多肉植物の一覧・名前と育てやすい多肉植物|セダム/エケベリア
更新日:2020年08月28日
サボテンに似た種類のユーフォルビアより「紅彩閣綴化」。ユーフォルビアは個性的な見た目が特徴的な多肉植物です。その中でも紅彩閣綴化は群を抜いて個性的な見た目を持っています。サボテンのような姿に赤いトゲを持ち、扇子のように茎を広げています。
暑さに非常に強く夏は外で直射日光に当てていても大丈夫です。それに比べて寒さには少し弱いですが、0度までなら耐えられるので冬も外で過ごすことは可能です。雨ざらしにされても大丈夫なほど丈夫な多肉植物です。ただ根が弱いところがあるので、頻繁な植え替えはしません。
紅彩閣綴化に限らず、ユーフォルビアは切り口から白い乳液を出します。この乳液に触れるとかぶれてしまうので、株分けなどする際は気をつけましょう。
黒法師×香炉盤の交配種類「ベロア」
紹介した花を咲かせる光源氏と同じくアエオニウム属の「ベロア」。別名「カシミヤバイオレット」。ロゼット状に生える葉が大きいのが特徴的です。黒法師と香炉盤の交配種ですが、子吹くのが上手なため簡単に増やすことができます。冬型種でありながら、暑さにとても強なことからもいかに丈夫な種類であるかうかがえます。
ロゼット状の多肉植物は、形が大切になってきます。ベロアの場合、冬場に日照不足が続くと徒長して形が崩れてしまうので、日当たりのよい場所で管理してあげましょう。徒長してしまった場合でも、挿し芽をして育ててあげれば簡単に直してあげることもできます。
色合いがとにかくキレイな「紅夕月」
鮮やかなピンクと黄色の葉が特徴的なセンペルビウム属の「紅夕月」。キレイな色合いは葉には見えず、花に見間違えるほどです。冬型種のため、1年の中で特に冬に鮮やかな色合いを見せてくれます。1つの株で直径5cm程になり、群生していきます。その姿はバラの花束のようにも見えます。どんどん子株が増えていくので、広めの鉢に植えてあげるといいでしょう。
比較的暑さにも強く、日本の冬なら屋外で過ごすことができるので1年をとおして丈夫に育っていきます。ただ多湿には弱いので梅雨などの雨期には、風通しがよく屋根のある場所で管理してあげましょう。
三時草とも呼ばれる「照波」
三角形の断面の葉が特徴的なベルゲランサス属の「照波」。午後3時頃から日暮れまで花を咲かせるため、「三時草」とも呼ばれています。照波よりも高く大きな黄色い花を咲かせます。10種類程の原種しか発見されておらず、仲間の少ない多肉植物です。
暑さにも寒さにも強く、北海道や東北などの寒冷地以外でしたら日本の冬なら屋外で過ごすことも可能です。雨の少ない地域でしたら、庭に直植えしても丈夫に育ってくれます。なんといっても子吹くのが上手なためどんどん子株が増えていきます。1年~2年に1回、植え替えをするといいでしょう。
幸運を招く多肉植物「金の成る木」
こじんまりとした丸みのある葉が特徴的なクラッスラ属の「金の成る木」。名前のとおり、花言葉は「一攫千金」「幸運を招く」です。多肉植物としてではなく、観葉植物として売られていることが多いです。比較的安価で手に入れることができますが、斑入りの珍しいものはより幸運を招くことができると言われており、高値で売られていることが多いです。
同じ金の成る木でも広範囲に分布していることから、夏型、冬型、春秋型と違う種類のものがあります。特に夏型種の金の成る木は丈夫で育てやすいです。高温多湿に弱いので、真夏は風通しの良い明るい日陰で管理してあげましょう。
ジャングルのような「ヒボグリフ」
まるでジャングルの樹木のように枝を空中に伸ばしていくセネシオ属の「ヒポグリフ」。薄い縦じま模様が入っている葉が特徴的です。空中に発根した茎は途中から切れば、簡単に子株を増やすことができます。
比較的暑さにも寒さにも強いので、非常に育てやすい種類の多肉植物です。他の多肉植物と大きく違うのは、セネシオの根は乾燥を極度に嫌うことです。休眠期であっても断水せずに乾燥しない程度に水やりをしましょう。普段は日当たりのよい場所で管理してあげましょう。
最初は一目惚れした多肉植物でもオーケー
多肉初心者の方は難しいことを考えずに、一目ぼれした多肉植物から育てるのも1つの手です。最初に手にとった種類から色々なことを学び、感覚として育て方を学ぶことも多肉植物の楽しみ方の1つです。どんなことでもそうですが、特に植物を育てるというのに最初から上手くいくことはありません。
失敗から学び、キレイに育てることができたときの達成感は計り知れません。あまり難しく考えずに楽しい多肉植物ライフを送ってください。
初回公開日:2017年11月23日
記載されている内容は2017年11月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。