ポワレの意味と使われ方・ムニエルとの違い・レシピ
更新日:2020年08月28日
ポワレの意味と使われ方
皆さんは「ポワレ」という料理をご存知でしょうか。ほとんどの場合フレンチレストランのメニューに並んでおり、名前を聞くだけでもオシャレな雰囲気が想像できます。ポワレは白身魚や肉を使って作られていることが多く、「焼き」の料理であることもあり、コースのメインディッシュとして用いられています。
そんな「ポワレ」ですが、耳にしたことはあっても実際に食べたことはない、どんな料理かは知らない、という人も多いでしょう。今回は家庭でも気軽に作ることができる「ポワレ」の調理方法や作り方のポイント、レシピなどに着目して詳しく解説していきます。おしゃれな料理の一つとしてぜひあなたもマスターしておきましょう。
ポワレとは?
そもそも「ポワレ」とはフランスの家庭料理で、底の深い銅鍋を用いて少量のフォンで蒸し焼きにした料理のことをいいます。ここで言う「フォン」とは出汁のことです。「ポワレ」と聞くと魚料理が思い浮かぶほど魚のイメージが強い料理ではありますが、元々作られていた「ポワレ」は肉料理の調理法として用いられることから始まったと言われています。
「ポワレ」の調理法が用いられる食材には、鯛や舌平目、スズキなど淡泊な味わいが魅力の白身魚であったり、豚肉やチキンなどが使われます。主な調理方法としては切り込みを入れた素材に塩コショウで軽く下味をつけてからオリーブオイルで両面を焼いていきます。調理中に素材から出た油は素材にかけながら焼き上げていくのが正しいポワレの調理法となります。
ポワレの由来
さて「ポワレ」とはどこから来た名前なのか由来をご紹介します。「ポワレ」の由来はフライパンのことをその昔「ポワレ」と呼んでいたことが由来だと言われています。ポワレはフライパンを使用しなければならない調理法なため、納得できる由来なのではないでしょうか。
たまにメニュー表など「ポアレ」と表記されていることもありますが、正式名称は「ポワレ」になりますのでぜひ覚えておきましょう。
ポワレの歴史は?
フライパンなど鍋を使って焼きあげる調理法は非常に多く、「ポワレ」も焼き上げる調理法であることからどうしても他の調理法と混同されてしまいがちでした。
例えば、フライパンや鍋を使用せずオーブンで焼き上げる調理法となれば「ロティ」と呼ばれており、「ブレゼ」と言う調理法になれば、底の深い鍋に蓋をして素材とフォンをたくさん加えてからオーブンで焼きと煮込みを同時に行う調理法になります。
「ポワレは焼き上げる」というイメージが強いことから、上記でもご紹介したように別の調理法と混同されやすく、発祥となるフランスに限らず日本においても間違って解釈されることが多くあったと言われています。
文字にして特徴を書き上げていくとその違いは明確ですが、やはり料理人でもない限り多くの調理法を全て理解する、ということは難しいことなのだと言えるでしょう。
ポワレはどんな時に食べられる?
「ポワレ」とはフランスの家庭料理として食べられているフランスが発祥となった料理です。コツさえ掴めば、フランス料理店で出るような美味しいポワレを家庭で作ることだって可能です。日本ではちょっとしたパーティや行事ごと、さまざまなシーンでポワレは用いられ、彩あざやかに映えるおしゃれな料理としてもがあります。
素材別ポワレのレシピ
「ポワレ」には上記でもご紹介したように淡泊な白身魚をはじめ、お肉などさまざまな素材が用いられ調理されています。「ポワレ」と聞くとどうしても魚のイメージが強くなりがちですが、魚以外の素材を使って焼き上げた「ポワレ」も多く存在しています。
今回はそんな多くの素材から【魚・鯛・牛・洋梨・豚】の5つに絞ってレシピをご紹介しましょう。家庭でもできる材料ですのでぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。レシピを見るだけでもきっと調理法の幅が広がることでしょう。
白身魚のポワレ:サフランソース・ハーブ
こちらのレシピは白身魚の代表格ともいえる「タラ」を使ったポワレです。オリーブオイルとにんにくの香りが食欲をそそり、カリッと焼きあげたタラは思わず食も進んでしまうでしょう。白ワインがさらに味を引き立てるおしゃれなレシピとなっています。大切な日のディナーに作りたい一品です。
手軽におもてなし:鯛のポワレ・レモンバター醤油ソースで
初回公開日:2018年03月14日
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