オイルステインのニスでの仕上げ方・必要か・おすすめ|重ね塗り
更新日:2020年02月13日
オイルステインのニスでの仕上げ方や塗り方は?
オイルステインとは、油性顔料の着色剤の一種です。木の板や木製の家具に塗ることで、木目を引き立てる効果があります。また、オイルステインは塗るだけで簡単に、油性ならではのツヤが出る上に塗りむらも味が出るので、初心者にも使いやすい塗料です。
ペンキのような表面だけを加工する塗料とは違い、オイルステインは塗ったあとに、塗料が木材に染み込んでいきます。染み込んだオイルステインが、木目を美しく浮かび上がらせるため、新品の木材を古材のような雰囲気にすることができるのも、オイルステインならではの効果です。
オイルステインの重ね塗りは必須なの?
オイルステインは、重ね塗りしましょう。色味の調節をする効果があります。また、ペンキのような塗料とは違い、木材にしみ込んでいくオイルステインは、完全に乾く前に二度塗りしても問題ありません。ペンキより乾きも早いです。
オイルステインを重ね塗りする際に、塗りむらがあり、色が濃すぎる箇所がある場合は、オイルステインが木材に染み込んでしまう前に、タオルなどでふき取りましょう。オイルステインをふき取ったタオルは再利用ができなくなるため、使い捨てができる不要なタオルや、雑巾を使うことをおすすめします。
ニスはいつ塗るの?
オイルステインを重ね塗りしたあと、最後の仕上げにニスを塗ります。ニスを塗ることで、オイルステインが、服や家具など、他の物に色移りすることを防ぐことが可能です。ニスの色は、オイルステインの色に干渉しないよう、クリア系の色を選びます。ニスは、油性のものを選ぶようにしましょう。
また、ニスを塗る前後に、サンドペーパーで磨くこともきれいに仕上げるポイントです。オイルステインやニスでできた、表面の荒れを整えることができます。このひと手間で、仕上がりに差がでますので、初心者の方ほど丁寧に作業をするようにしましょう。
ニス入り・ニス無しオイルステインの違いって?
オイルステインは、色の種類も豊富です。また、最後にニスで仕上げる必要のある、ニスが入っていないタイプのオイルステインと、最後にニスを塗る作業が不要な、ニスが元々入っているタイプのオイルステインもあります。
ニスが入っているオイルステインだと、オイルステインとニスを、何度も塗り重ねる必要がないため、早く仕上げることが可能です。しかしニス入りのオイルステインは、重ね塗りに向かないため、色の調節がしにくい難点もあります。
また、ステイン塗装のうち、油性顔料のものをオイルステインと呼びます。水性顔料のステイン塗料もあり、そちらは水性ステインと呼びます。
オイルステインは濃淡の調整がしやすいだけでなく、木材の保護効果もあります。ステイン初心者の方は、オイルステインがおすすめです。
油性ステインって何?
油性顔料を使った油性ステインを、オイルステインと呼びます。オイルステインの特徴は、木材への浸透力が高いこと、塗ったあとの乾きが早いこと、そして、色持ちが良いことです。
しかし、使い終わったあとのお手入れは、水性ステインより大変です。塗り終わった後に、使った刷毛やローラーを、「ペイントうすめ液」を使って洗います。専用の「ペイントうすめ液」を使わなかった場合は、刷毛やローラーがカピカピになり、再利用ができませんので注意してください。
水性ステインって何?
水性顔料を使った水性ステインは、主に屋内作業しかできないときにおすすめします。水性ステインは、オイルステインよりも臭いが少ないためです。
また、使い終わったあとのお手入れも簡単で、水性ステインは、刷毛やローラーなどの道具を通常の水で洗うことができます。水性ステインを薄める場合は水を加えるだけで、手軽に塗ることができます。
オイルステインにニスでの仕上げは必要なの?
オイルステインで二度塗りしたあと、ニスを塗って仕上げをする必要があります。ニスを塗る仕上げをしないと、オイルステインが他の物に色移りしてしまいます。また、色持ちをよくするためにも、ニスを塗りましょう。
オイルステインを完全に乾かしたら、まずはサンドペーパーで、木材の荒れた部分を平らに整えます。その後、ニスを塗って仕上げます。ニスを塗るのが初めての方は刷毛で塗るより、スプレータイプの方が全体にむらなく広げられるので、失敗が少ないためおすすめです。
オイルステインにおすすめのニススプレーは?
初回公開日:2018年01月17日
記載されている内容は2018年01月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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