【種類別】クレマチスの育て方|地植え/冬/白万重/ロウグチ
更新日:2020年08月28日
種類別|クレマチスの育て方
クレマチスという植物をご存知でしょうか。春、バラが咲く頃になると、庭先の垣根や樹に絡みつき、たくさんの花を咲かせるツル性植物です。クレマチスは何百という種類があり、色、形、咲く時期もさまざまです。こんなものまでクレマチスだったのか、と驚くこともあります。
もともとは日本や中国の山野に生えていたものが、その美しさから海外に渡り、多様な品種改良をされて今に至ります。庭植えにしてフェンスに絡ませても、鉢植えで楽しんでも、切り花にして花瓶に活けても、いろんな楽しみ方のできるクレマチスの育て方を、種類別にご紹介します。
クレマチス基礎知識
クレマチスの基礎知識をご紹介します。
■名前:クレマチス(和名:テッセン)
■学名:Clematis cv
■科名:キンポウゲ科
■園芸分類:ツル性多年草
■原産地:日本、中国
■花期:4~10月、12~3月
■植え時:2月頃
■剪定方法:品種により異なる
*弱剪定:花後、花から1~2節下で剪定します。
*中剪定:花後、花から3~4節下で剪定します。
*強剪定:花後、花から1~2節下で剪定します。冬は地上部が枯れたら、下から2節残して剪定します。
原種系クレマチスの育て方
原種系クレマチスの育て方です。もともとは山野に自生していた原種のクレマチスですから、日本の風土によく合います。とても育てやすい品種ばかりです。
ロウグチ(篭口)
■花期:5~11月
■花径:3~5cm程度
■ツル性・ベル咲
■落葉
■中剪定
日本で昔から愛されているベルテッセンの代表種です。濃い紫色の釣り鐘型のお花を次々と咲かせます。大変強健種なので、夏の暑さにも負けません。花後強めに剪定をすると、どんどんお花を付けてくれます。育て方も簡単で、大きくなるので庭植えに向いています。
テッセン(鉄線)
■花期:5~11月
■花径:7~10cm程度
■ツル性
■落葉
■中剪定
古くから愛されてきた原種のクレマチスです。茶花としてもの種類です。クリーム色の大輪の花と紫色の花芯のコントラストが美しい花です。春のお花が終わった後、強めに剪定をすると、秋にもう一度お花を楽しめます。育て方も容易で花付きがいいので、庭植えに向いています。
ハンショウヅル
■花期:5~6月
■花径:2.5~3cm程度
■ツル性
■落葉
■弱剪定
赤紫色のベル型の花を咲かせるクレマチスです。日本の本州全土に自生している、日本原産の品種です。葉は3枚に分かれていて、ノコギリ状にギザギザしているのが特徴です。非常に強健で育て方も簡単なので、昔から愛され続けている品種です。
フスカ
■花期:6~8月
■花径:3~5cm程度
■ツル性
■落葉
■強剪定
花は紫がかったあずき色です。花に産毛があるのも特徴です。内側がグレーで花芯が黄色の珍しいクレマチスです。木立に変異することもあります。夏の蒸れに弱いので、夏は風通しのよい半日陰で管理します。育て方は、夏の蒸れに注意すれば比較的簡単なクレマチスです。
大輪咲きクレマチスの育て方
見た目にも華やかな、大輪咲のクレマチスの育て方です。庭先に植えてあると、ぱっと人目を引くようなものばかりを集めました。育て方も比較的簡単な品種ばかりなので、クレマチスにチャレンジしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
初回公開日:2018年01月02日
記載されている内容は2018年01月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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