだちやかぼすと間違えられやすい果物のひとつに、へべすがあります。名前を聞いたことがある人は少ないかもしれません。原産地は、実は日本です。宮崎県日向市が原産の果実で、江戸時代に長曾我部平兵衛さんという人が、山で自生しているのを発見しました。

「平兵衛酢」と呼ばれていたのが、なまって、へべスという名前になったといわれています。

大きさはちょうどすだちとかぼすの中間ほどのサイズで、同じように青い状態で食用に利用されています。収穫期は夏から秋の初めごろで、長期保存に向かなかったため、主に宮崎県のローカル食材として流通していましたが、最近は少しずつ消費地が広がってきています。

へべすの特徴は、皮の薄さと種の小ささです。種が小さいため、果汁を絞るときに邪魔にならずに使いやすい実になります。苦みよりもさわやかな酸味がありいろいろな料理に合わせやすい果実です。

シークワーサーの見分け方

次にご紹介したいのは、シークワーサーです。もともとは、琉球諸島から台湾に自生していた果実で、日本では沖縄を中心に栽培されています。沖縄のお土産として、シークワーサーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

熟す前の果実は、青く、すだちやかぼすにも近い見た目となります。サイズはすだちに近く、ややすだちよりも小振りなものが多くなります。かなり小さめの果実で、皮にはゆずのような凸凹はありません。しかし、香りがすだちやかぼすとは大きく異なり、独特の鋭い酸味を持っています。

また、沖縄を中心に、熟した果実を利用されることもあります。熟したシークワーサーは、皮も黄色くなり、甘みが増します。レモンの代わりに果汁を絞ったり、果実をそのまま食べることもあります。

一般的には、青い状態の独特の風味がある状態で、カクテルやジュースにしたり、果汁を泡盛に入れて楽しまれています。

かぼすやすだちでジュースを作ろう!

次のページ:かぼすやすだちを使ったレシピは?

初回公開日:2018年04月25日

記載されている内容は2018年04月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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