窓の結露防止対策グッズ・結露のカビの掃除方法
更新日:2020年08月28日
結露防止対策グッズを紹介しましたが、身近なもので簡単に結露対策ができないか、紹介していきます。
換気
一番簡単なのは、こまめに窓を開け換気をすることです。結露は常に動いている空気に触れていることで防げる場合があります。換気をすることによって、室内の湿気が含まれた空気と、外の空気を入れ替えることで、湿度が高くなることを防ぐことができます。換気扇を上手に活用したり、24時間換気システムがあるお宅はそれも利用しましょう。
他には、窓やサッシ部分にサーキュレーターで風を常に送り、窓周りの空気を動かすことで、結露対策を行うことができます。窓で冷やされてしまう前に、窓付近の空気をどんどん入れ替えることで、結露対策になり、暖房を部屋全体に行きわたらせる効果も期待できます。
空気の流れを作るために、家具や荷物を壁から離して置きましょう。壁から5センチ以上離して置くのが理想的です。部屋の中でも冷えやすい、外壁側には家具を置かないようにするとカビの発生を軽減できます。押入れの中も荷物をつめこまないほうがいいでしょう。部屋の中で、空気の通り道を確保できると湿気が溜まりにくく、結露の防止にもつながります。
食器用洗剤
どの家庭にも必ずある食器用洗剤には、界面活性剤が含まれています。界面活性剤には水をはじく性質があり、窓に界面活性剤の幕を作ることで結露を防止することができます。作り方はとても簡単です。水100ml~200mlに対し、大さじ1杯の食器用洗剤を入れるだけです。
あとはこの液を染み込ませた雑巾で窓を拭いて、乾いた雑巾で拭きとるだけです。効果は1週間程度なので、週に1~2回程この液で窓を拭くようにしましょう。先ほど紹介した結露防止スプレーを買いたくない方、悩んでいる方にしたいです。
ぷちぷちシート・段ボール
包装に使われるぷちぷちシートは、断熱効果抜群です。この断熱性能を生かして、窓をできるだけ冷やさないようにします。段ボールも断熱効果が高く、ぷちぷちシートと同様の効果を得られます。見た目は良くないですが、部屋も暖かくなり、結露も防げて一石二鳥です。
緩衝材のぷちぷちはシートが片面のみですが、売ってる断熱シートは両面にシートがあり、空気の層が広くなり、断熱効果もより一層高くなります。より効果を高めるには、室内側ではなく室外側にぷちぷちシートを貼り、窓が外気で冷えないようにしてください。
新聞紙
新聞紙は「結露吸水シート」の代わりに使えます。窓のレールの所に折りたたんだ新聞紙を挟むだけで、流れてきた水滴を吸い取ってくれます。もしくは、見た目は悪いですが、夜寝る前に新聞紙を窓に貼り付け、朝起きたら濡れた新聞紙を取るという方法もあります。そして濡れた新聞紙で窓を拭くと、新聞紙のインクが窓をコーティングしてくれるので、窓がキレイになります。
結露は防止できる!
さまざまな結露防止グッズや対策法を紹介してきましたが、ひとつひとつの効果があまり感じられない場合でも、併用することで格段に結露は軽減できます。
水回りの換気扇を回したり、部屋の温度を上げ過ぎないようにしたり、洗濯物の室内干しを控えたり、窓をこまめに開け空気の入れ替えをしたり、普段の生活で気を付けれることもたくさんあります。お金をかけなくても、身の回りにある新聞紙や食器用洗剤でも結露対策ができることがわかりました。
結露というと部屋がジメジメとして嫌なイメージですが、「結露吸水シート」で窓を可愛くデコレーションしたり、「断熱シート」を使えば暖房効果も上がり省エネになることがわかりました。今年の冬は手軽に結露対策をして快適に過ごしましょう。
初回公開日:2017年10月19日
記載されている内容は2017年10月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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