電球のワット数の違い・明るさとの関係・わからないときの調べ方
更新日:2020年02月28日
場所別おすすめの電球のワット数
電球を選ぶ場合には、ワット数のほか、コストや取り付ける場所によっても選ぶ必要があります。例えば、頻繁にスイッチをつけたり消したりする場合には、寿命の長いLEDが向いています。それでは次に、その場所ごとにどういった電球を選べば良いのか、そのワット数についても併せてご説明しましょう。
洗面台
洗面台は一般的に2畳分程度の広さがあります。そのため、洗面台のあるお部屋には大体60ワットの電球を用い、そそのほかに、洗面台がユニット式のものであれば、洗面台に取り付けられたばかりとユニット式の洗面台でない場合には、そのほか2照明器具を別に用意しておくとよいでしょう。
洗面台に電球を取り付ける場所について
ユニット式の洗面台が、最近のものは蛍光灯や LEDを用いているものが多く、そこでお化粧をしても十分に照らしだせるよう工夫がされてあります。そうでない場合は、鏡の上にお顔をきちんとた照らし出せるライトが必要です。
天井に照明が取り付けられている他に、鏡の上にライトが取り付けられていると、お顔に影ができてしまうため、鏡の上や鏡の横に補助的なライトを取り付けておくと、顔を横側からも照らしだせるため、はっきりとお顔を映し出すことができます。
そのためには25ワットの電球が一つ、もしくは40ワットの電球が一つあれば十分です。洗面台が置かれている場所はそれほど広さがないため、光が反射して鏡に映し出される顔がよく見えない場合があります。そういった場合に考慮して、ユニット式の洗面台でない場合は鏡の上や鏡の横に補助として別の照明を取り付けておきましょう。
お風呂場
お風呂場は、相当な広さのあるおふろ場でない限り60ワットの電球で十分明るくすることができます。寝室やお風呂場といったリラックスしたい場所にはあまり明るい照明を用いない方がよいでしょう。また、スイッチを頻繁に切ったり入れたりしなければならない場所には蛍光灯が不向きです。
これはお風呂場以外にも洗面所またはおトイレでも同じ理由で蛍光灯が用いられません。お風呂場はある程度長くいる方も多くいらっしゃいますので、電球型の蛍光灯またはLEDを用いると良いでしょう。また、電球を選ぶ場合の注意は、電球型の蛍光灯は密閉式の機能は使われません。
これは電球の温度は白熱灯より温度が低い分、点灯回路が熱に弱く、壊れやすいといった理由のためです。電球型のものは同じワット数でも白熱電球に比べ明るく照らし出するため、100ワット相当と書かれてあるタイプを取り付けると良いでしょう。
お風呂場に電球を取り付ける際の注意
お風呂場にLED電球を用いる場合にも、防湿金も取り付ける必要がありますので注意しておきましょう。また、お風呂場に取り付けるLED電球は、カバーを取り付ける「密閉型」か「埋め込み型」かによってタイプが分かれるため、ご自宅の電球のタイプがどちらのものなのかを調べておく必要があります。
リビング
次にリビングにふさわしい電球のワット数についてお話ししましょう。白熱電球の場合は1畳当たりに必要なワット数は30ワットから40ワットです。また、蛍光灯の場合は 1畳につき10ワットから20ワットがふさわしいワット数になります。LEDの場合は明るさの度合いを「ルーメン」で表します。
LED電球の場合は、1畳当たりに必要な明るさはおよそ400ルーメンです。このため、六畳のリビングであれば、2400ルーメンの明るさが必要ということになります。ですが、これは用いられる照明器具やその場所によって明るさに違いがあるため、単純に ワット数やルーメンだけでは判断ができません。
リビングは、家族だんらんの場所でもありますので、ワット数のほか照明の色合いも意識して選びましょう。
電球のワット数による電気代の違い
ワット数とは消費電力のことを言いますので、ワット数が高くなるにつれ消費電力も増えることになり、明るさが増える分電気代も高くなります。また、電球をつける照明器具の本体や説明書には、「○○ワットまで」と記載があります。これは、電球を取り付けるための照明器具が耐えられる消費電力の企画を表しています。
これは、その照明器具を安全に使えるための最大値になりますので、これ以上のワット数のものは使用することができません。それ以下のワット数のものであれば使用することが可能ですので、新しく研究を購入される場合には注意しておきましょう。
LEDの場合の消費電力の目安
LED電球の場合には表示が少し異なっており、「○○ワット相当」、または「○○ワット形」といった表示がされています。これは、白熱電球や蛍光灯と比較した場合、LEDを用いると、それより少ないワット数でその分の明るさが出せる、といった意味で表示されています。
例えば、「60ワット相当」、または「消費電力7ワット」と表示されている場合、7ワットの消費電力で蛍光灯または白熱電球の 60ワット分の明るさが出せることになります。
ですが、この表示のとおり購入した場合、暗く感じてしまう方もいらっしゃいますので、LED電球を選ぶ場合には、ワット数ではなく「ルーメン」と呼ばれる明るさを表す単位を基準に選びましょう。
電気代の計算方法
電気機器を使った場合には、その電気量を計算する計算式があります。これは「消費電力×時間」で計算することが可能です。例えば、60ワットの電球を30分使用した場合には、消費電力の60 ×時間である0.5をかけて、30Whという答えが出ます。
電力会社では電気代を算出する場合kWhを用いるため、WhをkWhに換算する必要があります。これを求めるには、ワットh÷100という式で算出できます。これを上の例を用いて計算すると、30Wh÷1000となりますので、その答えは0.03kWhとなります。
ここまで計算できれば、電気代の計算が可能です。電気代を計算するには,kWh ×電気料金で算出することができます。電気料金に関してはその電力会社により異なるため、1kWh当たりの電気料金を調べておきましょう。さらに、ここに時間をかけることにより、1か月分の電気料金を計算することが可能です。
初回公開日:2018年02月14日
記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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