【種類別】オーガスタの育て方|葉が割れない/室内/屋外
更新日:2020年07月20日
インテリアグリーンとして人気のオーガスタ
オーガスタは大型の観葉植物として人気があります。バナナの葉に似た大きな楕円の葉がにょきにょき伸びている姿はインパクトがあり、部屋のアクセントになります。存在感のあるグリーンはインテリアとして、また癒しアイテムとしてもおすすめです。
オーガスタの育て方は難しくありませんが、きれいに育てるにはポイントがいくつかあります。また葉が大きい故のトラブルもあります。ここではオーガスタの種類や基本的な育て方だけでなく、環境や悩み別にオーガスタの育て方をご紹介していきましょう。
オーガスタとは
オーガスタは流通名で、学名はストレリチア・ニコラスといいます。ほかにもストレリチア・アルバが学名のオーガスタもありますが、こちらは希少種のため園芸店などに出回っているのはほとんどニコラスの方です。
オーガスタはバショウ科ストレリチア属の一種で、ストレリチアは日本では極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)とも呼ばれています。オーガスタはストレチリアの一種ですが流通名でほぼ浸透しているので、一般的にはストレリチアとオーガスタはそれぞれ別の種類として扱われています。
ストレリチアとオーガスタの違い
一般的にストレリチアと呼ばれるのは、ストレリチア・レギネと呼ばれる品種です。ストレリチア・レギネはオレンジ色の花を咲かせ、その鮮やかな花の姿が極楽鳥に似ていることから極楽鳥花という別名がつけられました。ストレリチア・レギネの葉は細長く、オーガスタの大きく広がった形とは雰囲気が異なります。
育て方にそれほど違いはありませんが、見た目の姿やインパクトの違いから好まれる場所や目的は違ってきます。ストレリチア・レギネは花を楽しみたい人やコンパクトに飾りたい人向けで、オーガスタは大きな鉢が欲しい人やインパクトのある植物を飾りたい人におすすめです。
オーガスタにも花は咲く?
ストレリチアはオレンジや黄色のカラフルな花を咲かせる種類が多いですが、オーガスタは白い花を咲かせます。ストレリチア・レギネは日本の環境でも育て方が良ければ花を咲かせられますが、オーガスタは花を咲かせることは難しい品種です。温室など環境を整えた場所なら、育て方次第では花を咲かせることができるでしょう。
オーガスタの基本的な育て方
オーガスタの育て方は難しくありませんが、初めての人は100cm前後のサイズのオーガスタを購入すると株がしっかりしていて育てやすいです。購入する際は葉ツヤのよいものを選び、害虫などがついていないか確認してから購入しましょう。
オーガスタは直射日光に当たりすぎず日陰でもない、日当たりの良い場所に置きます。直射日光に当たりすぎると葉焼けを起こしますし、日陰にずっと置いていると健康に育ちません。夏は涼しく冬は暖かい場所で多湿にならないところがちょうど良いでしょう。
育て方としては普段は水やりだけで十分です。水を与えすぎて土が常に湿った状態だと根腐れを起こします。水は土が乾いてから2、3日後に鉢底から水が流れ出るほどたっぷり与えるのが、育て方のポイントです。
オーガスタの室内での育て方
オーガスタの室内での育て方は、まず置き場所に注意します。耐陰性があるので室内でも育ちますが、日光にまったく当たらないと株が弱ってしまいます。日当たりのいい窓際や、日の入る明るい部屋に置くのが適切な育て方です。
窓際でも直射日光に当たりすぎると葉焼けしてしまうので、レースカーテン越しのやわらかい日差しに当ててあげるのがおすすめの育て方です。乾燥には強いですが、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷む原因になるので注意しましょう。
水やりは土が乾いてから2、3日おいてたっぷりと水を与えます。鉢底から受け皿に水が流れ出るほど与えて大丈夫ですが、受け皿に溜まった水は都度捨てるようにします。水が溜まったままだと根腐れの原因になるので注意が必要です。
オーガスタの屋外での育て方
初回公開日:2018年01月08日
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