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日本・世界のセミの種類と種類別の鳴き声・分布・見分け方

更新日:2020年08月28日

セミは、夏の風物詩として、私たちにもなじみのある昆虫です。子どもの頃に、抜け殻を集めたりしたことがある方もいるのではないでしょうか。今回は、セミの種類や鳴き方、抜け殻の見分け方、世界のセミなどをご紹介します。セミに興味のある方は、ぜひ、ご覧ください。

日本・世界のセミの種類と種類別の鳴き声・分布・見分け方

小さいセミの種類

沖縄に生息するイワサキクサゼミという種類は、とても小さく、体長は20ミリほどです。3~7月にかけてよく見られる種類で、日本国内では最小のセミといわれています。また、同じく沖縄に生息するクロイワゼミは、体長18~23ミリほどで、これもほかのセミとくらべて小さい種類です。

世界で最小のセミは、オーストラリアに生息するウラブナナゼミといわれ、その体長は約13ミリで、ハエぐらいの大きさしかありません。

世界のセミの種類

世界各地に生息するセミですが、特に有名なものに、主に北アメリカに生息しているジュウサンネンゼミ、ジュウシチネンゼミというセミがいます。これらは、周期ゼミと呼ばれ、1種類のセミではなく、複数のセミの総称です。

13年、あるいは17年の周期でいっせいに羽化するセミで、その周期が素数であることから、素数ゼミとも呼ばれています。氷河期に生き残るために素数周期で羽化するようになった、と考えられていて、これらの現象は、現在は北アメリカのみで見られています。

また、中国や朝鮮半島、東南アジアでは、日本で見られるセミやその近縁種も生息しています。マレー半島には、世界最大といわれるテイオウゼミというセミも生息しています。その体長は約80ミリで、ハネを広げると200ミリ、つまり20センチ近くになる個体も存在しています。

セミの声に耳をかたむけてみよう!

いかがでしたか。今回は、日本や世界のセミの種類と鳴き方、見分け方などをお伝えしました。

セミは、私たちの身近に存在し、古くから夏の風物詩として親しまれてきました。普段なにげなく聞いているセミの声にも、種類によって違いがあります。江戸時代の俳人や松尾芭蕉が詠んだ有名な俳句のように、セミの声に耳を傾けてみるのもいいのではないでしょうか。

初回公開日:2017年11月25日

記載されている内容は2017年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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