簡単にできる家計簿のつけ方・項目の分け方
更新日:2020年08月28日
家計簿をつけるメリット
家計簿のつけ方を知る前に、家計簿をつけるメリットを知っておきましょう。ただなんとなく節約しようと思って家計簿をつけるのと、家計簿をつける良さを知っているのとでは、生活における張りが違います。
お金の収支が見えやすくなる
家計簿をつけることで、お金の収支が視覚化できるようになります。たとえば、「1ヶ月に5万円使った」「1ヶ月に食費に2万、交通費で1万、光熱費で2万使った」のでは、同じ金額でも用途の明確さが明らかに違います。前者では5万円を無駄遣いしてしまったという可能性もあります。
食費、光熱費、交際費など項目を設定して収支を記録することで、どの項目に多くお金を使っているのかがわかりやすくなります。お金の全体のバランスが一目でわかるようになり、どこを節約すればいいのかも考えやすいです。
自分も家族も節約を意識するように
家計簿はお金を管理している人が見るだけでなく、家族で共有するのがです。お金の流れは記録しなければ把握できません。管理している人以外は使い道や内容が全く分かりません。「なぜ我慢しなきゃいけないのか」「なぜ出費が多いのか」と家族に言われても、家計簿の収支が一致していれば、「今月はこれを買わなければいけなかったから出費が多い」というように事実に基づいて説明し、説得させることができます。
節約は一人では難しいですが、家族で実行すれば1年で100万円貯金することも夢ではありません。普段から家族でお金の流れを把握し、協力して節約ができるような環境にしましょう。
簡単にできる家計簿のつけ方と例
家計簿をつけるのはなんだか難しそうなイメージがあるでしょう。しかし、基本を押さえれば家計簿は簡単につけることができます。これさえできれば大丈夫な簡単な家計簿のつけ方を紹介します。
目標を立てる
家計簿を始めるにあたって必ずしておきたいのが、節約の目標を立てることです。ただ闇雲に節約をしているのでは、苦労するだけで続きにくくなってしまいます。「家族旅行に行くために1年で30万貯める」「新しい家の頭金を5年で500万貯める」というように、金額と期間を具体的に決めましょう。
目標を決めることで、ただ辛いだけのものから楽しいものを手に入れるための活動に変わります。具体的な金額と期間を決めることで、ゴールがわかりやすくなります。
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無駄遣いを知る
まずは自分がどのくらい無駄遣いしているのかを知るところから始めましょう。すべての買い物でもらったレシートを取っておき、ノートに貼ります。そこで、「買わなくてもよかったもの」にマーカーを引きましょう。つい買いすぎたお菓子、安いというだけで買ってしまったものなど、よく考えればなくても良かったものがあるはずです。
マーカーを引いたら、自分はどのような無駄遣いの傾向があるのか考えてみましょう。お菓子が好きな人はお菓子をつい買いすぎてしまっているでしょう。忘れ物が多い人は出先のコンビニなどで賄っているためこまごまとした出費が重なっている可能性があります。傾向を見つけたらノートやメモアプリなどに必ずメモをします。そして、どうしたら同じような無駄遣いを繰り返さないかを考えます。これを日常的に続けていくと、家計が改善されていくでしょう。
家計簿のつけ方の基本
家計簿の基本は(収入)ー(支出)です。収入は給料だけでなく、副業やパートナーのパートまたはアルバイト代や、児童手当や就学援助などの各種手当ても含みます。支出は大きく分けて2つに分かれます。ローンや保険料など毎月同じ料金を払う「固定費」と、食費や光熱費など毎月違う金額の「やりくり費」です。
(収入)-(固定費)の残額で生活していくことを考えるとわかりやすいです。最初から細かく項目を分けすぎるとわかりづらくなるので、初心者はこの残額で生活していくと考えることから始めるのがです。
初回公開日:2018年02月18日
記載されている内容は2018年02月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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