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青唐辛子のレシピ・保存方法・栽培方法・ししとうとの違い

更新日:2020年02月15日

辛味が強い青唐辛子を知っていますか?赤唐辛子の10倍の辛さがある野菜で、調味料として役立ちます。辛い物が大好きな人は、自宅で育ててみましょう。青唐辛子を使った万能調味料のレシピや青唐辛子の育て方、収穫後の保存方法などご紹介します。

青唐辛子のレシピ・保存方法・栽培方法・ししとうとの違い

青唐辛子は家庭でも簡単に栽培できます。プランター栽培でも多くの実を付けますから、青唐辛子と赤唐辛子どちらも同じ苗で収穫できます。大きく育てて、無農薬の青唐辛子を収穫しましょう。

土づくり

青唐辛子の栽培は、プランターでもできます。60cm以上のサイズを用意し、青唐辛子は浅く根を張る野菜ですから、水はけの良い深型のものを選びましょう。浅型のもので育てる場合は、水はけを良くするため、メッシュ付きのプランター網か、ネットに発泡スチロールを入れたものを底が見えない程度敷き詰めましょう。

青唐辛子用の土は、赤玉土6:バーミキュライト1、石灰を用土10リットルあたり10gを、化学肥料を用土10リットル当たり10~30g混ぜ合わせます。市販の野菜の土でもかまいません。

種まき

種まきは、3月上旬から4月上旬にします。育苗箱に種を蒔いて、発芽後にポットに移し替えるやり方がおすすめです。ポットに直接種をまくやり方は、2~3cm間隔で種を押し込むように蒔き、本葉が1~2枚になったら育ちの良いものを1本残して間引きます。

発芽する条件は地温28度以上ですから、寒い地域は様子を見ながら調節しましょう。種まきをしたら、植えつけられる大きさに成長するまで、だいたい70日~80日かかります。初心者は市販される苗を購入すると便利でしょう。

苗を購入する時は、色つやが良いものを選びます。本葉が8~10枚程度ついて、節間が詰まって茎が太いものが良いでしょう。花が咲く直前の苗を選び、無い時は自宅でしばらく育てて花が咲く直前に植えつけます。

苗の植え付け

青唐辛子は寒さに弱いので、気温が十分に上がってから苗を植え付けましょう。株間はプランターで25cm以上は開けます。畑に植える場合は、40~50cmの間隔で植えつけましょう。

植えつける時は、根鉢より少し大きめの穴を掘って苗を指の間に挟んで根鉢を崩さないようにポットから抜いて植えます。子葉が地表に出るくらい浅く植えて、株元をしっかり押さえます。植え付け後は、水をたっぷり与えましょう。

支柱

青唐辛子の苗を植え付けたら、風で倒れてしまうのを防ぐため支柱を立てます。支柱に紐を8の字に交差させて支柱に誘引します。青唐辛子の枝はとても細いため、折れやすいです。1番花が咲いて側枝が伸び始めたころに、約1mの太い本支柱に変えます。その後、成長に合わせて紐で誘引してあげましょう。

摘心

青唐辛子がある程度大きくなったら、摘心と葉を減らして風通しを良くします。主枝1本と、一番花の下の枝を2本残して3本立てにします。畑の場合は、一番花より上の側枝はそのままでかまいません。

花の部分でたくさん枝分かれをして、混みあっている所の葉を切り取り風通しを確保します。一番花が付いたところから下に出る脇芽は、全て摘み取り株を元気にします。摘み取った葉は、柔らかく煮るとおいしく食べられます。その後の育成に大きく影響しますから、必ず一番花は摘み取りましょう。

追肥

一番果がついたときに、1回目の追肥を行います。果実が実りはじめたら、1株当たり2週間に1回の割合で追肥をします。1回あたりの量は、化成肥料約10g、株の周辺にばら撒いて用土と軽く混ぜ合わせます。

液肥を使用する時は、水やりも兼ねて週に1回程度与えると良いでしょう。収穫できる7月までは長いので、肥料切れにならないように注意しましょう。

畑で育てる時は、元肥を1㎡あたり苦土石灰150g、堆肥2kg、化成肥料(15:15:15)150gを施します。追肥で2週に1度、化成肥料を1㎡あたり30g畝の方部分に施して土寄せします。

水やり

青唐辛子は、根を浅く張るため乾燥に弱い野菜です。朝と夕方の2回たっぷり与えるようにして、土壌の乾燥防止に株元に藁やピートモスを敷いて育てます。プランター栽培なら、新聞紙で代用する事もできます。

収穫

青唐辛子は植えつけてから1か月半~2か月後、開花してから2~3週間で収穫を迎えます。赤唐辛子になるのは開花後60日程度です。若い状態の青唐辛子を順次収穫していきましょう。唐辛子の枝は折れやすいので、ナイフを使って収穫していきます。

葉唐辛子を楽しむなら、果実が青く小さいうちに収穫をすると美味しく食べられるでしょう。

青唐辛子とししとうの違い

青唐辛子とししとうは、見た目が似ています。どちらもナス科の唐辛子属の野菜で、辛みのあるものを青唐辛子と呼び、甘みの強い品種をししとうと呼んでいます。ししとうは、ピーマンやパプリカなどのように、甘みが強いので天ぷらなどで食べられます。たまに辛いのが混ざる場合がありますが、辛い品種と混ぜってしまうと起こる現象です。

ししとうは甘みの強い品種ですが、青唐辛子は赤唐辛子の10倍の辛さがあります。生ではとても食べられませんが、火をとおすと甘みが増します。ししとうと青唐辛子は、品種が違う野菜でした。

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初回公開日:2018年03月24日

記載されている内容は2018年03月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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