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西洋のあじさいの種類・色別あじさいの種類と名前

更新日:2020年07月10日

みなさんは、西洋あじさいにはどんな種類があるのか知っていますか。西洋あじさいには、花形や花色などにたくさんの魅力的が詰まった種類があり、西洋あじさいを知れば知るほど西洋あじさいの世界に引き込まれ魅了されます。そんな西洋あじさいの種類を詳しく紹介しています。

西洋のあじさいの種類・色別あじさいの種類と名前

西洋あじさいの青色の種類にはどんな品種があるのでしょうか。

西洋あじさいの青色の種類はブルーダイヤモンド、カムイ、ラピスラズリ、エンドレスサマー、ブルースカイ、てまりてまり、ニッコーブルー、ナイチンゲールなどがあります。その中から「ブルースカイ」「ラピスラズリ」「ナイチンゲール」の3種類を細かく紹介していきます。
 

ブルースカイ

「ブルースカイ」は中央に両性花がぎゅっと集まりその周りに装飾花がつくガク咲きタイプのあじさいです。装飾花は大きめですが、花びらが4枚の一重咲きなので、スッキリとした印象があります。

両性花の花色は黄緑色をしていますが、徐々に装飾花と同じ青色へと変化していきます。両性花が開花した時は、花色が白っぽい色になので、両性花の白と装飾花のブルーのコントラストが魅力的です。また、花びらの先端から徐々に色づいていくので、日々の変化を楽しむことができます。
 
枝はしっかりとしているので、株が大きくなり花数が多くなっても、倒れたり折れたりすることはありません。地植えにして大きく育てることもできる品種ですが、あじさいの剪定次第では、株をコンパクトに育てることもできるます。

鉢植えで育てることもできるので、好みに合わせて株の大きさを選ぶことができるのも「ブルースカイ」の特徴です。

ラピスラズリ

「ラピスラズリ」は、4~5枚の少しだけ丸みを帯びたひし形の花びらが集まって咲く、手まり咲きタイプのあじさいです。咲きはじめは、全体が薄い黄緑がかった白色で、咲き進むと花びらの外側からだんだんと色づいてきます。

「ラピスラズリ」には装飾花の中心に目のようなものがあり、花びらと同じように色づきます。最終的には、装飾花全体が美しい青色に染まります。

「ラピスラズリ」は名前のとおり青色を出すのに秀でた品種ですが、他のあじさいと同様に土の酸度によって花色が変化します。アルカリ性になると青に赤が少し混ざったような赤紫になってしまうので、土の酸度は酸性になるように調節しましょう。

葉の色、大きさなどは一般的なあじさいと同じですが、枝は少し細めになります。枝は丈夫なので折れることないのですが、長くなってくると花の重みで枝が倒れてくることがあるので、支柱を立てたりして支えるようにしましょう。

ナイチンゲール

「ナイチンゲール」は、西洋あじさいには珍しく装飾花の中心に両性花が咲くガク咲きのあじさいです。花形はオーソドックスな形の一重咲きで、両性花は中心にキレイなひし形で固まっており数も多いのが特徴的です。小さな両性花と大きな装飾花とのコントラストがはっきりしていて、垢ぬけた印象があります。

「ナイチンゲール」の魅力は、花形だけではなく深い花色にもあります。基本的な花色は深い青ですが、装飾花ごとに色が変化した淡いグラデーションになっていて、絶妙な色合いとはっきりとした花形が神秘的な雰囲気をもっています。花色は株ごとに違うので、花を見て気に入ったものを選びましょう。

枝は少し細く丈夫なので折れにくいですが、花房が大きいため水分を多く含むと、花の重さで倒れやすくなるので、支柱などで支えるようにしましょう。

秋色あじさい

赤や青など、さまざまな色合いのあじさいがありますが、「秋色あじさい」という変わった種類の西洋あじさいもあります。「秋色あじさい」は、秋まで長期的に持たせて変化する花色を楽しむことができるあじさいのことです。

秋色あじさいの品種は「カメレオン」「フェアリーアイ」「シーアン」があるので、それぞれの秋色あじさいについて詳しくご紹介していきます。

カメレオン

「カメレオン」は、両性花を中心にその周りに装飾花が咲くガク咲きのあじさいで、装飾花の咲き方によっては手まり咲きようにも見えるのが特徴的です。1つの株の中で、ガク咲きと手まり咲きの両方を楽しめることもあり、さまざまな表情を見ることができるのも「カメレオン」の特徴です。

装飾花は、丸みのある大きめの花びらが4枚~5枚ある一重咲きで、花びらが少しずつ重なり合い八重咲きのように見えることもあります。一重咲きの清楚な雰囲気と、八重咲きの豪華な雰囲気を持ち合わせていて、中には花びらの先端がゆるく波打っているものもあります。

基本的な花色はベビーピンクですが、土が酸性に傾くと薄紫になることもあります。花色は、ピンク色から次第に黄緑色へと変化し、チェリーレッドへと変わっていきます。柔らかい雰囲気からシックな雰囲気へと変化していく様子を楽しむことができます。
 
枝はしっかりとしているので折れることはありませんが、装飾花が大きく花房の数も増え、水を含んで重くなった時に枝が倒れ気味になるので注意しましょう。

フェアリーアイ

「フェアリーアイ」は、八重咲きの装飾花で、花色が優しい色合いの明るく柔らかい印象をもっているあじさいです。開花した時は中央にある両性花を囲むようにして八重の装飾花がつき、咲き進むと両性花が隠れ装飾花のみになり、半手まり状に咲いているように見えるのが特徴的です。

「フェアリーアイ」は、花びらに厚みがあるので花もちがよく、秋まで花を楽しむことができます。花色は土の酸度によって変わり、ピンク色や「フェアリーアイ・ブルー」という名前の青色の「フェアリーアイ」が増えてきています。

花色は、基本的にピンクやブルーで、夏になると黄緑色に変化し、寒暖の差によって黄緑から赤色へと変わってきます。花びらの付け根は少しだけ黄緑が残っているので、初夏から秋へと季節が移り変わるように、花色が変化するたびに印象が変わる様子を楽しむことができます。

シーアン

「シーアン」は、他の品種に比べて平らな形をしていて、手まり状に花が咲くのが特徴的です。茎が丈夫なので、株が大きくなったり装飾花が大きくなっても倒れることがありません。

花色は、蕾の間は明るい緑色をしていて、咲き始めると徐々に紫色になり、どんどん色濃くなっていきます。ピークになると少しずつ赤みを帯びたピンク色に変化し、少しずつ青が混じり薄い紫色になったあと、退色して緑色へと変化していきます。

退色後の緑色は、蕾の時のよりもくすんだ緑色のような独特な色合いをしています。さらに、涼しくなると緑色の花の縁が濃いピンクから赤色の色がつくようになります。全体が赤くなることはなく、環境などによって色合いが変わってきます。
 
「シーアン」は草丈が高くなりやすいので、秋まで花を楽しむためにも、草丈を低く保つ工夫をしていく必要があります。

新種のあじさい

あじさいは、品種改良がすごく進んでいる種類の植物です。日々どんどん新種のあじさいが作られているのですが、そんな新種のあじさいの種類を紹介します。

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初回公開日:2017年10月31日

記載されている内容は2017年10月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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