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2018年10月03日

屋根の種類・種類と建物別の構造・屋根に使う材料の種類

住宅の寿命に関わるものとは何でしょうか?春夏秋冬の変化が激しい日本の風土に適した住宅選びはもちろんですが、そのなかでも重要なポイントなのが屋根と地盤です。建てたあと数年後から影響が出てわかるものなので注意が必要です。屋根の何が重要なんでしょう?

屋根の種類・種類と建物別の構造・屋根に使う材料の種類

屋根の種類ってどれくらいあるの?

屋根の種類は日本古来の建築様式だけでも茅葺き、板張り、瓦に加えトタン張り、形状でもオーソドックスな合掌造り、東屋造り、それをアレンジし複雑な形状を可能にした寄棟造り入母屋造り、蔵などに多い越屋根など日本建築様式だけでもざっとこれだけの種類があります。

瓦に関しても南国では、強い昼間の日差しから建物の室温上昇を防ぐ工夫がされた形状をしていたり、反対に雪国では大雪で建物が潰されないよう急勾配で雪が滑り落ちやすい種類を使う工夫がされています。

近年は日本にも輸入住宅が増え、世界中のいろいろな国の異文化が感じられる家が建てられています。素材もさる事ながら、細長い六角形の欧風の屋根や、片流れ屋根、陸屋根、ドイツの流れの袴屋根、ロフトスペースには招き屋根、中国古来の角木が反った形状の反り屋根は日本ではお寺や神社、お城や高級住宅でしか見らない種類です。

こんなはずじゃなかった?屋根にまつわるトラブル

屋根にまつわるトラブルで最も多いのが「雨漏り」です。しかも部屋の天井や壁に異変を発見し、実際に家主が気付く頃には、壁や天井裏にはかなりの雨水が流れこんでいます。年数によっては部材にカビが生えたり、腐らせたりします。

お年寄りや子供などは、カビにより健康被害が出る事例などもあり被害は深刻です。壁や天井に石膏ボードが使われていれば、濡れた箇所を全部張り替えなくてはいけませんし、電線がショートすれば重大な事故につながります。

このように雨漏りのトラブルにも、さまざまな種類がありますが、定期的なメンテナンスで最小限に被害を抑える事ができますし、建物の寿命も延ばすことにつながります。

屋根の素材って何が使われているの?

「スレート瓦」は大きく分けると二種類があります。ひとつは、「天然スレート」で天然鉱物の粘板岩(玄昌石)を使用しています。もう一つのは「化粧スレート瓦」で科学繊維材料でできています。「日本瓦」は粘土を高温で焼いたもので、表面加工したものです。焼いた風合いを活かし、加工しない種類のものや、明り取りにガラス製などの種類があります。重量があり風に強いので海沿いは瓦が多く使われます。

安く施工が早いので、工場や農場を中心に爆発的に普及したのが「トタン屋根」です。鉄板を亜鉛メッキで覆ったものですが、潮風には弱く錆びやすいです。その他にもアルミニウムやステンレスや銅やチタンなどの高級な素材の種類もあり、それぞれ特性が違います。

戦後に価格が安く普及してたのがセメント瓦ですが、デメリットが多く、現在では生産されていません。最近では石粒付きガルバリウム剛板瓦が注目されています。これだけ屋根の素材には種類がありますが、耐久性、遮音性、耐震性、断熱性も種類により違います。

屋根の形って意味があるの?

屋根の一番の目的である雨や風雪、太陽熱、という自然環境から住む人を守るためには、その地域に適した形、種類があります。地盤にもよりますが、地震を考えて重い瓦を避ける傾向もあります。

種類によって建物の母屋構造から全く違うので、施工費も変わります。当然簡単な切り妻屋根や片流れ屋根は安く、複雑な寄棟屋根や入母屋屋根は高くなります。

形が複雑な種類になればなるほど、施工レベルが高くなり、板金職人や瓦職人の経験豊富な施工技術が問われます。選ぶ業者を間違えると雨漏りしやすい形だった、しにくい形だったという残念な結果で形が影響してしまう場合もあります。

屋根タイプのデメリットを知る

招き屋根は、部屋空間を広く明るくし、ロフトスペースにもでき、通気性にも優れるなど現代的な利点が多くあり人気の種類です。二段階の屋根が特徴ですが、低い屋根と壁の結合部分の雨仕舞いをしっかりしないと雨漏りの原因になりやすいデメリットがあります。

片流れ屋根はデザイン性の高さもあり多くの住宅メーカーが取り入れるデザインですが、雪国では片方だけに雪が集中して落ちるので、お隣さんとの兼ね合いも考慮しなくてはいけません。

あとは伝い水の侵入による、不名誉な雨漏りの事例が多いのも片流れ屋根や、招き屋根の上部です。屋根が上向きに外に突き出ているのが最大の欠点です。さらに片流れ屋根は耐熱性や通気性にも弱点があり対策が必要な種類です。

雨水の流れに沿った屋根選び

いくら格好が良くても、あとあと雨漏りやトラブルが絶えない屋根では、まったく意味がありません。その一つが雨水の流れを十分に計算しているか、という当たり前の事です。意外とそんなトラブルが多いのも実情です。

例えば屋根が大きく、上から見てL字型をしていると、L字の内角に谷ができますが雨漏りの原因になりやすいデザインです。というのは谷溝には一枚の金属板を流し、その板端は水を返す折り曲げもしますがそれを雨水が超えてしまう場合があります。

どういう事かというと、谷へ向かって二面の屋根から一点に集中するポイントができてしまい屋根下に向かって雨水は勢いが増し、雨返しを超えて内側まで入りこんでしまう例です。似たような悪い例がよくあります。

屋根の名称と特性って?

屋根の種類には名称があり、それぞれ特性があります。日本で昔から代表的な「切り妻屋根」は二つの傾斜のみのシンプルな構造なので工期も早く安価。将来のメンテもリフォームも安く済みロフトも造れます。

「寄棟屋根」や「方形屋根」は角に向かって山がある形です。太陽熱を分散し天井裏が広いので断熱性に優れています。傾斜屋根共通に言えるのは建物をL字にした場合、谷ができますが最も雨漏りの原因になりやすいので注意が必要です。

真っ平らな「陸屋根」は、屋上スペースができたり、雪を落とさず溶かす事によって落雪事故を防いだり雪下ろしの手間が省けたりします。その一方で、ほとんど屋根で軒が短いので、壁の劣化が早まったり、雨漏りが始まると原因が特定しずらいなど、デメリットがあります。

建物別の種類と構造を知りたい!

専門業者の説明だけではよくわからないし、一生の買い物なのに理想と違う建物ができてしまったり、こうすればよかったと後悔したり。万が一騙されても気がつかないなど、マイホーム購入に関するトラブルは意外と多いです。

建物の構造や種類を知る事で、屋根に対する理解や自分の理想をより具体的に想像できます。マイホームはデザインで選びがちですが、ちゃんとデメリットも把握する事が大事です。メンテナンスの問題も必ずあります。

何十年というローンを組み購入しても、それで終わりではありません。建物は新築した時から雨風にさらされて、月日とともに劣化していきます。それを事前に目安として計算できるのが耐久性です。

木造の特性と耐久性って?

木造にしろ、鉄筋コンクリートにしろ、重要なのはその風土に適しているかです。高温多湿で通気性が大事なのが日本です。埋め立て造成地域の場合は、地震で地盤の良し悪しが数年後現れる事もあります。家を建てる地域がどれに当てはまるか、土地の特色種類を把握してから家選びを検討するのが理想です。

木造建築と一言でいっても日本古来の在来工法、輸入住宅の2×4の大きく二種類あります。しかし、屋根と構造の関係性考えた場合でも、震災後の建築基準法は大幅に厳しく改善され、耐震性は大幅に向上しています。

耐久性の差は建物にはほとんど無く、信頼できる経験豊かな職人か、工場製産を信じるかの違いです。木造のメンテナンス基準は10年が目安で、建物の寿命を短くするのは防水性能の低下。その他にも屋根材それぞれの耐久性や、軒が無い陸屋根などデザインも重要に関わってきます。

陸屋根住宅は維持費用がかかる?

最近は木造住宅でも建築デザインがおしゃれで、屋上スペースが有効に使える陸屋根が見られますが、定期的なメンテナンスが絶対に必要不可欠な屋根種類である事を理解した上で、購入すべきです。

いくら引き渡しの時に完璧な状態でも、日光や地震やいろんな自然条件を毎日受ける屋根であり、床であるのが陸屋根という屋根種類の特徴です。当然予期せぬひび割れなどが起きやすいリスクがあります。

実際に雨漏りしてからでは、ただの塗り替え以上の費用がかさんでしまいます。そうなる前に、適度なメンテナンスが必要ですが、陸屋根の防水工事は、屋根工事とは材料も施工法も全く別の工事種類であり高額です。あとで知って後悔しないように維持費を計算した上での購入をおすすめします。

マンションの構造と耐久性って?

マンションは鉄筋コンクリートですが、工法の種類により開口部の大きさや、室内の圧迫感などの設計デザインが変わってきます。階数により、耐震性や耐久性からの観点でさまざまな制限があります。

鉄筋は引っ張られる力に強く、コンクリートは圧縮に強い特性があります。使われるコンクリート材も昔の建物と現在の建物では全然違います。現在の基準に満たない材料を運んできた生コン車は、工事現場入り口で返されます。

鉄筋で梁や柱を造る工法、壁や天井を厚くし箱を組み合わせる工法、鉄骨を組み合わせる工法などの構造種類があります。屋根にあたる屋上の処理も防水の観点からだいぶ進化し、屋上を作らず屋根を付けるマンションも多いです。デメリットは共同メンテナンスなので、小回りがきかないという点です。

平屋の構造と耐久性って?

最近、平屋を好む傾向が多いそうです。その背景には少子化や、設計の自由度や選択種類が多いこと、耐震にも構造的に安心なこと、建物トラブルも少なく、メンテナンスも楽で老後も暮らしやすいなどがあげられます。

いいことずくしのように思える平屋ですが、デメリットもあります。面積が大きい場合、デザインや基礎によって建築費用が割高になる場合もあります。また、都市部では日当たりが悪い、周りの高い建物から生活が丸見えなどがあげられます。

それを考慮した都市部の平屋は、光をうまく建物内に取り入れるために、窓の位置を高く、横に細長くする事で、目隠しや通気性にも優れたデザインが種類的に多いです。近代平屋は逆三角の屋根や高床式など種類も豊富です。

庭に増築する平屋って?

一般的にパネルハウスと言われ、その多くがDIYが盛んな海外からの輸入品です。地域の条例基準や気候に従い、低コストで自分で建てられるのが魅力です。日本は湿気が多いので、木材部分は一年に一回は再塗装するなどメンテが必要ですが、見た目がプレハブなどより風情があり人気です。

屋根に使う特殊な材料の種類って?

屋根の材質の特性を知る事で、自分が家を建てたい地域にどんな種類の屋根が合うのかが見えてきます。想定が増える、いろいろな種類を見ていきましょう。

マイクラって何?お役立ち学べるゲーム?

ものをつくるゲームとして、子供に人気のあるシュミレーションゲームです。バーチャルの世界ですから実現性の低いものもありますが、共同建築ワークショップなど、将来意義のあるシュミレーションができます。

遊びながら木の材質や種類も、自然に憶えていきます。オークやマツやシラカバなどです。実際の木造建築にもマツやスギやラワンやパインなどが使われています。大工の子供も工場で遊んでいるうちに馴染んでいきます。

幼少の頃にこのような経験をしておくと、将来また出会った時に自分で調べたり、採光のシュミレーションなど想像力が高まり、新しい発想ができる才能が生まれる可能性があります。絵を描くのと同様、イメージするのは大事なことです。

メンテに欠かせない?屋根の塗装材って?

初期投資を抑えた屋根材を使い、建物を長持ちさせるのがメンテナンスです。そこでも、費用を抑えた対処法といえば、何年かごとに行う屋根塗装はその一つです。

屋根塗装材にも種類があり、金属屋根なのかスレート瓦なのか、耐久性をとるか耐熱性をとるかなど用途で、種類が変わってきます。

アクリルやウレタン塗料は価格も安く、つい手を出しがちですが、その分耐用年数が低く、またすぐ塗り変えしなければいけません。シリコンやフッ素塗料あたりが一般的です。100%アクリルや、光触媒塗料は高価ですが、優れた次世代塗料と言われています。

雪止め役割と種類って?

雪止めは、豪雪地帯には向きません。雪が多すぎて、重みで金具がすぐに曲がってしまいますし、雪かきの邪魔だからです。家を建てる地域の屋根を見れば、必要かどうかの基準になります。

雪止めの役割は、積もった雪の落下事故防止です。雪が降ったり、やんだりを繰り返す地域では、屋根に積もった雪が凍ったまま残り、晴れ間に溶けて落下するという危険性があります。

子供やお年寄りはもちろん、雨といの破損、カーポートや植木の破損など、お隣さんに迷惑をかけることになります。雪止めは種類も豊富で、瓦には雪止め瓦、金属屋根にも茅葺屋根にも専用タイプがあり、後付けも可能です。

屋根下地の種類と特性は?

在来工法での屋根は、梁の上にツカを立て母屋組をし、屋根の種類によって角木や、垂木を流し、屋根板を並べていきます。また、使う屋根素材の種類によってベニヤや、石膏ボードを貼る事もあります。

輸入住宅などの2×4の屋根は、大きく分けて3種類の方式があります。「トラス方式」と「垂木方式」と「屋根梁方式」の3種類です。それぞれ、屋根勾配の角度によって使い分けられます。工期短縮、部材削減など効率的な海外建築の工夫です。

その上に貼る屋根下地材の役割も3種類あり、防水の性能のみが普通レベルで、10年が基準寿命です。粘り気が強く耐熱性も備えた物がその一つ上のランク。下地材に一切止め穴を開けないのが「ホールレス法」で寿命は60年以上です。ランクが上がれば値段も上がりますが、初期費用が安いと、長期的に見ればメンテナンス費用が上回ります。

銅板の特性と種類とは?

お寺など荘厳な場所に行くと、緑がかった銅屋根がどっしりとした落ち着いた印象に見えますが、あれは緑青と呼ばれる経年変化で、最初はギラギラしたまさに銅板です。見た目の美しさだけでなく、100年持つと言われ伝えられた伝統も魅力です。

しかし、実際は素材の厚みによって耐用年数が異なり、銅のデメリットとしては一点集中の雨だれなどに弱く、年数を重ねると穴が空いてしまいます。その特徴を知り尽くした銅板職人のみが、50年から100年持つ仕事が可能です。

また、銅板はその柔らかい特性から、かなり自由度が高いのも魅力です。寺などの緩やかな曲線を描く屋根にもぴったりと、防水性を発揮します。日本の湿度の高い気候や、風土に本来最も適している素材として、伝統的な屋根素材として知られています。

住宅保険で屋根メンテナンス?

自然災害や経年劣化でも、住宅保険で建物修繕ができる場合もあります。もちろん入る保険会社のサービス条件や、種類によってですが確認してみても無駄ではありません。

なかには珍しい例でも保険が効いて、工事費用が浮いたケースもあります。しかし、近年この事例を悪用した詐欺被害も多く発生しているので、注意が必要です。

突然、訪問して来た営業サービスマンが「保険を代理申請するので、無料で修繕工事しませんか」と持ちかけられ、工事したところ、後から請求書が届いたなどです。

屋根選びのコツをつかんで快適な生活を

屋根にデザインなどで、よほどこだわりがなければ、シンプルであれば、シンプルなほど防水上にも、コスト的にも好ましいと言えます。こだわるのであれば、下地材を高品質なものにした方が屋根の寿命が伸びます。建てた後では、費用も莫大な改修工事でしか変えられないのも下地材です。

数ある屋根の種類で言えば、もっともシンプルな切り妻屋根が一番リスクが少なく、オススメです。近代的でおしゃれなデザイン性を重視し過ぎた建物は、それゆえに、機能性や耐久性に問題が後から出てくる場合もあるので要注意です。

現在の住宅のほとんどは、一世代で建て替えが普通ですが、そのなかでも、メンテナナンス費用はなるべく抑えたいものです。経年劣化だけの修繕ならかなり少額で済みますが、そのポイントとなる重要な一つが屋根選びです。

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