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西洋のあじさいの種類・色別あじさいの種類と名前

更新日:2020年07月10日

みなさんは、西洋あじさいにはどんな種類があるのか知っていますか。西洋あじさいには、花形や花色などにたくさんの魅力的が詰まった種類があり、西洋あじさいを知れば知るほど西洋あじさいの世界に引き込まれ魅了されます。そんな西洋あじさいの種類を詳しく紹介しています。

西洋のあじさいの種類・色別あじさいの種類と名前

西洋あじさいの種類

あじさいの種類は、日本古来の品種の「額あじさい」と日本から西洋に渡り品種改良された「西洋あじさい」の2種類に分けられます。

「西洋あじさい」は、中国などを経由しフランスやドイツ、オランダ、ベルギーなどで品種改良されたものが大正時代に日本へ逆輸入されました。鉢花用として、手まり型のような花が多く、色彩鮮やかでゴージャスな印象が特徴的な品種です。日本古来の品種と分けるために、属名の「ハイドランジア」や「西洋あじさい」と呼ばれることもあります。

西洋で品種改良をされ、日本に逆輸入された「西洋あじさい」ですが、日本でも品種改良が進み、100種類以上の「西洋あじさい」が誕生しています。

色別のあじさいの種類と名前

みなさんは、西洋あじさいの花にはいろいろな花色があるのを知っていますか。今回は、西洋あじさいの中の「白」「ピンク」「紫」「赤」「緑」「青」「秋色」の7種類の色のをあじさい紹介します。

白い西洋あじさいの中で1番ポピュラーなのがアナベルという品種です。とても綺麗な品種ですが、白い西洋あじさいには他にもいろいろな種類があります。

白い西洋あじさいの種類は、ポーラーベアー、ゼブラ、シュガーホワイト、ホワイト、ピラミッドアアジサイ、柏葉、インマクラータ、エルスター、シロテマリなどの種類があります。

その中から、「ゼブラ」と「シュガーホワイト」の白い西洋あじさいをご紹介していきます。

ゼブラ

白い西洋あじさいである「ゼブラ」は、装飾花が一重の手まり咲きタイプで、単体が大きめで花びらがしっかりとしいるのが特徴です。花びらの縁に切れ込みが入っていますが、入り方がバラバラなので、見る角度によって雰囲気が変わります。

装飾花が大ぶりな花はきつい印象がありますが、「ゼブラ」は花房自体がそこまで大きくないのでむしろスッキリとしたイメージがあります。花びらが厚めでしっかりしているので、傷みにくく、明るいグリーンから白色、グリーンへと花色が変化していきます。花色の変化を楽しめる花期も長いのも特徴の一つです。

「ゼブラ」の名前の由来は、茎と花の色の対比にあります。ゼブラの茎の色は一般のあじさいと違い、茶から黒色をしていて茎と白の花色との対比が楽しめることから付けられました。

白のあじさいは、少し明るすぎたり可愛らしい雰囲気が多いのですが、「ゼブラ」特有の茎の色が入ることで大人っぽい雰囲気になります。

シュガーホワイト

「シュガーホワイト」は、花がてまり咲きで、両性花がなく装飾花が集まって咲くのが特徴的です。また、装飾花が大ぶりなので、その装飾花が集まった花房はころがり落ちそうなほどの立体感があります。

装飾花は一重咲きで、フリンジのように花びらの縁に細かい切れ込みが入っていて、見応えのある白いあじさいです。装飾花が開き切らずに少しすぼまったように咲くので、1つの花房だけでも花束のように見えます。

「シュガーホワイト」の魅力は純白の花色にあります。他のあじさいと違い、土の酸度に左右されない真っ白な花は、清楚な雰囲気があり、見ているだけで心が洗われる美しさがあります。さらに咲き進んでいくと、純白だった花色が黄緑色っぽく変化していきます。

枝が太目なので花房が大きくても折れる心配はありませんが、1本の枝にたくさんの花房ができた時は、重さで倒れたりすることがあるので、その場合には支柱をしてあげましょう。

ピンク

ピンク色の西洋あじさいはどんな種類があるのでしょうか。ピンク色の西洋あじさいの種類には、ダンスパーティー、キングジョージ、マジカルサマー、コメット、ユーミーパーフェクション、ミセスクミコ、ピーチ姫、ギャラクシー、センセーション、ピンクフレッシュ、などがあります。

その中から、「コメット」「ギャラクシー」「センセーション」を詳しく紹介します。

コメット

「コメット」は、西洋あじさいらしい手まり咲きタイプで、装飾花は集まって咲きますが花房自体は大きくないのでブーケのようなふんわりしたイメージがあるあじさいです。

装飾花は、花びらが4枚~5枚の一重咲きで花びらの先端が少しとがった剣弁タイプですが、剣弁タイプの中でも花びら自体は細くなく、丸みを帯びているのでトゲトゲしくありません。
 
咲き始めは全体的に黄緑色で、咲き進むと外側から徐々にピンクに染まっていき、満開になると綺麗なピンク色になります。基本的に花色はピンク色ですが、土の酸度によって色が変化するので、好きなピンク色に調整することができます。

ただ、酸性に傾けても青色にはならず紫色になるので、濃い青色を咲かせるのは難しいです。ですが、どの色も透明感のある美しさには変わりはありません。枝の太さは普通で、コンパクトに育つので倒れにくいです。

ギャラクシー

「ギャラクシー」は、花びらに丸みがあり、とても可愛らしい装飾花のことです。装飾花は小ぶりですが、花びらが何枚も重なり、小さなバラのような形をしていて手まり状に咲くのでとても華やかで見応えがあるのが特徴的です。

花色は土の酸性度によって変化し、アルカリ性なら濃いピンクや淡いピンクに、酸性なら青紫に咲きます。枝の太さや葉の色などは一般的なあじさいと同じですが、枝がしっかりしているので大きな花房でも折れることはありません。

「ギャラクシー」は、花つきがとても良い品種なので、株が小さいうちから見応えがあります。ですが、たくさん付きすぎてしまうと、水分を含みすぎて花房が重くなり、やや倒れ気味になってしまうので注意が必要です。

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初回公開日:2017年10月31日

記載されている内容は2017年10月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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