バルサンで火災報知器は反応するのか・おすすめのカバー
更新日:2020年03月02日
火災報知器はバルサンにも反応するの?
全ての家庭に火災報知機を設置することが義務化されたため、自宅に火災報知器がある人は多いです。火災報知器は万が一、火災が発生してしまった時に早期発見をすることができます。つまり家庭を守るための大事なものとなっています。
そんな家庭を守るために設置した火災報知器は、ゴキブリやノミ、ダニを駆除するためのバルサンを焚いてしまうことで反応してしまう場合があります。しかしバルサンを焚いても火災報知器が反応をしなかったという人もいます。
バルサンを焚いたときに火災報知器が反応した家と反応しなかった家の違いについて知っておきましょう。
火災報知器のタイプは2種類あります
火災報知器は大きく分けて2種類あります。1つ目の種類は、煙に反応するタイプの火災報知器です。この火災報知器を設置していた場合には、煙が発生して部屋の視界が悪くなることで作動するようになっています。
そして2つ目の種類は、熱に反応するタイプの火災報知器です。熱に反応するタイプの火災報知器を設置していた場合には、火災が発生した時の熱を感知して作動するようになっています。
火災報知器が反応しないノンスモーク
バルサンを焚いたときに反応する可能性が高いのは、煙を感知して反応するタイプの火災報知器です。しかしバルサンには、ノンスモークタイプのものがあります。ノンスモークタイプのものは焚いても煙を出しません。
そして熱を発生させることもないため、火災報知器が反応してしまう可能性は低くなります。バルサンを焚く際には、火災報知器が反応しないタイプのものを使用するように心掛けましょう。
霧が噴出するタイプのバルサン
バルサンには霧タイプのものもあります。この霧タイプのバルサンはセットすると霧が噴出し、ゴキブリやノミ、ダニを駆除することができます。霧状のものなので、煙や熱を感知する火災報知器は反応しないとされています。
そのため、安全に使用することができます。しかし、家庭に設置しているガス漏れ警報器の種類によっては、反応してしまう可能性があります。つまりバルサンを焚く際には火災報知器だけでなく、ガス漏れ警報器にも気を付ける必要があります。
こすって煙を出すタイプのバルサン
蓋を開けてこすることで煙が発生するタイプのバルサンもあります。このタイプのバルサンは白い煙が大量に噴出されます。そのため、煙を感知するタイプの火災報知器が反応してしまいます。
このタイプのバルサンを使用する場合には、火災報知器が反応してしまわないように対策をおこなう必要があります。バルサンを使用する前には、忘れずに対策をおこなうようにしましょう。
水を入れるだけで簡単に使用できるタイプのバルサン
水を入れることで煙が出るタイプのバルサンもあります。このタイプのバルサンも、煙を感知するタイプの火災報知器が反応してしまいます。そのため擦って煙を出すバルサンと同じように、対策をおこなう必要があります。
バルサンを焚く際には、火災報知器が反応してしまわないように対策をおこなうようにしましょう。
バルサンをするときには火災報知器にカバーをつける
自宅にゴキブリやノミ、ダニが出てしまった場合には早急に駆除したいと考えます。そのため、バルサンを焚く人の多くは火災報知器の存在を忘れてしまっています。そして中には、火災報知器がバルサンで反応してしまうことを知らない人もいます。
その結果、火災報知器に何もしないままバルサンを焚いてしまう人がいます。しかしバルサンによって火災報知器が反応を起こしてしまった場合には、近隣の人に迷惑を掛けてしまう可能性もあります。
特にマンションなどの集合住宅で火災報知器が反応してしまった場合には、消防車を呼ばれてしまう可能性もあります。近隣の人に迷惑を掛けずにバルサンを使用するには、火災報知機にカバーを装着する必要があります。
バルサンの種類によっては、火災報知器が反応してしまうのを防ぐためのカバーがついています。バルサンを使用する場合には、火災報知機にカバーを装着することを忘れないようにしましょう。
取付後に気を付けること
煙草やバルサンなどの発煙タイプの殺虫剤でも警報が鳴ってしまうことがあります。警報音を止めるため、屋内に入り殺虫剤の煙を吸い込んでしまう事故が多発していますので発煙タイプの殺虫剤を使用の際は予め警報器を外すか、カバーをかけるなどをして事前の対策をしてください。
出典: http://www.e-selco.co.jp/firefighting/housefirealarm/inde... |
初回公開日:2018年01月04日
記載されている内容は2018年01月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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