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電球の色・形・ワット数別の種類と差し込み口と口金の種類

更新日:2020年08月28日

電球にはたくさんの種類があります。色、形、大きさ、明るさ、それぞれの用途に応じてたくさんの種類の中から選ぶ必要がありますよね。一般的によく使われているものから専門的で珍しいものまで、今回は電球についてご紹介していきます。

電球の色・形・ワット数別の種類と差し込み口と口金の種類

電球の色はさまざまです。同じような色合いのものもありますが、作っているメーカーによって名前が違うことがあります。その中でもよくあるものが「電球色(でんきゅうしょく)」「白色(はくしょく)」「昼白色(ちゅうはくしょく)」「昼光色(ちゅうこうしょく)」です。

電球や蛍光灯の色の違いは、色温度で表すことができます。また、色温度の単位は「K(ケルビン)」です。色温度は高くなるほど青みがかり、低くなるほどオレンジ色が強くなります。昼間の太陽光が約5500Kで、朝日や夕日の色温度は約2000Kくらいです。

「電球色」は約2800Kであり、これは日の出からだいたい40分後くらいの数値となります。ややオレンジっぽい、あたたかみのある色になりますので、寝室などによく使われています。メーカーによって「ウォーム色」「リラックス色」とよばれることもあります。

「昼白色」は約5000Kで、だいたい午前9時ごろの明るさになります。太陽光に近い自然な光で、リビングなどに使われていることが多いです。メーカーによって「ナチュラル色」「マイルド色」とよばれることもあります。

「昼光色」は約6500Kで、だいたい午後0時(正午)ごろの明るさになります。太陽光よりもはっきりした青みがかかった光になりますので、オフィスなどでよく使われています。メーカーによって「クール色」「フレッシュ色」とよばれることもあります。

「白色」は約4200Kで、日の出からだいたい2時間後くらいの明るさです。その名のとおり白っぽい色になります。ただし、一般的によく売られている電球の色に使われることはあまりありません。

白色と同じく、一般的によく売られている電球の色にはあまり使われていないものとして、3500Kの「温白色(おんぱくしょく)」というものもあります。これはちょうど電球色と白色の中間になります。

形別にみる電球の種類

形別に電球をみてみると、その種類は大きく分けて「電球型LED灯」「白熱電球」「蛍光灯」「HIDランプ」の4つになります。さらにそこからいくつもの種類があり、用途に応じて選んで使用します。

電球型LED灯

今でこそ電球型LED灯は街中や家や店の中など、あちこちで見ることができますが、電球の中では比較的最近に登場した種類です。空やフィラメントを必要としないため、衝撃に対して比較的強く作られています。省電力で長寿命、それゆえにとても経済的なことが特徴で、温室効果ガス(CO2)の排出削減にも効果があります。

スイッチを入れてすぐに点灯するため、玄関やトイレなど、すぐに明るさが欲しい場所に適しています。

白熱電球

白熱電球は蛍光灯に比べて、やや黄色っぽい暖かみのある光りが特徴です。白熱電球には「一般球/ボール球」「ハロゲンランプ」「ナツメ球」「レフ球/ビーム球」「シルバーランプ」など、たくさんの種類がありますので順番に紹介します。

一般球/ボール球

一般的によくランプシェードに入れて使用されているのが「一般球」や「ボール球」で、住宅や店舗、オフィスなどで幅広く使われています。

丸いガラス球を通してキラキラしたフィラメントの輝きが見える透明タイプの電球(クリアーボール)や、ガラス球の内面に光の透過と拡散性の優れた白色塗料が塗られていて、まぶしさの少ないやわらかな光を拡散させる白色タイプの電球(ホワイトボール)が多く使われています。

ハロゲンランプ

とても明るく広がる種類のランプで、「ハロゲンバルブ」とよばれることもあります。輝度が高く、はっきりとした光を出すことができるため、自動車などの前照灯(ヘッドライト/フォグランプ)や懐中電灯、店舗のダウンライト、スポット照明などによく使われています。

ハロゲンランプは寿命がくる直前まで、同じ明るさを保つことができます。ただし、非常に高温になるため単体ではあまり使われません。専用器具をつけるか、ダイクロミラーというものをつけて熱を低減させた「ダイクロハロゲン」とよばれるものが多く使われています。

ハロゲンランプは白熱電球と同じ原理で光ります。フィラメントに通電し、フィラメントを白熱させた際の発光を利用しています。一般の白熱電球よりも明るくなる理由は、フィラメントが白熱する際の温度が一般の白熱電球よりも高いためです。

ナツメ球

「ナツメ球」は常夜灯や残置灯などによく使われている種類です。小丸電球とよばれることもあり、夜寝るときに点けておく豆球がナツメ球です。家の中で夜間でも足元が見えるように照らす弱い光のライトによくナツメ球が使われています。ほとんどのナツメ球が小型、低ワットで長寿命設計になっており、消費電力は5Wほどです。

ナツメ球は形状が「ナツメヤシ」の実に似ているため、そこから名称が付けられたとされています。

レフ球/ビーム球

「レフランプ」「ビームランプ」ともよばれます。一方向に光が出せる投光照明、スポット照明用の電球です。バルブの内面には鏡のように反射鏡加工がされており、ランプ単体でも集光性のあることが特徴です。レフランプは全体を照らすのに向いており、ビーム球は車のヘッドランプのようにガラスの表面がカットされているため、表面を明るく照らすのに向いています。

シルバーランプ

透明バブル(電球のガラス部分)の頭部を反射鏡にしたランプが「シルバーランプ」で、「クラウンシルバーランプ」ともよばれます。専用の照明器具と組み合わせることにより、ある程度の集光性を得ることができます。天井に付けると天井面が明るく照らされて、ダウンライトとはまた違った雰囲気を出すことができるため、手軽な間接照明として適している種類です。

シャンデリア球/ミニランプ

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初回公開日:2017年11月09日

記載されている内容は2017年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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