観葉植物「アボカド」の育て方・枯れる原因|水やり/土/虫
更新日:2020年02月14日
観葉植物に多い害虫の一つにカイガラムシがいます。カイガラムシは植物の葉や茎に寄生する害虫で、葉や茎から養分を吸い取り植物を弱らせていきます。幼虫は市販の薬剤を散布することで駆除できますが、成虫は薬剤が効かなくなります。その場合は使い古しの歯ブラシなどで茎からこすり落としましょう。
観葉植物としてのアボカドの植え替えの時期と方法
生育旺盛なアボカドは発育温度や肥料などの条件が満たしていれば非常に大きくなる植物です。地植えの場合は25mにも及ぶほどの大木になります。
観葉植物の場合はこまめに剪定を行いつつ発育を調整していくので適度な大きさを保つことが可能です。しかしながら、剪定を繰り返し行っているので植え替えをしなくても大丈夫というわけではありません。植え替えに適している時期についてご紹介します。
植え替えと方法について
観葉植物の植え替えは気温が安定している5月から6月の間に行うのが良いとされています。鉢は今植えている鉢よりも一回り大きめの鉢を用意します。鉢の中から茎や根をいためないようにして観葉植物としてのアボカドを取り出します。新しい土と化成肥料を入れた一回り大きめの鉢の中に根を痛めないように植え付けます。
実
育てている観葉植物としてのアボカドに実がなったらわくわくするでしょう。自宅で手軽に栽培してサラダとして食べることができるので栽培する楽しみも増えます。ここからは実を付ける方法についてご紹介します。
雌雄異熟花ってなに?
アボカドはキウイやブルーベリーのように異なる品種を植え付けて受粉しあい実をつけるという形をとりません。実は観葉植物としてのアボカドは先にめしべを持つ雌花として花を咲かせ、一度花を閉じてから今度は雄花として花を咲かせる特徴があります。このことを雌雄異熟花と言います。
開花タイプには2種類あります。1つ目は午前中に雌花になって午後に雄花になるタイプと、午前中は雄花になって午後は雌花になるタイプです。
受粉はどうやって行えばいい?
実を成らすには受粉が必要ですが、観葉植物として室内に置いているアボカドの花はどのように受粉を促せばよいのでしょうか。自然に受粉させるには花が咲き始めたころに屋外に置いて蜜蜂などの虫による受粉がよいです。しかし受粉には気候が良いという条件がそろっていないと難しいためお勧めできません。
人工授粉の方法
せっかく花が咲いても受粉ができなければ実を成らすことはできません。そこでおすすめなのが人工授粉の方法です。前述したとおりアボカドは1つの花に雌と雄の花を持っています。1つの花に咲いた花が雌あるいは雄かという見分け方は非常に難しいです。
そのため、咲いた花の半分を丁寧にとり、花がしぼまないように冷蔵庫で保存します。午前中に咲いた花がしぼんで午後に雄花として咲いた花に対して人工授粉を行います。冷蔵庫に保管していた雌花を取り出し、綿棒や筆に花粉を付けてそれを雄花に付けます。これで人工授粉が完成します。
観葉植物アボカドが枯れる原因
観葉植物としてのアボカドの葉が枯れてきたらどうすればいいのでしょうか。枯れの原因として、一番考えられる理由は風通しの悪さです。枝が込み合って風通しが悪くなることで炭そ病という病気になります。これは、斑点が葉にできて、次第に葉全体を覆い尽くしてしまい、葉を枯れさせてしまう病気です。
見つけたらそのまま放っておかずに切り取って処分します。少しでも見つかったら同じように切り取って処分してしまいましょう。予防方法は剪定をこまめに行うことです。
発芽してすぐに枯れてしまったのはなぜ?
初回公開日:2018年04月13日
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