使いやすいキッチンのレイアウトを作るコツ7つ|機能的でキレイ
更新日:2020年08月28日
キッチンのレイアウトとは
インテリア雑誌などを見ると、とてもきれいで非の打ち所のないデザインのキッチンがたくさん紹介されています。美しいデザインのキッチンを見た時に考えるのは、このキッチンで実際に何人分の料理が作れるのか、どれだけ段取りよく作業ができるかということです。
キッチンは家庭の食生活のよりどころであり、使い勝手の悪いレイアウトのキッチンは、どれだけきれいでも料理を作る時にストレスになり、使われなくなってしまいます。
使いやすい配置が大事
キッチンのレイアウトを考える場合、忘れてはならないのは、いちばん長い時間キッチンにいる人が誰で、キッチンで何がしたいのかということです。
キッチンには何人入るのか、かける時間はどれくらいか、人に見せるキッチンなのか、揚げ物はするのか、魚を捌くことはあるのかなどについて、キッチンの主になる人がやりたいことに合わせて、使いやすい配置になるようにしなければなりません。
使いやすいキッチンのレイアウトを作るコツ7つ
キッチンには、調理のための材料やさまざまな器具、道具、食器、さらに家電や家具が置かれているので、すべてを使いやすくレイアウトするのが大変重要です。
最初に、調理をする場合の、材料を出して、洗い、切り、調理して盛りつけ、ダイニングに運ぶというすべての作業動線について考えなる必要があります。
冷蔵庫や調理家電の置き方、収納の過不足、出し入れのしやすさなどもレイアウトを作るときには考えなければなりません。
1:ワークトライアングルを意識
使いやすいキッチンレイアウトには、キッチン内での動線、つまり動きやすさがもっとも重要です。
洗い物をするシンクと、ガスレンジなどの加熱調理器と、材料を保管している冷蔵庫の三点をつなぐ三角形が、キッチンにおけるワーキングトライアングルで、三点間の動く距離が短いほど使いやすくなります。それぞれの間に障害物がなく、お互いを結ぶ距離が3歩くらいが理想的です。
2:冷蔵庫の配置場所に注意する
冷蔵庫の設置場所、設置の向きも、キッチンレイアウトを使いやすくするのに重要な要素です。冷蔵庫は、買ってきたものを入れる時の動線と、調理をする時の動線の二とおりを考えなければなりません。
買ってきたものを入れる時は、食材を置く位置と冷蔵庫の開く向きが合っていなければなりません。調理をする時は、シンクや調理台と冷蔵庫の開く向きが合っていないと、無駄な動線が増えてしまいます。
3:家電の使用スペースを確保する
電子レンジや炊飯器、トースターなど、調理をサポートしてくれて、時短にもなるキッチン家電があります
キッチンレイアウトを考える時には、キッチン家電の設置場所に、それぞれの家電が放熱するための空間をとらないと危険ですし、置いているキッチン家具やキッチンの壁を傷めてしまう可能性があります。
必要な空間は、それぞれの家電の説明書に書いてありますので、必ず確認して安全な空間をとれるようにしてください。
4:収納の位置
食器や調理器具、食材などを収納する収納場所の検討も、使いやすいキッチンレイアウトには欠かせません。
食器や調理器具は調理する時と、片付ける時の動線を考えましょう。食材は買ってきたときにしまう時と、調理する時の取り出しやすさを考えてください。引き出し式の収納や、扉のある収納は、前に人がいる状態で開け閉めするのに支障がないか、よく考えておきましょう。
初回公開日:2018年12月03日
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