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ヤドカリの飼育セット・飼育方法・水|淡水/真水/海水

更新日:2020年03月04日

潮干狩りや潮だまりでよく見かける動物といえば、ヤドカリ!貝を背負ってのんびりと歩く様子が可愛いヤドカリは、現在ペットとして初心者でも簡単に飼育ができます!今回はヤドカリの飼育に必要なグッズや、飼育のコツについてご紹介します。

ヤドカリの飼育セット・飼育方法・水|淡水/真水/海水

野生のヤドカリは魚や昆布などの海産物を食べるので、本来はこれらを与えるのが最も良いです。ヤドカリ用のフードをメインに、魚のアラや生魚、昆布や海苔などの魚介類を時々あげるようにしましょう。

野菜や果物なども

海にすむヤドカリのイメージからすると意外ですが、ヤドカリは野菜類や果物も好物としています。サツマイモ、ニンジン、果物全般、食パン、生肉、オキアミ、赤虫など、一匹一匹好物が異なります。お気に入りの食べ物がわかるまで、いろいろと与えてみましょう。

すべてのエサに共通することですが、量はあまり与えないようにします。ヤドカリは体が小さいのでたくさんの量は食べられません。食べ残しがいつまでも残っていると水が汚れてしまいます。

ヤドカリの飼育は海水がいいのか

両方とも必要

ヤドカリは海に生息する動物なので、海水はもちろん必要です。オカヤドカリ以外の水棲のヤドカリについては、陸地は作らなくてもよいほどです。近くに海があれば天然の海水を取りに行くか、人工海水を作って定期的に取り換えるようにします。

海水と真水の両方が必要なのは、陸地に棲むオカヤドカリを飼育する場合です。オカヤドカリはミネラルの補給のため、貝殻に海水を貯蓄する習性があります。海水は生きるためにかならず必要な栄養素です。そこで、海水用と真水用の両方の水入れを用意しましょう。自分で海水を貯える様子を観察することができます。

ヤドカリの飼育につかう水

真水

ミネラルウォーターや給水器を通した水を使う場合は、そのまま与えても大丈夫です。しかし、水道水にはヤドカリにとって有害な塩素や、ヤドカリの体表やエラを傷つける重金属類が含まれているので、必ずカルキ抜きをする必要があります。絶対にそのまま使用せず、一晩は汲み置きするか、熱帯魚の飼育に利用される調整剤を混ぜましょう。

ヤドカリの初心者が気を付けたいことは?

定期的に掃除・水換えをしましょう

ヤドカリの飼育で気を付けたいのは、衛生面です。ヤドカリの食べ残しやフンで水はすぐに汚れます。水入れに注いだ水は毎日取り換えましょう。水棲のヤドカリの水槽に張っている海水は、2~3週間に1回ほどの割合で全て取り換えなければなりません。

少しでも綺麗にしたいなら、コケ取り用の貝やアサリを一緒に飼うと、水槽を綺麗にしてくれます。ここで注意したいのが、エサや引っ越し用の貝をちゃんと入れておかないと、これらの貝が襲われていた、という事態が発生することです。

ヤドカリの飼育にサンゴは必要か

生きているサンゴではなく「サンゴ石」が必要

海に棲むヤドカリを飼育する際には、あの色とりどりのサンゴが必要なのではないかと疑問に感じる人もいるでしょう。実際、ユビワサンゴヤドカリという種類のヤドカリはサンゴの周辺に生息しています。

しかし、生きているあのカラフルなサンゴは必ずしも必要というわけではありません。その代わり、「サンゴ石」という、サンゴ礁や貝殻などが泥砂などと一緒に海底に降り積もり、長い年月を経て化石化して形成された天然の石は飼育に必要です。

サンゴ石は小さなものから、ヤドカリからすると岩のようにも見える大きさのものまで多数販売されています。設置すればヤドカリの隠れ場や遊び場にもなり、ミネラルの補給源や非常食の役割も果たします。また、水入れが深い場合、1つ入れておくとヤドカリが上って出ることができます。ぜひ設置しましょう。

ヤドカリの冬の飼育方法

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初回公開日:2017年11月09日

記載されている内容は2017年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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