はんだごての温度設定の方法・自作での温度調節・制御の仕方
更新日:2020年08月20日
電子部品のはんだ付けをする時は、こて先の温度が重要になります。そのため、こて先の温度がどのぐらいの温度になっているか確認しながらはんだ付けをする必要があります。
はんだごての温度はこての根元とこて先で異なることがあり、こて先の温度を正確に知るには温度を測定しなければなりません。はんだごての温度を測定する方法はいくつかあるので、次の項目からはんだごての温度を測定する方法についてご紹介してまいります。
専用の温度計を購入する
はんだごてを販売しているメーカーから、はんだごて専用の温度計が販売されています。この温度計で測定すればはんだごての温度がどのぐらいなのか正確に測定できるので、温度管理が重要なはんだ付けにも使うことができます。
専用の温度計は値段が高い点がデメリットになりますが一番正確な温度を測定できるので、温度測定を正確に行う必要がある場合は、専用の温度計を購入すると良いでしょう。
レーザー式の温度計で測定する
はんだごては非常に熱くなるので、普通の温度計で測定してしまうと温度計を壊してしまう可能性があります。そのため、はんだごての温度を温度計で測定するときは、非接触型の温度計を使うと良いでしょう。
非接触型の温度計にはレーザー式の温度計があり、レーザ式の温度計ははんだごて以外のものにも使うこともできます。レーザー式であれば専用の温度計よりも安くで購入できるので、できるだけ安くで温度計を購入するのであれば非接触型の温度計を購入すると良いでしょう。
自作キットを購入する
はんだごての温度計には自作キットが販売されており、キットを組み立てることではんだごての温度計を作ることができます。温度計の自作キットには基盤と電子部品が入っており、電子部品を基盤にはんだ付けすることで温度計が完成します。
温度計を組み立てた後は温度の誤差が出ないように校正する必要がありますが、自作キットには校正の方法も記載されているので、安くで正確な温度計が欲しい場合は自作キットを購入してみると良いでしょう。
はんだごての温度管理で電子部品を守る
ここまではんだごての温度設定についてご紹介しましたが、はんだごての温度管理は電子部品にとって重要なものになります。
細かい電子部品をはんだ付けする場合や多層化した基盤にはんだ付けする場合は、こて先の温度を適切な温度に設定する必要があり、温度調節ができないはんだごてではんだ付けしてしまうと、電子部品を壊してしまう可能性があります。
電子部品を壊さないためにも、はんだごての温度がきちんと設定できる状態にしてから電気工作をしましょう。
初回公開日:2018年02月20日
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